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こんにちは、Shin(@Speedque01)です。「ブログやってみたいんだけど続く気がしない」という声をよく聞きます。
ネタが思い浮かばない、誰にも読まれなくてテンションが下がる、などなどいくつか理由はあると思いますが、根本的な理由の一つは「書くのに時間がかかりすぎる」ということなのではないでしょうか。
ぼくは特筆した文章力もエッジの効いた煽りもできないですが、書く速さだけはそこそこあると自負しています。タイトルを与えてもらえれば30分で3000字程度は問題なく書くことができます。
別に自慢できるようなレベルではない気もするのですが、「え、まじで?すごいね!」といわれることがちょいちょいあるため、もしかしたら需要があるのかもしれません。お時間あればぜひ読んでみてください。
自分の心が大きく動いたテーマを選定する
個人的な絶対条件がコレです。
もしかしたら、全く興味がなかったり、今まで考えたこともないようなテーマについても速攻で一記事作り上げてしまうような才能を持っている人がいるかもしれません。が、そんな人はごく一部です。
多くの人は、自分の興味のないテーマについては全然筆が進まないのではないでしょうか。少なくともぼくの場合は、自分の興味範囲外かつ専門知識もないような分野に関して記事を書けと言われたら、たとえそれが2-3000字レベルだとしても数時間かかってしまうかもしれません。
それに、仕事でもないのに誰かからいきなり興味のないテーマを「さっさとかけや!」とぶん投げられたらテンションもやる気もダダ下がりです。
仕事だと、自分の興味があることばっかりしているわけにはいきませんが、ブログだったら話は別です。仕事の中で感じたことでもいいですし、感銘を受けた本や動画でもいい。何か自分の心を大きく動かしたものや、どうしても伝えたいということについて書いてみましょう。そうすれば、止まりがちだったあなたの手が一瞬で動き出すと思います。
※興味があることがない、伝えたいことがない・・・という人はそもそもブログを始めないほうがいいと個人的には思います。興味があることもないのに文章を書く、というのは拷問にも等しいです(つまらない大学の授業でレポートを7000字書け、といわれたことを想像してください)。
興味があることがない、というのは結構マズい状況なので、なるべく多くの経験を積んだり勉強をしたりして、自分のアンテナをできる限り広げ、いろんな分野に興味を持てるように自分をコントロールしていく必要があります。
おおまかな流れを事前に作っておく
人は、正体不明なものを何よりも怖がります。お化け屋敷でも、お化けが出てくる前が一番怖くて、出てしまえば意外と大したことなかったりしますよね。ブログ作成でもこれは同じで、「これから何を書くか自分でもよくわかっていない」という状況だと、まったく筆が進まなくなります。
「とりあえずタイトルは決めて、、、本文のイメージはわかないけど書いてみるか」だと、十中八九途中で記事を抹消する羽目になります。抹消には至らなくても、時間がかかった割には大したことのない内容の記事が出来上がってしまったり。。。。
別に細かいプロットを書きまくる必要はないです。しかしながら、タイトルと見出し3つ分ぐらいは事前に決めてから書き始めましょう。そうすることで、「何を書こうとしているかわからない、怖い!」という状況を回避することができます。
ぼくもこの記事を書くときに、ささっとメッセージと見出しを明確にしてから書き始めています。そうしなければ、おそらく途中で筆が止まり、「どうしよっかなー」と考え込んでしまっていたことでしょう。
見出しが決まっていれば、想像以上に速く文章を書いていくことができますので、ぜひ試してみてください。
豊富な具体例を使う
根も葉もないこといいますが、実は伝えたいメッセージって数行で書くことができちゃうものです。この記事も、メッセージだけに絞れば4行ぐらいになっちゃうでしょう。
文字数がなかなか稼げない人は、メッセージを書くことだけに注力してしまっていて、具体例を使えていない傾向にあります。もちろん、核となるメッセージを伝えることは大事ですが、それは具体例を使わないこととイコールではありません。むしろ、どうしても伝えたいメッセージがあるのであれば、具体例は必須といってもよいでしょう。
人は文章そのままをすっと理解することはなかなかできないものです。具体的な情景、イメージ、そういうものと一緒に伝えてこそ、メッセージは頭の中に残っていくのです。
すべての場合に具体例はいれることは難しいですが、物語性をつけて読者に面白がってもらうためにも、なるべく具体例を入れる工夫はしていきたいですね。
タイマーをセットして自分を追い込む
タイマーって誰が最初に発明したんでしょうね。人の心理をうまく利用した非常に素晴らしい文明の利器だと個人的に思っています。
人は与えられた時間をいっぱいに使うというなんともやっかいな習性があります。
「これ3時間でやってよ!」と言われたら、3時間でやるようにスケジュールを引きますし、「全然時間ないんだ、10分で頼むわ」と言われたらその通りいくように精一杯努力します。
もちろん3時間かけたものと10分だけのものだと、クオリティに違いはあるかもしれません。しかしながら、意外と時間をかけてもクオリティって向上しないものなのです。それよりも、10分とかでササッと作ってしまい、その後他の人からのレビューやセルフチェックによって質を向上させていくほうが、時間もクオリティも担保できます。
ブログのように特に他者から締め切りを設定されているわけではないものについても、タイマーを使って強制的に自分で締め切りを作りましょう。そうすることで、時間に追い込まれる状況が自動的に作られ、作業スピードが圧倒的に上がっていきます。
これはブログだけでなく仕事全般にも当てはまります。
コンサルタントとして働いているときに、ありえないぐらい仕事のスピードが速い人に3人ほど遭遇したのですが、彼らは全員何らかの形で締め切り効果を設定していました。そうすることでその作業自体をタイムアタックゲームとみなし、超スピードでこなしていっていました。
「締め切り効果を作ろう」というライフハックはほとんどすべての人が知っていると思いますが、実際にやっている人はほとんどいません。ただタイマーを設定し、仕事を進めるだけでできるので、ぜひ導入してみてください。
タイマーって普段使いますか?おそらく、カップラーメンを作るときぐらいしか活躍の場がないのではと推察します。しかし、それではあまりにももったいない。あなたは、タイマーを常に使うべきなのです。タイマーを使うことで、先ほどあげた2つの理由は一挙に解決するのですから。
具体的にはこんな感じで使っていきます。
- 朝早く家を出たい:10分のタイマーをかける
- ひとまとまりの仕事をしたい:20分のタイマーをかける
- 今後のキャリアプランを考えたい:15分のタイマーをかける
- 試験勉強をしたい:30分のタイマーをかける
- ブログを書きたい:20分のタイマーをかける
つまり、何かするときには絶対にタイマーをかけること、そしてアラームがなる前にそれを達成することです。
ぼくは、だいたいの場合7分で設定していますね。5分だと短い、10分だと長い。7分だとちょうどいいのです。もちろんこれは人によって違うので、心地よい時間を設定してください。
このタイマーをかけまくる習慣がつくと、あなたの行動が一気に早くなり、生産性が少なく見積もっても3倍以上になります。
「おれは時間に拘束されずに自由にやるんだ!」という人のことを別に止めはしませんが、凡人がいくら時間をかけたところでアウトプットの質はそう変わりません。素直に締め切りを設定し、なるべくサクサクこなしていったほうがいいと思いますよ。
終わりに
この締めをちゃんと書けば3000字いきそうですね、よかったよかった。実は「30分3000字」というのを明確に計測したことはなく、本当にできるのかどうかこの記事を使って試していました。笑
3000字って多いように見えますが、この記事で述べたような工夫をすれば誰でも30分で書けるものだと思っています。
ぜひ、下記4つのコツを意識して30分で3000字チャレンジしてみてください。
- 自分がどうしても伝えたいと思うものについて書く
- 事前に大まかな流れを作る
- 具体例を豊富に使う
- タイマーをセットして締め切り効果を有効に使う
よし、3000字超えた。
追記:この記事が本に載りました!
「ゼロ秒思考」で有名な赤羽さんの本、「アクションリーディング」にて、この記事が紹介されました!!
こちらなどは大変参考になります。
『30分で3000字書くためにぼくがやっている4つのこと』
https://www.outward-matrix.com/entry/20160215191733
この方は、素早く書くために大事なことをとして、次の4つを挙げています。
- 自分の心が大きく動いたテーマを選定する
- おおまかな流れを事前に作っておく
- 豊富な具体例を使う
- タイマーをセットして自分を追い込む
これを行えば、3000字の文章が、誰でも30分で書けるようになる、というわけです。
この方は速いだけではなく、文章が非常に読みやすく、かつユーモアに富むので素晴らしいと思います。このへんになるとセンスが影響するので、どうやってそのセンスを身につけるのか、いつも研究していますが、ブレークスルーがちっともやってきません。
うれしいなー。
アクションリーディング、非常に質の高い読書法の本なので、ぜひ読んでみてくださいね。