どうも夏鎖芽羽です

さて、今回は久しぶりの企画もの記事ということで角川スニーカー文庫からデビューした新人作家さんを紹介していきます!角川スニーカー文庫はここ1年くらい自分にぶっ刺さる新人作家さんが多くてそろそろ紹介したい!と思ったので企画した次第です!これからラノベ界を変えるような逸材ばかりなので、これを機にぜひそれぞれの作家さんの作品を手にとってください!それではいってみましょう!

条件
・2017年1月以降にデビューした作家さん
・角川スニーカー文庫で商業デビューしている作家さん
・作家さんの情報はTwitterなどから
・今回は作品というよりも作家さんにフォーカスしているのでその辺り悪しからず…
・一部敬称略です
・もし間違いなどあればコメントやTwitterで教えてください

大澤めぐみ
多分今日まで続くスニーカー文庫の一風変わった作品・作家さんの一つ源流といってもいいのではないでしょうか?いや違いますかね?カクヨムからの書籍化作品である「おにぎりスタッバー」でデビュー。もうとにかくすごいとしか言いようがない作品でしたね。ぎっちりと詰められた文字。現実と虚構が混ざりあいそうで合わないような不思議な読書体験。大澤めぐみさんのTwitterも時々見に行くんですけどやっぱりこの作者さんにしてこの作品あり!という感じですね。はい。「おにぎりスタッバー」を発表後は続編である「ひとくいマンイーター」青春群像劇の「6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる」と現在スニーカー文庫では3作品を発表中。ページ全てが文字で埋められた世界をぜひ体験してください!
「おにぎりスタッバー」紹介記事↓
http://blog.livedoor.jp/you1869/archives/1063629155.html


6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる」紹介記事↓



橘ユマ
第1回カクヨムWeb小説コンテストのミステリー部門で大賞を受賞しデビュー。ミステリ界では有名な京都大学推理小説研究会に所属しているようですね。デビュー作の「うさぎ強盗には死んでもらう」は群像劇スタイルのミステリでこれはすごい作品が出てきた!と興奮しましたね!多分ミステリファンも納得の作品なのではないでしょうか?現在スニーカー文庫では「うさぎ強盗には死んでもらう」の1作品が発売中。またスニーカー文庫からミステリ出して欲しいですね…もう一度「うさぎ強盗には死んでもらう」みたいなワクワクする群像劇テイストのミステリが読みたいです!
「うさぎ強盗には死んでもらう」紹介記事↓
http://blog.livedoor.jp/you1869/archives/1063688566.html



零真似
第21回スニーカー大賞で優秀賞を受賞し「まるで人だな、ルーシー」でデビュー。零真似さんもまた強烈な印象を残した作家さんでしたね…とにかくすごいとしか言いようがない破壊力抜群の文章。極彩色で彩られた世界は超強烈で脳が揺さぶられました。読んでいて自分と物語の境界線がなくなるようなそんな感じがします。ポエミーでキャッチーな不思議な世界観はハマる人にはハマること間違いなしです。現在スニーカー文庫からは「まるで人だな、ルーシー」1、2巻と「いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ」が発売中。読んだら忘れられない。そんな作品を書く作家さんです
「まるで人だな、ルーシー」紹介記事↓
「いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ」紹介記事↓



トネ・コーケン
カクヨムからの書籍化でデビュー。スーパーカブとそれに乗る女子高生を描く「スーパー・カブ」はコミカライズもされていて順調に人気作家さんの道を歩んでいますね。「スーパー・カブ」は1巻、2巻とも40を超える連作掌編のスタイルで主人公の小熊とカブのささやかな日常と成長が描かれます。日常系というよりは生活系とでもいう感じであまり会話がない文章も特徴的です。カブへの愛と意外とパワフルな高校生を淡々とでも温かさやリアルを感じる文章は多分トネ・コーケンさんにしか書けないのではないかと思います。現在は「スーパー・カブ」がスニーカー文庫から2巻まで発売中。来月には最新3巻も発売しますよ!
「スーパー・カブ」紹介記事↓

石山雄規
第22回スニーカー大賞で優秀賞を受賞し「パンツあたためますか?」デビュー!同い年と知って随分驚きましたね…これが名古屋の二十歳ですよ…デビュー作の「パンツあたためますか?」は滝本竜彦さんを彷彿とさせる痛い暴走系青春もので、実際滝本竜彦さんからも推薦もらってましたね。冴えない大学生の鬱屈とした閉鎖的な感覚と環境はすごく共感できますね。すごく輝いているようで実はすごく痛い青春ものを書けば多分トップクラスなのではないかと思います!現在スニーカー文庫からは「パンツあたためますか?」が2巻まで発売中。次はどんな作品を出すのか楽しみです!
「パンツあたためますか?」紹介記事↓

うさぎやすぽん
第22回スニーカー大賞で特別賞を受賞し「死にたがりビバップ」でデビュー!ラノベ界の至宝と呼ばれるヤスポニウム100%な作家さんです(ヤスポニウムが何かは未だに判明していません)彼女にフラれ大学を留年するというコンボが一時期話題?になりましたね…まあラノベ作家は全員美少女なので大丈夫ですよ。多分。何が大丈夫かは知りませんが…まあそんなことはともかく作品はすごく面白いです!独特の発想と世界観で描かれるコメディ「死にたがりビバップ」バカで熱くて最高のサブカルクソ女が出てくる青春もの「裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。」とうさぎやすぽんワールド全開な作品は読めば心を掴まれること間違いなしです!現在スニーカー文庫からは上述の「死にたがりビバップ」と「裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。」が発売中!未読の方はぜひ読んで一緒にヤスポニウムを感じましょう!
「死にたがりビバップ」紹介記事↓
「裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。」紹介記事↓

空伏空人
第1回カクヨムWeb小説コンテストで特別賞を受賞しデビュー。ゾンビとサメが好きな作家さんです。うさぎやすぽんさんと同じく大学を留年されているんですけど、スニーカー文庫の大学生作家さんは大学を留年しなくちゃいけない決まりとかあるんですかね?(そんなことはないです)ちなみに僕と同い年の方みたいです。デビュー作の「ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 」は吸血鬼の女の子とゾンビの青年のを描く人外×人外の恋愛もの。孤独な吸血鬼の女の子、哲学ゾンビな青年の描き方がとにかく素敵でしたね。現在スニーカー文庫からは「ヴぁんぷちゃんとゾンビくん」が発売中。続きもあるかな?と待っているんですけど…人外恋愛譚が読みたい方はぜひ!
ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 」紹介記事↓



しめさば
カクヨムからの書籍化でデビュー。「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」は今年トップクラスに面白くてこれからがすごく楽しみな作家さんですね!すごくどうでもいいですけど、昔Twitter見たときにくまさんのついた手袋をつけてスーツというツイートになぜかすごく笑いましたw サラリーマンとJKの同居生活は何気ないようですごく温かくて優寂しくて温かくて…揺れ動く登場人物の気持ちが丁寧に描写される文章は素晴らしかったです。現在デビュー作である「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」が1巻まで発売中。重版もされて注目度も高いですね!この機会にぜひ手にとってみてください!
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」紹介記事↓

以上になります!
常に新しい才能が生まれ続けているラノベ界ですが、その中でも特にスニーカー文庫からは面白い作品を書く作家さんが次々と生まれています!どの作品も面白いのでぜひご一読を!

それではこの辺で(≧(エ)≦。)