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 米AT&Tは2018年4月20日、同社の5G商用化推進に向けた取り組み「5G Evolution」を新たに全米117カ所に展開したと発表した(ニュースリリース)。これで5G Evolutionのサービス対象地域は全米141カ所に拡大した。5G Evolutionではピーク速度400Mビット/秒と、それまでのLTE通信速度の2倍の高速通信を提供する。

 一方で、LTE-LAA(Licensed Assisted Access)を利用可能な場所も新たに3カ所加わり、全米7カ所でLTE-LAAサービスが使えるようになった。ピーク速度理論値で1Gビット/秒を実現する。これらのサービスは、韓国Samsung ElectronicsのGalaxy S8、S9、S8+、S9+、Note8、S8 Active、韓国LG ElectronicsのV30、米Motorola MobilityのMoto Z2 Force Editionなどで使える。

 一連の取り組みは、2018年初頭に発表した同社事業計画に基づくもの(関連記事)。現在、ミリ波帯での5G固定無線サービスのフィールド試験も成果を挙げており、今後、これら技術を提供することで、ユーザーエクスペリエンスを強化し、全米で移動通信の5G化を加速していくとしている。

 同社は、2018年中に、LTE-LAAサービス可能な場所を24カ所に、5G Evolutionを500カ所にそれぞれ拡張する予定。