戦後、自衛隊によるクーデター計画があったことを、警察官僚出身の亀井静香前衆院議員が告白した。発売中の保守系言論誌、『月刊日本』12月号に掲載されている。


 この証言は「日本はアメリカの占領下だ」と題するインタビュー記事に収録されたもの。横田基地からの米トランプ大統領入国の承認や臨時国会冒頭での衆院解散など安倍政権の姿勢を批判した後、政治の閉塞感を強調。

 「その結果、これからテロが起こる危険性がありますよ」と切り出した。「今だから言ってもいいと思うが、私が警察庁にいたとき、現職の自衛官によるクーデターがあったんだよ。それを事前にキャッチした」と明かしている。

 記事によれば、理由を告げずに首謀者3人を配置転換することで政変の危機を回避した。その上で亀井氏は、「今ほとんどの若者は政治的に無関心になっているけど、『政治的な発狂者』が出てくる可能性はあるよ」と警告している。

月刊 日本 2017年 12月号 [雑誌]
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