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「ダライラマは既に「チベットは中国の一部」と承認」について 上記の記事で、筆者は田中宇氏の記事などを引用し、「ダライ・ラマは既にチベット独立要求を放棄しており、後、中国政府との対話再開のネックとなっているのは、台湾独立に反対するかどうかの問題だ」というような意味のことを書いた。 しかし、どうも中国政府はダライ・ラマが「チベット独立要求を放棄した」とも認めていないようである。 毎日新聞の記事は次のように書いている。「中国外務省は19日、ダライ・ラマが(1)チベットを中国の一部と認めず、占領された国家と主張している(2)チベットの現行制度を認めず、新制度を画策している(3)中国の国土の4分の1を占める「大チベット区」の構想を堅持している--と指摘。現時点では対話相手としての要件を満たさないとの見方を示した」。 この報道を解説してみるが、まず(1)「(ダライ・ラマが)チベットを中国の一部として認めず、占領された国家と主張している」という点であるが、前にも書いたが、いわゆるチベット亡命「政府」は、清滅亡後の中華民国時代、「チベットは独立国であった」というような主張をしているが、これは全く歴史事実に反しており、チベットを独立国として認めるような国は一つもなかった。 確かに、「独立国であったチベットを現中国政府が占領した」などというのは、チベット独立派の「大ウソ」という他はない。実際、現在なお「中華民国」を自称している台湾当局も西蔵は「自国」領だと主張している。(疑問に思う方は、例えば「中華民国憲法」第26条を参照していただきたい)。 (2)「チベットの現行制度を認めず、新制度を画策している」については、前に書いたとおりである。 (3)「中国の国土の4分の1を占める『大チベット区』の構想を堅持している」については、元々清朝からダライ・ラマの領地として認められた現チベット自治区(西蔵)だけでなく、チベット族の比較的多い青海省などをも、自己の「自治」にゆだねるよう主張していることを指していると思われる。 まあ、ダライ・ラマがこんなことを主張しているようでは、確かに中国政府としても、交渉するだけ無駄であろう。 |
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ダライ・ラマが中国に帰る日
筆者はこの様な意見に反対であるが、今回のチベット暴動に関連して、今年の北京五輪をボイコットしようという声が、欧米中心に出ている。しかし、それと対照的なのは、例のダライ・ラマ14世による度重なる「北京五輪開催支持」発言である。 ...続きを見る |
子欲居の中国語日記 2008/03/26 00:35 |
ダライ・ラマ後継問題とチベット暴動
日本のマスコミは、チベット亡命「政府」の「発表」などを「根拠」に、中国政府が暴動に対して過剰な弾圧を行っているのではないかという「疑問」(本来、あくまで「疑問」であり、なんらの根拠のあるものでもない)を呈している。しかし、少なくとも、もし上の亡命「政府」の主張するような「死者×××人」などというような過剰な鎮圧を中国政府が行ったのだとすれば、かえってチベット族の怒りを買い、騒乱は益々激化して行く一方であろう。 が、報道を見ていても、既に西側各国政府の中国政府への対応が主で、どう見ても... ...続きを見る |
子欲居の中国語日記 2008/03/27 19:46 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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ダライ・ラマ一派が「チベット」と言った場合、おそらく一般の日本人がイメージするであろう西蔵(チベット自治区)だけでなく、青海省などをも含んだ、それこそ「中国の国土4分の1を占める」地域を指しているので注意が必要である。 |
子欲居 2008/03/21 23:28 |
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