AppleはmacOS 10.13.4 High SierraでChromeをデフォルトブラウザに設定すると、外部アプリからリンクを開いた時にBlankページが表示されてしまう不具合を修正したそうです。詳細は以下から。
Appleが現地時間2017年09月25日に公開したmacOS High Sierraには、”open URL”に対するApple Eventに不具合があり、Google Chromeをデフォルトのブラウザとして設定するとメールやSlackなどの外部アプリからリンクを開いた際にURLが空のBlankページが表示されてしまうという現象がApple Support CommunitiesやGoogleのIssuesで数多く報告され問題となっていましたが、
Leonard Grey
Yes, it’s resolved in 10.13.4, and the dock bounce workaround has been in stable for some time.777863 – Opening http(s) links from other apps opens a blank window/tab after sleeping overnight – chromium – Monorail
GoogleのLeonard Greyさんによると、Appleはこの不具合を2018年03月30日にリリースした「macOS 10.13.4 High Sierra」内で修正したそうで、加えて、Googleはこの不具合がChromeにアップデートがある状態でChromeを利用し続けた場合に発生していたことを考慮して、ChromeにアップデートがあるとmacOSのDockに表示されているChromeアイコンをバウンドさせる機能も導入している(導入中?)そうです。
Appleはこの他にもmacOS 10.13.4で「FAT32フォーマットのストレージに2GB以上のファイルがコピーできない不具合」や「APFS暗号化ボリュームのパスワードが平文のままログに保存されてしまう不具合」、「htopや特定の順序のプロセス実行でシステムがフリーズしてしまう不具合」を修正していますが、
macOS 10.13.4では「4Kなど高解像度の外部ディスプレイでiTerm2やAtom、VS Codeを利用するとマウスカーソルが消える不具合」や「DisplayLinkやDuet Display, Air Displayなどサードパーティ製のディスプレイアプリが利用できなくなる不具合」などが発生しているので、macOS 10.12 Sierraからのアップデートを考えている方は注意して下さい。