Photographer: Peopleimages/E+
顧客面談年300回のノルマをバンカーに要求-UBS投資銀
Patrick Winters、Ambereen Choudhury、Jan-Henrik Förster、Ruth David-
マネジングディレクターは年に250回の顧客面談求められる
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面談回数は厳しくモニター、未達なら幹部から電子メール
スイスの銀行UBSグループの投資資銀行部門では、責任者のアンドレア・オーセル氏と幹部がトップバンカーらにリターン向上を求める圧力を強めている。証券部門の将来を巡る社内議論の一環だと、事情に詳しい関係者が述べた。
関係者によると、それぞれのセクターを監督するマネジングディレクターは年に250回程度、顧客と面談する必要がある。詳細は非公開だとして関係者が匿名を条件に述べた。合併や新規株式公開(IPO)の助言業務では、各国の責任者に約300回の面談を求めている。面談回数は厳しくモニターされており、圧迫感が強まる理由になっていると関係者らが述べた。関係者の1人によれば、目標を達成できないと最高幹部から電子メールでとがめられる。
セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は就任以来、ウェルスマネジメント事業に注力し、同じくメリルリンチ出身のオーセル氏に債券トレーディングなどの事業縮小を任せてきた。オーセル氏が率いる部門では株式と合併助言、引き受けが主要な収入源になっているが、同時に富裕層顧客へのサービス強化を強く求められているという。
UBSはコメントを控えた。
原題:UBS’s Orcel Said to Demand Bankers Hold 300 Client Chats a Year(抜粋)
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