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クラブの著作権侵害で仮処分執行 JASRAC「全国で初めて」と発表

DJやカラオケなどで無断利用

日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月24日、広島市中区のダンスクラブ「LEOPARD」による著作権侵害に対して、全国で初めて裁判所の命令による仮処分が執行されたと発表した。

ターンテーブルなど「封印」

JASRACによると、LEOPARDは2014年12月の開業以来、DJやVIPルームのカラオケなどで、JASRACの管理著作物を無断利用してきたという。

JASRACは2017年12月、経営者らを相手取って、広島地方裁判所に管理著作物の利用禁止や、音響機器などの執行官保管を求める仮処分の申し立てを行った。

金額面などで両者が和解に至らなかったため、広島地裁が仮処分命令を出し、4月23日付で執行された。ターンテーブルやスピーカー、アンプなどの機器が、使用できないように「封印」されたという。

「社交場」2割5分が未払い

クラブでの音楽利用に関しては、曲ごとに支払う個別許諾と、面積や料金、営業日数などに基づいて金額を定める包括契約の仕組みがあるが、LEOPARDではいずれの方法でも支払っていなかった。

JASRACは現在までの未払い額を「900万円以上」と算定している。

JASRAC広報部は「クラブやライブハウス、バーなどの『社交場』のうち、2割5分が利用許諾契約の手続きをしてただけていない。これまでも手続きについて案内してきたが、今後も引き続き取り組んでいきたい」と説明している。


Ryosuke Kambaに連絡する メールアドレス:ryosuke.kamba@buzzfeed.com.

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