匿名や、晒してまえ。


アホはいるものだ。

僕らは長きにわたって現場・スタッフの困窮を訴え続けてきた。
そしてICOなど、その固着した仕組みを激変させる新たなスキームを模索し、アナウンスし続けている。
『薄暮』においても、DEBUの頑張りで、少ない予算の中できるだけ均等に、特にアニメーターに篤く予算が届くよう、四苦八苦の工夫をしている。


それでもアホはいる。
何描いてるか解らない、精神異常者の描く絵のような落書きを描き散らして逃げる者、そもそも絵を描く気もないの?という、めちゃくちゃテキトーな絵を上げる者。
Twitterの言葉尻だけで脊髄反射で怒り出す者。

そんなクリエイターを護る気は毛頭ない。

そう言えば大地さんとの飲みを思い出す。
「日本アニメーション監督協会」作りましょうよ!と提案したら、即断られた。
「だってそんなの、ダメな演出・監督がのさばるだけだ!」

その通りだと思う。

昨日もTwitterで、その辺の皮肉を書き連ねたら、プロデューサーや監督の項はそんなリアクションもなかったのに、アニメーターの項だけが、
「俺のことかー!!」
と、また例によって噛みつく輩が出てきた。
誰を指している訳でもないのに。

これぞ弱者ファシズム、俺達はアニメーターだ!弱者だ!だから誰一人として、一言もディスるな!!という心理の顕れなのだろう。
そして後ろめたい部分もあっての過剰反応なのだろう。


改めて言っておく。僕は落書きしか描けないアホまで護るつもりはない。
脳味噌を持たず僻み根性だけで生きている人間も相手にしない。


ていうか、お前のその発想が業界をダメにしてるんじゃないのか?煽りでも皮肉でもなく、ガチでそう訴えておく。

やっぱりアニメに自浄作用はないのかも知れない。大地さんの言う通り。