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ギロチン

2018-04-23

オタクとネトウヨとヘイトの関係性Add Star

今バズっているオタク差別なんちゃらかんたらって、オタク差別は実在するか?が問題なのではなくて、オタクカルチャー内部に存在する、レイシズムミソジニーが問われているのである。例えば、オタク系のまとめサイトをざっと見ても、ネトウヨ的な言動カジュアルに飛び交っているのは一目瞭然であろう。

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http://yaraon-blog.com/archives/126499


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http://blog.esuteru.com/archives/9098454.html


また、過去には『ラブライブ!』に、日本人と韓国人のハーフの出演者がいるのを揶揄して、ライブ中に観客がキムチを食べたりかぶったりする事件があった。

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http://yaraon-blog.com/archives/68779


それだけではなく、アニメ版『さくら荘のペットな彼女』にて、原作ではお粥になっている箇所がサムゲタンに改変されたのをうけて、ネットが大炎上する事件もあったし、それに便乗した同人誌頒布されていた。

「ニコニコ大辞典:さくら荘のペットな彼女原作改変問題」

「NAVERまとめ:突然おきた「サムゲタン」ステマ騒動。アニメやテレビ、芸能人まで参加か?」

「J-CASTニュース:原作では「おかゆ」を「サムゲタン」に改変 人気アニメ巡り「なぜだ」と大炎上騒ぎ」

「ROCKETN NEWS24:同人誌『サムゲ荘のキムチな彼女』に韓国人ブチギレ! PSYが女子高生を暴行してキムチを食わせる」

↓その同人誌の一コマ。PSYらしい人物が原作のキャラクターを暴行しているシーン。

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無論、露骨な差別だけでなく、自衛隊異世界無双する『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』とか、ネオリベ的な弱肉強食の自由競争至上主義思想を煽った『まおゆう』とか、超軍事魔法国家化した日本で良家出身のエリート士官候補生兄妹が活躍する『魔法科高校の劣等生』といった作品が、オタク内部の批判も大きかったにせよ、いずれもヒットして一時代の築いていたと思う。あと、忘れていはいけないのは、淫夢みたいなホモフォビアが公然とまかり通っているのもね。


流石にオタクカルチャーにおけるネトウヨネオリベブームは既に下火となっているが、それでも他のポップカルチャーと比べても、オタクカルチャーはかなり目立つ形で(時流に合わせるように)ネトウヨ的なものやナショナリズムを取り入れてきたように思う。もちろん、ロックやヒップホップレゲエにも排外主義ミソジニーホモフォビアはあれども、それでも、10年代後半の非日本語ロック的な流れとか、ヒップホップでもBADHOPみたいに、海外のシーンと鎖国的な日本の中で揉まれながらグローバルな普遍性足掻き求めているのと比べても、オタクカルチャーは(アイドル周辺も込みで)あまりにも内向きで、日本スゴイ!的な傾向が強いといえるだろう。その最も醜悪な形態が、リオオリンピック閉会式での、マリオとかソニックが出てきたあの引き継ぎパフォーマンスであろうよ。


たしかに宮崎勤事件以降、メディア世間のバッシングから、オタクが自分でオタクであることのアイデンティティを理論的に自己証明しなければならない状況が20年ぐらい続いたのはたしかだと思うし、一部の嫌韓キモオタや、東浩紀に影響を受けたようなインテリレイシストの振る舞いが、無関係な所にまで飛び火して迷惑を被っている人がいるのはあると思うけど、それでも、レイシズムミソジニーホモフォビアみたいなものが、オタクカルチャーに固着して不可分のものになっているのは、否定できないと思うんだよね。もちろん、それはどのカルチャー内部にもあることだが、でもオタク内部の相互批判も、まだまだ希薄だと思うし、それらを無視して、オタク差別だ!とか声高に主張するのは、ちょっと筋悪じゃなかろうかと。

※ちょっと追記:

例えば宇野常寛の旧第二次惑星開発委員会では、オタクの負の要素として既に嫌韓が付与されていたことからもわかるように、まとめサイト在特会がメジャー化する以前から、既にオタクヘイト親和性は認知されていたのである。(『嫌韓流』の出版が2005年』)

Internet Archivesに残っている残骸からスクショした『高田馬場探偵局』内の注釈↓

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