安倍首相続投“望ましい”73% 不可解なロイター調査の実態
「安倍首相続投『望ましい』73%」――。ロイター通信の調査結果に、ネトウヨ、安倍シンパ、右翼メディアが大ハシャギしている。ロイターが資本金10億円以上の企業に調査した結果、なんと、73%が「安倍首相の総裁3選が望ましい」と答えたという。ツイッターには、<さすがロイターはマトモか。日本のメディアとは違う>と喜びのコメントが書き込まれている。
しかし、ロイターの調査に対して冷静な識者から「おかしい」と疑問の声が上がっている。“英文”と“日本文”の中身が違うというのだ。たとえば、英文では調査対象は“542社”となっているのに、日本文では“400社”となっている。さらに、英文では実際に調査したのは「日経リサーチ」と明記されているのに、日本文では表記されていない。もし、調査したのがロイター自身ではなく、日本企業だとすると、ちょっとニュアンスが変わってくる。イタリアのブランド服を買ったのにタグを見たら「メード・イン・チャイナ」だったようなイメージか。