プロポーズ大作戦 #09[再][字][多] 2018.04.20

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登場しました大谷翔平選手ですが4打数無安打でエンゼルス2点
(妖精)いいかげん彼女の気持ちを変えるのはあきらめて自分の気持ちを変えてみたらどうだ?
(礼)実はねケンゾーのこと好きだったんだ。
ずっとケンゾーのこと思ってた時期があったからこそ今の自分があるんだってやっと思えるようになった。
わたし多田先生とつきあうことに決めたの。
(妖精)
男の名前は岩瀬健。
過去に戻っても自分の思いを告げられず二人が交際するのを阻めなかった哀れな男である
(幹雄)すぐに忘れられないから好きってことなんじゃねえの?
(妖精)
かの有名なエーブラハム・リンカーンはこう言っている。
「あなたが転んでしまったことに関心はない。
そこから立ち上がることに関心があるのだ」と。
失敗にめげず再び立ち上がるのか教訓を得て別の道を目指すのか。
それとも自分の不幸を嘆き続けるのか。
今この男の真価が問われている
(健)《忘れることなんてできない。
やっぱり礼が好きだ》
(妖精)いちばんつらい道を選んだな。
お前のつらい旅もいよいよフィナーレだな。
(指を鳴らす音)
(妖精)
そしてついにスライドショーは最後の写真を迎えてしまった。
果たしてこの男に幸せは訪れるのであろうか?
(御法川)いよいよこのお写真が最後の1枚となります。
お二人が結婚を決めた日に撮影された記念すべきお写真であります!
(尚)あれ?何か後ろ写ってない?あれ。
(エリ)ねえもしかしたら健じゃないの?
(尚)えっ!?ええっ!?健なの!?あれ。
背後霊だよ。
わっ怖い…。
(幹雄)お前はちょっと黙ってろよ。
(尚)ぐぐ…。
(健)《俺このとき写ってたんだ》
(礼)こんなにずっと一緒にいるのにケンゾーは何も分かってないよ何にも分かってない
(健)《礼が多田さんとの結婚を決めた日礼に言われた言葉は「何にも分かってない」だった。
礼はこの日を境に一度も「ケンゾー」と呼ばなくなった。
結局過去に戻ったところで何にも変わらなかった。
どんなにあがいたところで何にも変わらなかった。
無駄だったんだ…》・『ハレルヤ・コーラス』
(妖精)本当に無駄だったと思ってんのか?お前は何のために過去に戻ってる?
(健)後悔していることをやり直すためです。
この写真の日に後悔はないのか!?いや…。
ありますけど。
これが最後の写真だぞ!彼女の隣に座れるかどうかは分からない。
ただ一つだけ確かなことはチャンスはあと1回しか残されていないということだ。
お前にチャンスを与えたことを俺に後悔させないでくれ。
最後の晩さんは豪勢にいこうじゃないか。
あんだけ食ったのにこんなボリューミーなの…。
お前が最後の力を振り絞るなら俺も全力を尽くす。
それが筋ってもんだろ?そんな筋通さなくても…。
求めよ。
さらば与えられん。
ハレルヤ〜チャンス!ぬおおおーっ!・『ハレルヤ・コーラス』《えっ?何なんだよ?》
(安田)ちゃんと下げてろ!《係長?》
(安田)お願いします!うちの新人の記念すべき最初のお客さまになってはいただけないでしょうか?《営業先?まだ入社したてのころか》
(男)申し訳ないけどホワイトボードって1個あれば十分なんだよね。
うちそんなに余裕ないし。
(安田)まあそうおっしゃらずに。
今一度考えていただけないでしょうか?《仕事なんかしてる場合じゃないんですけど》
(安田)あっ…。
おい。
岩瀬。
岩瀬!
(礼)もしもーし。
(健)今どこ?えっ?研究室だけど。
そこ動くなよ。
はっ?今からそこ行くからそこ動くなよ。
(礼)何でよ?いいから。

(安田)おーい!どうしたんだよ!?大事な用があるんで失礼します!
(安田)見捨てないでくれよ!ここで君に逃げられたらわたしの責任が問われる。
これ以上出世が遅れたらもう子供たちを養っていけないよ。
3つ子だぞ!うちの3つ子ちゃんを犠牲にしてでも行かなきゃいけないことなのか!?犠牲って…。
そんな大げさな。
じゃあ行けばいいじゃないか!わたしたち家族のしかばねを乗り越えて行けばいいじゃないか…。
(泣き声)泣きたいのはこっちですから!・
(オープニングテーマ)
(エリ)やっぱりわたしたち卒業してさみしい?
(礼)うーん。
少しだけね。
ホントちょっとだけ。
(エリ)でもまあ多田先生がいるからさみしいってことはないかな。
ちょっと。
ちゃかさないでよ。
(礼・エリ)フフフ…。
(エリ)ねえ。
もうつきあってどれぐらい?うーん。
1年半ぐらいかな。
そんなにたつんだ!?フフフフ…。
へぇー。
あっという間だよね。
うん。
いろんなことがホントにあっという間。
じゃあわたしはバイト行こうかな。
じゃあ後でね。
(エリ)うん。
あれ?先生も大学に残ってるの?
(伊藤)おうお前らか。
(エリ)やっと陶芸始めたんだ?いや。
まだ始められる段階に達していない。
ひげも生やしたし念願のろくろも手に入れたんだが…。
何が足りないんですか?嫁さんだよ。
嫁さん?そこがそろわないと陶芸は無理だ。
ひげ嫁さんろくろだろ。
(二人)まだ間違ってる。
左から健一健二宗太郎。
そこは普通健三じゃないですか?健三だけ何かピンとこなくてな。
《ピンとこないあだ名ですみませんねぇ》係長。
(安田)うん?実は今日僕も大変な日を迎えてるんです。
今日好きな人がプロポーズされちゃうんですよ。
今日どうにかしないと僕は一生この先幸せになれないんですよ。
そうか。
君も大変なんだな。
ホントに分かってもらってます?そんなに行きたいんなら行けばいいじゃないか。
食事も満足に与えられずに天国に召されたうちの3つ子ちゃんたちが君の幸せを天国から祝福してくれるだろう…。
もうどうすればいいんすか!?今週のノルマが達成できれば何も言いませんよわたしは。
ノルマ?あと2台。
あと2台売れさえすれば君が早退しようが何しようが文句は言いませんよ。
じゃあ行きましょうよもう!
(健)従来の製品よりもサイズをコンパクトにしまして移動性と機能性を格段にアップさせたのが当社一押しのこの商品。
こちらが移動式ミーティングボード!《カッチーン!でも礼に一刻も早く会うためにも我慢だケンゾー》
(監督)カット!幹雄!ちょっと来い!
(幹雄)はい!
(監督)幹雄!
(幹雄)はい!
(監督)お前何桜ヒラヒラ降らしてんだよ!?「ハラリハラリ」って台本に書いてあんだろ!
(幹雄)どう違うんですか?口答えすんじゃねえー!すいません。

(尚)幹雄。
おっす。
(幹雄)ちょうどいいとこに来た。
監督!今日手伝ってくれる友達来ました。
(尚)こんちは。
(監督)おう。
おい。
あそこに代わりに立って。
ほら早く。
(尚)ちょっと…。
早く早く!
(安田・健)お願いします!商品には絶対の自信があります!どうか一つ置かせてください。
お願いします!
(健)こちらの商品最新の機能が満載でして見やすい使いやすい書きやすい。
まさに究極のスーパーホワイトボード!ああ…。
ダメだ売れねえ。
(安田)はい。
あっすいません。
(安田)ああー。
申し訳ない。
何で謝るんですか?いや…。
「行ってこい。
彼女を奪ってこい」って快く送り出してやれない上司を許してくれ。
いや…。
係長は全然悪くないですよ。
僕の個人的な問題ですから。
それに行ったとしても奪い取れる気もしないですし。
それは分からないな。
実はねうちの女房昔ミス・ユニバーシアード日本代表だったんだ。
マジっすか!?
(安田)マジ。
まあわたしなんかが手の届く人じゃなかったわけだ。
「ダメでもともと」っていい言葉だと思わないか?そうすかね?
(安田)周りを見てみろよ。
ダメもとでやってることがことごとくダメだったら人生やってらんないけどそうじゃないだろ?ダメもとがたまに成功しちゃうから人生面白いんだよ。
失敗しても当たり前。
成功したら男前。
(安田)ああー!ダメもとってさ俺たちみたいなしがないサラリーマンのためにあるような言葉だよな。
ハハハ…。
あの。
ちょっと心当たりあるんで聞いてみてもいいですか?
(重人)「何じゃ!?こりゃあ!」カット!何で別れのシーンで血吐いてんだよ!?幹雄!はい。
お前が連れてきたエキストラ天才だな。
えっ!?ハリウッド狙えるよ。
(幹雄)いや…。
大スターも夢じゃねえよ。
何も言わずにこれ買って。
うちの会社には必要ねえし。
じゃあお前個人で買えよ。
バーカ。
そんな余裕あるわけねえだろ。
(尚)買ってやれよ社会人。
コレがコレでさ。
(二人)えっ…。
今日の朝いきなり言われてまいったよ。
(尚)あんまり遠くに行かないでくださいよ師匠。
やっべーな。

(監督)おーい!鶴!はい!はい!はい。
はい。
はい!幹雄。
うん?タイムスリップしてきてる。
ほうー。
前にも未来から戻ってきただろ。
また来たんだ?もっとテンション上げろよ!何か久々だな。
いつ以来?去年の初日の出以来。
ああー。
あのドントノックニューヨークんときだ。
っていうかさお前のせいで過去に戻ってくんのこれが最後なんだから。
せめてホワイトボードぐらい買えよ。
全然意味分かんないんだけど。
だからお前が披露宴で用意したスライドショーの写真に戻ってきてんの。
タイムスリップって俺も関係あんの?お前が鍵握ってんの。
へぇー。
そうなんだ?最後がプロポーズの日の写真ってセンスねえからマジで。
(重人)「おおー!ホワイトボードよ!なぜお前は人前にさらされながらもそれほどまでにむくでいられるのか!?」
(監督)幹雄ー!はい!
(監督)何でうちの現場にホワイトボードがねえんだよ!?《ダメもとで来てみるもんだなぁ》
(安田)どうもありがとうございました。
(幹雄)いいえ。
どうもこちらこそ。
ありがとうございました。
幹雄。
うん?買ってもらったお礼に一ついいこと教えてやるよ。
何?お前のコレコレしてねえぞ。
はっ?何で健が分かんだよ?どっから来てると思ってんだよ?じゃあな。
こちらは最新の機能が満載でして。
(男)いやいや。
そういう機能を求めてないんだよね。
昔ながらの黒板のほうが全然いいよねぇー。
ハハハ…。
(安田)それでしたらこちらに黒板がついてるものもあるんですが。
いかがでしょうか?いかがでしょうか?
(健)よっしゃー!
(安田)ハハハハ!
(二人)ゲームセット!
(安田)いや。
ありがとう。
君のお陰でノルマ達成できたよ。
何言ってんですか。
係長のお陰ですよ。
きっと大丈夫だよ。
彼女を奪い取る大作戦。
ダメもとで行ってきます。
(安田)うん。
失敗しても当たり前。
成功したら男前。
行ってきます!ハハハハ。
自分の設計図が初めて形になったのがこの建物なんだ。
(礼)ふーん。
そうなんだ。
(多田)出来上がってく建物を見ながら反省したり納得したり奮い立ったり。
いろんなことを気づかせてくれた建物なんだよね。
(礼)じゃあここが多田先生の原点なんだ?
(多田)うん。
そう。
人生の節目を迎えたとき必ず来るようにしてる大切な場所なんだ。
(アナウンス)「お客さまがお掛けになった電話は電波の届かない…」何で通じねえんだよ!?
(多田)あの教育実習が終わった後もここ来たんだよ。
(礼)ふーん。
そっか。
ここでいろいろ反省したんだ?
(多田)そうだね。
礼に言われたことを何度も反すうした。
「ずっと平行線のままだったよ」って。
わたしそんなこと言った?
(多田)うん。
でもあのひと言がなかったら大学残って講師やろうって思わなかったと思うし。
こうして礼と一緒にいることもなかった気がする。
僕と結婚してください。

(多田)僕と結婚してください!礼と結婚したいという思いはこの先何年たっても変わることのない答えなんだ。
もう自分の中では答えが出てるのに礼に伝えるのを先延ばしにしたくなかった。
大学を卒業したばっかりでそんなことすぐ考えられないかもしれないけどもし礼の中でも答えが出せるのであればこの先の人生ずっと共有していきたい。
(監督)よーし。
じゃあそろそろ準備いくか。
(尚)はい。
(女優)ちょっと!傘がないわよ!
(尚)傘!おい傘。
(監督)鶴。
鶴!おめえ何やってんだよ?傘だよ傘!ああはい!はいすいません。
よいしょ。
よっ。
はいすいません。
(監督)鶴!コーヒー!
(尚)はい!
(監督)うーっしゃ!
(尚)はいすいません。
おう!
(監督)熱っ!
(尚)熱い熱い。
あっ痛っ!
(監督)熱いじゃねえかこら!
(尚)はいはいはい!すいません!
(尚)ほっほっ。
はいはい。
(監督)おめえ!それ俺んだろ!
(尚)あっそうなんすか。
はいすいません。
はいはいタオル。
タオルタオル。
はいはい。
幹雄は何やってんだよ。
もう!
(優子)ごめん。
嘘ついてた。
幹雄がわたしのことどう思ってるのか分かんなくなって。
結婚とか考えてるのかなぁって。
試してたってこと?ごめん。
ホントごめん!仕事あるから戻るわ。
結婚するにしても金かかるだろ!
(優子)えっ!?子供いなくてもわがままでぜいたくな女一人養うだけでも大変なんだよ!幹雄!
(尚)よいしょ。
(幹雄・優子の笑い声)
(幹雄)アイラブユー。
アイラブユー。
(ため息)何やってんだ?鶴。
(尚)おおーびっくりした。
礼!
(多田)あっ。
ああ。
礼は?あっ岩瀬君。
実はさっき礼にプロポーズしちゃいました。
えっ?冷静になってみると思いきったことしてしまったかななんて。
で礼は何て?ああいや。
まだ返事は聞いてません。
岩瀬君が礼と過ごしてきた時間に比べたら僕らが過ごしてきた時間なんてホントに短いものなのかもしれません。
でもこれから時間を積み重ねて…。
じゃあ何で結婚なんですか?はい?そんな焦って結婚決める必要あったんですか?あっいや。
焦ってるつもりは全然ないんです。
自分としては何度も何度も考えて時間をかけて答えを出したつもりなんです。
ああ。
学生のころテストが早く終わってしまった後に時間が余るってことありませんでした?あの時間が苦手だったんですよね。
自分の答えはこれ以上考えても変わらない。
そう思えたんでもうプロポーズしていいかなって思ったんです。
もし礼の答えも一緒なら早く二人の時間を始めたいなって。
失礼します。
あっ岩瀬君!《やっぱりもう無理だ。
弱気になりそうになる自分を振り切りたくて気が付いたら走り出していた》《俺はダメもとをやりに来たんだ。
礼と多田さんの答えを知るために来たわけじゃない》《自分なりの答えを出しに来たんだ》
(エリ)礼はどうすんの?こういう人と結婚できたら幸せなんだろうなって思った。
この先そう思える人とまた出会えるかもしれないしもしかしたらもう二度と出会えないかもしれないし。
ホント難しいよね。
ただ自分が幸せになるってだけなのにさ。
もしもし!
(尚)健!逃げんなよ!何が?
(尚)初任給でみんなに焼き肉おごるって約束したろうが!もう礼とエリ向かってるってよ!
(エリ)焼き肉だーい!ヘヘッ。
痛い。
おー!またお前かよ。

(アナウンス)「紙幣をお取りください。
ありがとうございました」おう。
鶴一人?
(尚)おう。
幹雄がコレでさ。
でも今日はもうすぐ来ると思うよ。
あれ?礼は?実はさぁ。
(尚)おうおう。
何?何?
(エリ)わーっ!おいしそう!プロポーズかぁ。
(エリ)おなかすいたよー。
プロポーズなぁ。
先食べちゃおっか?プロポーズねえ。
ねえ?聞いてんの?俺と結婚してください!やだ。
えっ?じゃあ俺のお嫁さんになってください!やだって言ってんじゃん。
嫁に来ないか?行かない!
(尚)うーん。
じゃあ。
じゃあじゃあじゃあ。
ねっ。
じゃあじゃあじゃあじゃあ。
おいしょ。
毎日俺のために味噌汁を作ってください!
(エリ)やだって。
(尚)生まれ変わってもあなたと結婚したいです!やーだ。
(尚)じゃあ俺とつきあってください!いいよ。
あーっ。
えっ?いや。
あの。
俺とつきあってください。
いいよ。
うひー。
(尚)えっ?ホントに?ねえ?ホントに?ねえ?
(エリ)嫌なの?ううん全然。
よしよし。
はいあーん。
あーん。
あっ。
そういえばさ健どうしたの?
(妖精)本当に無駄だったと思ってんのか?お前は何のために過去に戻ってる?
(妖精)これが最後の写真だぞ!お前にチャンスを与えたことを俺に後悔させないでくれ《過去に戻ってくるたびに俺はひたすら走り続けた。
何が正しい道かは分からないけどただただ走り続けることしかできなかった》《礼。
君の心に何か届いているんだろうか?離れていこうとしている君との距離を少しでも変えることができたんだろうか?》《でも一つだけ確かなことがある》《今でも礼のことが好きだ》《どんなに離れてしまったとしてもこの気持ちだけは変わらない》《礼。
お前のことが世界でいちばん好きだ》えっ!?どうして?《いちばんつらい記憶をやり直すために俺はここに立った》《ここが最後の決戦の場所だ》多田さんに聞いた。
あ…。
あっそうなんだ。
びっくりしたでしょ。
わたしなんかがプロポーズされるなんて夢にも思わなかった?そうだな。
結婚とかプロポーズとか家庭とかもっとずっと遠くにあるもんだと思ってた。
ついこの前高校卒業して大学入ったと思ったらあっという間に卒業でさ。
ケンゾーなんてもうスーツ着てんだもんね。
おとといまでユニホーム着てた気がするのに。
言いすぎだろ。
わたし多田先生のプロポーズ受けようと思うの。
いきなりで驚いたけどうれしかったの。
多田先生と向き合いたいなって思った。
だから…。
やめろよ。
えっ?そんな簡単にプロポーズ受けんなよ。
はあー。
ケンゾーの言いたいことすごくよく分かるよ。
まだ22だし建築のこともっと勉強したいからって大学院行ったんだし今すぐ焦ってすることないって。
だったらもっとちゃんと考えてからでもいいだろ?たった1年ちょっとだろ?1年で多田さんの何が分かんだよ?そんなの分かんないよ。
分かんないことたくさんあるよ。
多田先生だってわたしの知らないことたくさんあると思う。
でも大切なのってこれからその人と向き合っていきたいかってことだと思うの。
もっともっと多田先生のこと知りたいと思うしわたしのことも知ってほしいと思う。
そう思えた人なの。
じゃあ行くね。
相手のことよく分かんねえのに結婚って何だよ!?大して知りもしない人間と結婚してどうすんの!?っていうかそんなんで結婚決めんのバカだろ!?《返ってくる答えは分かっていたはずなのに過去と同じ言葉が思わず口をついて出た》はあー。
こんなにずっと一緒にいるのにケンゾーは何も分かってないよ。
何にも分かってない。
頼む。
行かないでほしい。
俺と結婚しろよ。
どうして?どうして今そんなこと言うの?本当に何にも分かってないよ。
何にも分かってない。
《人生で初めて買った指輪》《給料3か月分とはいかなかったけどどうしても買いたくなって初任給全額で勝負をかけた婚約指輪》《サイズを聞かれて礼の指にはまらないと嫌だったから「いちばん大きいサイズで」と頼んだ》《俺の指でもブカブカだ》ごめんね待たせちゃって。
ああそれはいいんだけど。
どうかした?ううん大丈夫。
(多田)ああー。
フフッ。
(多田)ああー。
はあー。
多田先生。
うん?わたし…。
多田先生のプロポーズ受けることに決めました。
えっ?多田先生と結婚します。
あ…。
ホントに僕でいいんですか?フフフフ。
はい。
はあー。
またお前かよ。
ありがとう。
乾杯。
(多田)乾杯。
《ダメもとはやっぱりダメなまんまで終わってしまった》《これで最後だ。
本当のゲームセットだ》
(シャッター音)
(尚)あれ?これ後ろに何か写ってるよ!
(エリ)えっ?もしかして健じゃないの?
(尚)えっ?健なの?これ。
いや背後霊だ。
背後霊。
いや怖いこれ。
ううー。
うー。
ううー。
《結局どうあがいたところで俺と礼は結ばれる運命になかったんだ》《これで終わりだ》
(ため息)
(御法川)いよいよ次のお写真が最後の1枚となります。
(健)えっ!?
(御法川)えっ!?
(幹雄)これで満足?えっ?プロポーズの日の写真が最後だったのが気にくわなかったんだろ?幹雄お前。
(幹雄)フッ。
これで貸し2だかんな。

(妖精)まさかまた会うとはな。
このお友達に感謝しろ。
正真正銘これがホントのラストハレルヤチャンス。
◆当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
2018/04/20(金) 15:50〜16:47
関西テレビ1
プロポーズ大作戦 #09[再][字][多]

「最後の一瞬に何を賭けますか」
山下智久 長澤まさみ 藤木直人 榮倉奈々 平岡祐太 三上博史ほか

詳細情報
番組内容
 ついにスライドショーの写真が最後の一枚になった。礼(長澤まさみ)が多田(藤木直人)のプロポーズを受けた当日の写真だ。健(山下智久)は最後のチャンスに賭けるため過去のその日に戻った。
 そのとき健は新入社員。ホワイトボードの売り込みのため、上司の安田(小倉久寛)とともに企業を回って営業していた。健は大学にいる礼に電話して会いに行くことを告げるが、なかなか契約が取れず、仕事を抜け出すことができない。
番組内容2
 そのころ、多田は礼を誘い、思い出の場所を訪れていた。そして、彼女にプロポーズをする。驚く礼。
 健が大学の研究室に駆けつけると、礼はすでに出てしまった後だった。そこで多田から「礼にプロポーズした」と聞いた健は走り出し、礼を追いかけた。
出演者
山下智久
長澤まさみ
  *
榮倉奈々
平岡祐太
濱田岳
  *
三上博史
  *
藤木直人 ほか
原作・脚本
【脚本】
金子茂樹
監督・演出
【プロデュース】
瀧山麻土香
三竿玲子
【演出】
初山恭洋
音楽
吉川慶
【主題歌】
桑田佳祐

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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