山形、山梨両県で20代の女性3人に性的暴行を加えたとして、強姦致傷などの罪に問われたNHK山形放送局の元記者弦本康孝被告(29)=懲戒免職=の裁判員裁判で、山形地裁(児島光夫裁判長)は25日、懲役21年(求刑懲役24年)の判決を言い渡した。
被告は一貫して無罪を主張していたが、児島裁判長は3件いずれも被告の犯行と認定した。
公判で検察側は「常習的な犯行で反省の態度がなく、再犯の恐れがある」と指摘。弁護側は現場遺留物のDNA型が被告のものと一致したとする検察側の鑑定結果について「疑問があり証拠として適切でない」と批判していた。
【共同通信】