毎日コツコツ英語を勉強してるのに英語が話せない単純な理由
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みなさんこんにちは、留学カウンセラーのぶっちです。
英語勉強していますか?毎日コツコツと勉強していますか?
この「コツコツ」という言葉は、親や学校から推奨されてきたこともあり、みなさん良いものとして認識していますよね。
実際、コツコツと何かに取り組むことのできる人は素晴らしいと思います。それだけで、自分の夢に大きく近づくことができるでしょう。
でも今日は、本当にそれだけでいいの?っていうのを問題提起させていただきたいと思います。
僕が考えるには、「コツコツ」は「ドカーン!」の後にする必要があるんじゃないかなと。
この記事で、「コツコツ」と「ドカーン!」の関係についてお話させていただきますね。
毎日コツコツ勉強しても、英語は話せるようになりませんよ
↑最初からちょっと煽ってみました(笑)。
でも、ある意味本当だと思うんです。
英語初心者の方がコツコツと英語学習を続けていって、本当にそれで英語が話せるようになるかは分からないんですよね。
例えるならばこんな感じです。
今日あなたはピアノを始めました。まったくの初心者です。
そしてこれから毎日30分、コツコツと練習します。
すると、2~3か月もすれば何か1曲弾けるようになっているでしょう。
その後も頑張って練習し、1年もすると、さらに何曲か弾けるようになっているでしょう。良かったですね。
でもそこであなたは思うのです。
「坂本龍一みたいに弾けるようになりたいのに、全然近づいていない!いつになったらそうなるんだ??」と。
「コツコツ」だけでは行きづまる
このケースでも、確かに上達はしています。まったくの初心者が、1年後には何曲か弾けるようになっているのですから大きな進歩です。
でもこの人は、坂本龍一みたいに弾きたいという理想の自分と、1年間練習してきたのに全然そのレベルに到達していない自分とのギャップに苦しむのです。
「あ~~どうしたらいいの・・・やっぱり私には無理なのかな?」
悩んでしまいますね。
英語の勉強もこれとまったく一緒です。
1年間毎日勉強したら、街中で外国人になんとか道を案内できたとか、Facebookに初めて英語で投稿できたとか、それくらいにはなれるかも知れません。
でもそこで、「やったー!伸びてる!このままがんばろ~!」って思えますか?
思えるのであればいいと思います。ぜひそのまま続けていって下さい。
でも、多くの人はここでこう思っちゃうんですよね。
「外国人に囲まれてペラペラと英語を話したり、字幕なしで映画を見れたり、ニューヨークタイムズなんかをカッコよくカフェで読みたいのに、全然そんなレベルに達していない!というか達する気配すらない!」と。
分かりますよね、この気持ち。
そして英語の勉強を辞めてしまいます。
もったいないですよね。。。
最初に「ドカーン!」が必要
なんだ、ウチの親も学校の先生も「コツコツと勉強しなさい」と言ってたのに、コツコツ勉強しても英語話せるようにならないじゃないか!って思いますよね。
でもこれ、何がいけないかって言うと、最初の「ドカーン!」が抜けてるんです。
最初にドカーン!と勉強して、ある程度のレベルまで一気に行って、その後コツコツとやっていくといいと思うんです。
さっきのピアノの例でもそうです。最初に数か月、狂ったように練習してからコツコツに移行するといいんですよね。
私は高校時代、狂ったようにギターを弾いていました。しかも左手の小指の強化とか、右手のピッキングのスピードアップのトレーニングとか、つまらない基礎ばっかです。そればっかりやってました。
おばあちゃんはよく、「曲は弾かないの?」と言っていました(笑)
そこを鍛えれば後から何でも弾けるようになると、どこかで気づいたからなんですよね。その結果、僕より先にギターを始めていた友達よりも短期間ですぐに上手くなれましたし、始めて1年半くらい経つ頃には皆に一目置かれるようになっていました。
英語も同じで、最初にドカーン!とやる必要があるのです。
留学はドカーン!の最たる例
私は英語に関しては、留学したことが「ドカーン!」でした。
というか、それまで日本で英会話に行ったりラジオ講座聞いたりしてみたんですけど、全然伸びないんですよね。そして伸びないからつまらない。
でも、留学中は英語の勉強が本当に楽しかったです。必死だから、夢中だったと言った方が正しいですかね。
だって、留学初期の頃は英語ができるかどうかは死活問題です。マクドナルドでハンバーガー1つ注文するのも、「なんて言えばいいんだろう?」って真剣に悩んでましたし、「アメリカ人はどうやって注文してるんだろう?」なんて聞き耳を立ててました。
語学学校に行っている間は学校の勉強の他にも単語帳を覚えたり音読をずっとしていました。
大学に入ってからはさらに強烈になり、「ドカーン!」の後に「バターン!」という言葉が付くくらい頑張っていました(笑)。
でも、そこまで頑張ったから、ある程度のレベルになれたんだよな、と思います。(自分的にはまだまだ全然納得してませんが。。。)
そして、ある程度のレベルまで行ったからこそ、今コツコツと勉強するのが心地よいんですよね。
24時間英語漬けになることの大切さ
私はアメリカの大学に行きましたから長期留学でしたが、多くの人は数週間~数か月の留学だと思います。
「そんな短期間じゃドカーン!と言ってもたかが知れてるのでは?」と思うかも知れませんね。
でも、留学された方の多くが、「1か月もすると、英語が聞こえるようになってきた」ということを言われます。
それってすごくないですか?1か月でリスニングができるようになるんです。
本屋さんに行けばリスニングの教材はたくさん売っていますから、リスニングに悩んでいる人が多いことが分かります。相手の言っていることが分からなければコミュニケーションが成り立ちませんからね。その悩みを1か月の短期留学で解消することができるなら、それってすごいですよね。
でも、1か月日本で頑張ってリスニング練習してもそこまでは伸びないと思います。ドカーン!の具合が弱いんですよね。
留学すれば、先生、クラスメイト、ホストファミリー、お店の人、バス停で話しかけてくる知らないおじさんまで(笑)、話は全部英語です。すると聞き取ろうとする必死さが違います。
そしてそんな必死な日々を過ごしていると、ある一定の閾値を越えるんでしょうね。気づいたら聞き取れる状況になっています。
リスニングはこの効果が出るのが早いです。リーディング、ライティング、スピーキングなどはもっと時間が掛かりますが、メカニズムは同じです。
だから、ある一定の基準まで一気に到達できるかどうかが重要なんだと思います。
だったら、そこまで一気に行く方法を考える必要がありますし、留学はもちろんその一つですよね。
飛行機を離陸させよう
これは、飛行機が飛び立つ時と同じです。
時速50キロで滑走路を走っていてはいつまで経っても飛び立てません。飛行機が飛び立つには、滑走路では猛烈な勢いで進む必要がありますよね。
そして一度大空に飛び立ったら、後はスイスイ~っと行きます。このスイスイ~の所にたどり着いたら、ここでようやくコツコツ型に切り替えましょう。
コツコツと滑走路を走っていたら滑走路の終わりにたどり着いちゃって、「あぁ、アメリカに飛びたいのに全然進んでないじゃん。。。もうダメだ。。。」となってしまいますよ。
まとめ
まず最初に「ドカーン!」、その後に「コツコツ」です。ここを間違えちゃいけないんですね。
これは英語だけじゃなくて、ピアノとかその他色んなことに当てはまると思うので、意識しておくと良いと思います。
さぁ、あなたはどうやって「ドカーン!」と行きますか?
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