骨盤前傾を意識したランニングフォームを身に付けよう

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前回のブログで中高年がサブスリーを達成するには、

効率の良いランニングフォームを身に付けることが大切だと伝えましたが、

実際にどの様なことに注意して理想のランニングフォームを身に付ければ良いのか？

 

実は、私がランニングフォームで注意をしているポイントは、たった2つです。

一つ目はランニングフォームの注意ポイント【骨盤の前傾】この一点のみです。

 

そして二つ目は、着地に関する注意ポイントで、【着地の位置は体の重心の真下で着地する、

決して体の重心より前で着地しない】ことです。

 

私は、普段のランニング中もレース中も、基本的にはこの2つのポイントしか

注意していません。

 

この2つのポイントさえ守れていれば、理想のランニングフォームから大きく

外れることはありません。

 

注意ポイント 一つ目の【骨盤前傾】この骨盤前傾のランニングフォームが出来ていると、

体は自然に前に進む推進力を得ますし、骨盤を前傾させるためには、いやでも腰高フォーム

になってしまいます、また骨盤を前傾させようとすると自然に胸も張ります（背中は伸びる）

ので肩甲骨が前後に動きやすくなり、結果として骨盤も連動して動きますのでストライド

も伸びてきます。

＊ランニングフォームの注意ポイントの殆どが自然と出来てしまいます。

 

 

ところで、 あなたは、普段【骨盤前傾】を意識していますか？

意識している方も含めて、注意して頂きたいのですが、骨盤前傾と体の前傾を勘違い

しておられる方が大変多いことです。

 

普段のランニングやレースなどでもよく見かけますが、本人は前傾姿勢のつもりで走って

いるのだと思いますが、体だけ前傾していて、骨盤は後傾になっている方をよく見かけます。

 

一般的な勘違いですが、ランニングフォームの前傾姿勢と言う意味を、上体の前傾姿勢と

思っていらっしゃる方が大変多い様に思います。

 

その原因は初心者用の指導書にあるのではと思っています。

 

私もマラソン練習を始めた当初　参考にしましたが、殆どの指導書には

初心者へのランニングフォーム指導の最初の頃に、直立した状態から

体を前に倒していくと自然と足が前に出る、これが走る基本動作のように書かれているので

走るときは体を前傾させると覚えてしまったのではないかと思っています。

 

実際は直立姿勢で骨盤が立った状態から体を傾けるので骨盤が前傾し自然と足が前に

出ているのですが、指導書には骨盤のことが書かれていないので、誤った理解を

されている方が多いのだと思っています。

 

更に注意して頂きたいのは骨盤の後傾とは逆に骨盤前傾を意識しすぎるあまりに

腰が逆反りになっている方も時折見かけます、

 

このランニングフォームは腰を痛める原因になりますので早急に改善しましょう。

 

骨盤後傾は腰が落ちた状態です、いくら体だけ前に傾けても　これでは推進力を

得ることが出来ずスピードは出ませんし、前に進むのに足の力に頼って走るので疲れます。

 

あなたは、骨盤前傾のフォームになっていますか？

私が見るかぎりでは骨盤前傾で走っているランナーは　そんなに多くないです。

 

【骨盤前傾】言葉だけでは判りにくいですよね。

この絵が判りやすいかな。

骨盤後傾の人は上半身のみ前傾しています。こんなランニングフォームのランナー

結構見ますよね。

それから、骨盤前傾を説明しているサイト　こちら　がお勧めです。

 

サブスリーペースで走っているランナーにも骨盤前傾になっていないランナーが大勢います。

骨盤前傾が出来ていないランナーの特徴は、後ろから見てお尻の筋肉が使われていません。

 

また、登り坂になるとペースが落ちたり、息が上がったりするランナーの大半は骨盤前傾が

出来ていないランナーですね。

 

お尻の筋肉や、ハムストリングスが使えないので、脚力に頼って走ってます。

これでは登りは辛いですよね。

 

ランニング雑誌などでよく書かれている、お尻で走る、や大きな筋肉ハムストリングスを使う

と言ったフレーズのフォームは骨盤前傾が前提です。

 

ちなみに、私が直近で参加したフルマラソンは　2015京都マラソンですが、

ゴールした後に一番痛かったのは、お尻の筋肉痛、その次がハムストリングス、

そして、ふくらはぎが少し痛いかな程度でした、その他にはどこにも違和感は

ありませんでした。

 

骨盤前傾と体の重心の真下で着地する、この二つを意識して走ると

必然的に、体の後ろ側の大きな筋肉を使って走るようになります。

 

効率の良いランニングフォームの基本は、体の後ろ側の大きな筋肉を使って走る事です。

＊ちなみに、足の前面の筋肉はブレーキをかける筋肉、後ろ側の筋肉は推進する筋肉です。

 

今回は、骨盤前傾について説明させていただきましたので、

次回は、2つ目のポイント　着地位置について説明させていただきます。

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 - ランニングフォーム, 練習方法 ランニングフォーム, 骨盤前傾