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「お祈りさせてください」の怪しい宗教に働き方改革を感じた

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「お祈りさせてください」という怪しい宗教

 「お祈りさせてください」

 

 と街で怪しげな声をかけられたことはありますか?

 

 僕も学生の頃、声をかけられたことがありました。

 怪しいので、もちろんお断りしました。

 しかし、いま思うと、その宗教団体は、10数年以上前に「働き方改革」を既に達成していたのです。

 

 僕の過去の体験談と今感じることを書いていきます。

 

 

「お祈り」の所要時間は長かった

  あれは1990年代。当時の僕に、怪しげなおばちゃんが声をかけてきました。

 

「あなたの幸せを願ってお祈りさせてください。」

 

 当時の僕は今と違って純真無垢でした。無視するのも悪いので、話だけでも聞いてみようと、まずは所要時間をたずねてみました。

 

「別にいいですけど、何分くらいかかります?」

 

「30分くらいです。」

 

 ながっ!

 

 30分といえば、X JAPANの「ART OF LIFE」(29分)よりも長いじゃないですか!

 Ramonesのデビューアルバムの総再生時間よりも長いのです。

 

 

おばちゃんからまさかの駆け引き

「じゃあ、いいです。」

 

 そう言って立ち去ろうとする僕に、そのおばちゃんはまさかの駆け引きを持ちかけてきます。

 

「30秒だけでもいいので!!」

 

 ?!

 

 そんなお祈りのサビ部分だけでいいんですか

 

 レコードからCDになって、曲の頭出し再生が容易になりました。その変化に伴い、聞き手の興味を引くため、出だしがサビの曲が増えたというのは音楽業界では有名な話です。まさか、そのムーブメントが宗教業界にまで到達していたなんて!

 

 これはプロセスを重視するプロレスで例えると(韻を踏んでるみたいになった)、長州力vs安生洋二の5分弱で決着した、あの試合と同じくらいの衝撃ですよ!

 

 そこまでお祈り時間を短縮できるなんて、随分と寛容な神様ですね。そこまで寛容な神様なら、逆に信仰してみる価値があるかもしれません。

 

  

おばちゃんは宗教改革ではなく、働き方改革をしていた

 当初のお祈り時間が30分、そこから30秒への短縮ですから、約98%の効率化ですよ。

 

 僕は社会に出てから気づくのですが、98%の効率化ってものすごいことですよ。同じくらい僕の労働時間を効率化をできれば、僕は長時間労働に至らず、うつ病にならずに済んだものを...。

 

 このおばちゃんは、マルティン・ルターのような「宗教改革」は成し遂げられなかったかもしれません。

 しかし、このおばちゃんは期せずして、1990年代のうちに「働き方改革」を成し遂げていたのです!その10数年後に、日本政府が慌てて提唱する「働き方改革」を、です。ブラック企業という言葉がこの日本に存在する前の出来事なのに!これはすごくないですか?

 

 

というかおばちゃんの見積もり甘過ぎ

 まぁ、これも社会に出てから改めて気づくのですが、このおばちゃんは当初のお祈り時間の見積もり精度が低すぎますね。「この見積もり、ぼったくり!」と罵られても反論できません。

 

 

 僕もプロジェクトマネージャとして、いろんなプロジェクトを見てきました。98%ディスカウントなんて自分の信用をドブに捨てる事と同じなので、提示できないですよ。

 

 結局怪しかったんで、当時の僕も当然、お祈りは断わりましたよ。

 

 

 本当、生きるのってむずかしいですねぇ。