【緊急報道・放送確保】
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どこでも利用できる!
衛星回線を用いた簡易監視・制御装置
- 概要
- 2016年に発生した熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇のTV・FM中継局の停波に備えるため、NHKでは非常用送信車でバックアップ対応を行いました。バックアップは24時間体制で対応し、現場の職員に夜通しの監視や2次災害のリスクなど大きな負担を強いることになりました。この経験から無人で非常用送信車の長期運用を可能とするシステムの開発に取り組みました。
一般の無人放送所で使用されている監視・制御装置は地上携帯電話回線を利用しています。そのため地上携帯電話回線が繋がる環境での運用に制限されてしまいます。本システムは場所的な制約のない衛星回線を用いることで災害時でも安定して運用できるように開発しました。 - 特長
- ・衛星回線を用いているので、どこでも運用可能!
・VPN 設定によるセキュリティ強化
・接点信号による監視・制御動作 (監視:16, 制御:8)
・専用アプリケーション
協力:(株)ドコモCS九州/コムコ(株)