最適ピッチに必要なストライドは?
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マラソンで目標のタイムを達成するには、無理なくリズムに乗れるピッチを
身に付けることが大事だと、お伝えしましたが、
リズムに乗って無理なく走れるピッチと言うのは、そのランナーにとって、
最もエネルギー消費の良いエコ走法になっているはずです。
ですからリズムに乗って走れるピッチを身に付ければ、42.195キロを一定のスピードで
走りきることもそれほど困難なことではなくなってきます。
しかし、ピッチに対するストライドが目標タイムに必要なストライドに達していなければ、
目標タイムを達成することは出来ません。
これは、いくらスピード練習で絶対的なスピードに余力が出きたとしても
目標達成は無理だと思います。
絶対的なスピードが必要なのは、マラソンの目標タイムに対するスピードへの余裕を
持たすことで、主に心肺機能と筋力の余裕を意味しますが、
いくら心肺機能と筋力に余裕が出来ても、長時間走り続けられるリズムのスピードが
目標タイムのスピードよりも遅くては、目標を達成することは出来ません。
【私のマラソン記録の実例で説明します】
私が52歳のとき、(ヒールコンタクトのフォームでした)サブスリーを達成した際の
ピッチとストライドは、ピッチ185xストライド135cm タイムが2時間56分38秒でした。
そして、故障克服のためにフォームを改良し、望んだ昨年のマラソンの際の
ピッチとストライドは、ピッチ185xストライド130cm タイムが3時間2分41秒でした。
その差 約6分ピッチ185でフルマラソンを3時間で走る場合の ストライド5cmでの
移動距離は約1.6キロですから、ほとんどタイム差が示す値と同じです。
*ちなみに双方のレース参加時の絶対的なスピードは同じくらいでした。
(全力走の際は必然的にフォアフット走になるのでフォームの違いによる
スピードの差はありませんでした)
以前のブログ 【目標達成のための ピッチとストライド】でも説明しましたが
それぞれの目標タイムに対する必要なピッチとストライドの関係は次の通りです
【目標サブスリー】
・ピッチ 170の場合 ストライド139cm
・ピッチ 175の場合 ストライド135cm
・ピッチ 180の場合 ストライド131cm
・ピッチ 185の場合 ストライド127cm
・ピッチ 190の場合 ストライド124cm
・ピッチ 195の場合 ストライド121cm
【目標サブ3.5】
・ピッチ 170の場合 ストライド118cm
・ピッチ 175の場合 ストライド115cm
・ピッチ 180の場合 ストライド111cm
・ピッチ 185の場合 ストライド108cm
・ピッチ 190の場合 ストライド105cm
・ピッチ 195の場合 ストライド103cm
【目標サブフォー】
・ピッチ 170の場合 ストライド104cm
・ピッチ 175の場合 ストライド101cm
・ピッチ 180の場合 ストライド98cm
・ピッチ 185の場合 ストライド96cm
・ピッチ 190の場合 ストライド93cm
・ピッチ 195の場合 ストライド91cm
これはあくまで理論上の最低限の数字ですので、実際のマラソンレースを考えた場合
疲労による落ち込みや、上り坂、向かい風などの減速要因も考慮して、
+5cmm以上のストライドは確保したいですね。
ではマラソンの目標タイム達成に必要なストライドを確保するため
現在のストライドから伸ばすにはどういう取り組みをすればよいのか?
次回はストライドを伸ばすための要因について
紹介させていただきます。
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練習方法 ストライド, 最適ピッチ, 目標タイム