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放送所の震度情報を全国一括で“見える化”!
緊急点検ナビゲーター
- 概要
- 大規模地震が発生した際、放送所の緊急点検を実施しています。今回、地震発生時に放送所の震度情報を地図上で“見える化”し、さらに “点検優先順位リスト”を表示するシステムを開発しました。これにより、緊急点検を的確にナビゲートし、放送所の被害を迅速に把握できるようになりました。
- 特長
- 気象電文内の詳細な震度情報*を用いて、約3,000ある放送所ごとの震度情報を算出するため、的確に緊急点検対象を決定できます。さらに、地震後5分以内でナビゲートの準備ができるので、迅速な対応を可能としました。
- 今後の展開
- 全国のNHKで利用できるようにシステムを構築しています。また、地震だけではなく豪雨や台風などの災害についても“見える化”できるように準備を進めています。
*詳細な震度情報
気象庁などが日本国内に約5,000箇所に設置した震度観測点での震度情報
- 活用事例
- 2017年7月11日 最大震度5強 鹿児島湾地震での緊急点検
通常、鹿児島市の震度は「最大震度5強」としか公表されません。しかし、緊急点検ナビゲーターは「南部が5強で、北部が4」と判断し、南部にある放送所から優先的に点検するようにナビゲートしました。
広島放送局