街を歩いていても、やはり商業的で広告的な人間が好かれているとわかる。
まぁ、何が言いたいかというと容姿がいい人間はいい思いをしているということだろう。
平気で年間休日105日以下だと告げられる。
給料も高いとは言えない。
小売業界は労働条件が過酷と聞いていたが、想定を上回るものだった。
確かにサービスを維持するには、このような状態になるのは当たり前なのかもしれない。
説明会に参加している人間は多いとは言えないが、少ないとも言えない。
ただ、今まで説明会に行ってきたネット銀行など憧れる人が多い企業などとは大きく違うところがあった。
男もイケメンと言われる類の人間がいないし、女は明らかに悪い。
個人的に呆気にとられた。
やはり人気がなく、過酷なものに容姿が悪いと追いやられるということなのだろうかと。
説明会を終えた後、街を歩くと大手に内定取れそうという声が聞こえてくる。
彼氏と歩いている顔がそこそこいい女だった。
彼女は時代の要請にいつだって答えられて、いい思いをできる人間だろう。
セクハラ問題云々いうが、こんな説明会に参加すると大手マスコミに入れて顔が良ければずっといいじゃないかと思ってしまう。
恐らく、セクハラ問題について騒ぐのは容姿がいい人間を中心に人権を守ろうという流れなのかもしれない。
容姿がいい人間は時代がファシズムだろうとネオリベだろうとリベラルだろうと求められるものだ。