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石川

ハヤブサひな5年連続 石川県庁で今年も5羽 

ふ化したひなと親鳥=石川県庁で(石川県自然環境課提供)

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 石川県庁舎高層階のベランダに営巣しているハヤブサのひなが、ことしも5羽生まれた。ひなの誕生は2014年から5年連続。真っ白い羽毛のひなたちは、親鳥に包まれながら身を寄せ合っている。6月ごろに巣立ちする。

 今年は3月初旬ごろから産卵し、今月21日ごろから順次ひなが誕生。24日に5羽目が生まれたのを職員が確認した。

 県自然環境課によると、ハヤブサは海岸近くの断崖に巣を作る習性がある。福井県自然保護センターの専門家による指導を受け、ベランダに砂を敷いたり、窓のブラインドを下ろしたりと、営巣環境を全面的にサポートしてきた。

 同じペアによるひなは14年に初めて3羽ふ化した後、15年は4羽、16年以降は5羽と増加。5羽のひなが続けて誕生することは全国的にも珍しいようだが、相性の良さに加え、餌が豊富で、外敵も少ない環境が好影響をもたらしているとみられる。

 ひなの様子は県ホームページでも紹介している。 (田嶋豊)

 

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