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転生して田舎でスローライフをおくりたい 作者:錬金王
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皆で城作り

 
 それぞれが自己紹介し終わると、先ほどから気になっていたのかトルネルが俺の作った砂の城を見上げて叫ぶ。

「それにしてもすっげーなこれ! なあ、アルフリート様、どこの城ろだ?」

「お兄ちゃん! もっと丁寧な口調にしてってば!」

 はしゃぐトルネルを注意するクイナ。

 もはや、どちらが年上なのかわからない状態だ。

「本当に俺達も気にしないし、他に誰もいないから、いつもの口調でいいよ。なあ、エリック?」

「……いや、いくら領民といえど、距離感というのは大事――」

 空気の読めない発言をしようとしているエリックの口元を覆って、俺は小さな声で語りかける。

「そんな面倒なこと言ってるから同年代の友達ができないんだよ」

「うっ!」

「周りに誰もいないし、ちょっとくらいいいじゃないか」

 確かに貴族と村人という線引きは大事であるが、子供の頃くらいは少しそこを緩めてもいいと思う。見た感じ、エリックの両親やルーナさんも鷹揚そうな感じだったし。

「下手に大人になると貴族であることに気後れして、同年代の人なんて誰も声をかけてくれないと思うよ?」

 領主にならない次男とかならともかく、エリックは次期領主と見なされている。

 そうなると、余計に村にいる同年代は声をかけにくくなるわけで、このまま大人になって領主になれば間違いなくビジネス的な関係しか築けないだろう。ただでさえ、エリックはムスッとした顔をしているので余計にだ。

 貴族であるのでそれは決して悪いことではないが、やはり自分の村なのだ。村民とは仲良くやりたいだろう。

「……それはそうかもしれないな」

 しばらく考え込んだエリックが、納得の声を上げたところで俺はエリックの口元から手を離す。

「……ああ、俺も気にしない。いつものように話してくれ」

「……は、はぁ」

 とは言うが、エリックの表情があまりにムスッとしているためにクイナは困惑している様子だ。

 怒っているのではないか? そんな風に思っているのがありありとわかる。

「二人ともそう言ってるし、いいんじゃね?」

 逆にトルネルはちょっと軽い。具体的に言うとコリアット村の村人くらい。

「さすがに私はまだ慣れないので、このままでお願いします」

「俺は普通にいくぞ!」

「ああ、二人のやりやすい方で構わない」

 まだ初対面だし、それぞれのやりやすい感じでいいだろう。

「で、アルフリート! これは何の城なんだ?」

「ああ、これは王都にあるミスフィリト城だよ」

「おお! これが王様が住んでいるっていう城か! うちの家とは比べ物にならねえな!」

「本物の城を見たことはないんですけど、これを見ただけで大体イメージできそうです」

 俺が解説すると、トルネルとクイナが目を輝かせながらあちこち眺める。

 王都に近い村ならともかく、エリックの領地も王都までは遠いからな。村人であれば、さすがに王都まで行くことはないのだろう。

 嬉しそうに見ている二人を見ると、俺も嬉しいな。

「にしても、これどうやって作ったんだ? 昨日も海には来たけどこんな立派なものなかったぞ?」

「あ、確かに」

「土魔法でさっき作り始めたところだよ」

「うえっ!? マジか!?」 

「嘘! ……ですよね?」

 まあ、これだけデカい砂の城が突然現れればそんな反応になるか。

 どこか疑いの眼差しを向けてくる二人のために、俺は土魔法を使う。

 すると、目の前にあった砂が蠢き、王城の前に小さな門を形成し始めた。

「うおおおおっ! マジだ! 魔法ってこんな凄いものだったかクイナ!?」

「ええ!? わからないよ! ……でも、貴族様は私達平民よりも凄く魔法が上手いって聞くし、貴族様ならできるんじゃないかな?」

「……いや、こいつを基準とされたら王国にいる全ての貴族は堪ったものではないぞ」

 二人の会話を聞いて、エリックが呻くような声を上げる。

「でも、シェルカも魔法上手かったし、魔法が得意な貴族ならこれくらいできるんじゃないの?」

「王国屈指の魔法貴族を基準にするな。しかも、シェルカは魔法学園で異例の飛び級をするような天才だぞ」

 シェルカやラーちゃんの家が伝統的な魔法貴族だとは知っていたが、シェルカ本人がそんな凄いやつだとは思わなかった。

 王都にいる貴族は、あれくらい普通に魔法を使いこなすのだと思っていたが、認識を改めた方がいいのだろうか?

「うおお、すげえな。裏側までちゃんと作り込まれてるぞ」

「お兄ちゃん! 手! 勝手に触ったらダメだって!」

 砂の城に目を奪われて無意識に壁を触ってしまったトルネルを注意するクイナ。

「いや、触ったところですぐに崩れるわけでもないから構わないよ。城門とか内部の庭とか、まだまだ途中の場所もあるからよかったら一緒に作る?」

「おお! いいのか!?」

「ええっ! いや、でもさすがにこんな凄い作品に私達が手を入れるなんてできませんよ」

 トルネルは予想通りだから放っておくとして、クイナも遠慮してはいるが誘われてどこか嬉しそうだ。

 遠慮する気持ちもあるが、やってみたい気持ちもデカい。そんなところであろうか。

 そういえば、クイナは自己紹介の時に装飾屋の娘だと言っていた。

 こうやって何かで物を作るのが大好きなのかもしれない。

「確か自己紹介の時に装飾屋の娘だって言ったよね? 城門とか屋根とか、このままじゃ味気ないし装飾をしてほしいんだけど……」

「直接城を作ったりはできませんが、家でもお手伝いはしているので装飾ならお力になれると思います」

 おお、懐柔成功だ。装飾屋の娘さんなので、デザイン力に期待しよう。

 砂でできたミスフィリト城を鮮やかなものにしてくれるに違いない。

「あ、でも、俺はクイナみてえに器用じゃねえから、装飾は期待しないでくれよ」

「え? そうなの? じゃあ、トルネルは普段何してるの?」

 装飾屋の息子なのに器用ではなく、装飾に自信がないとはどういう事だろうか? 

「俺は装飾品の素材になる貝やサンゴ、魔石の破片、魚や魔物の牙なんかを採ってるんだ! それを父ちゃんやクイナが加工して、母ちゃん繋ぐんだ」

「おお、そうなんだ。それは凄いね」

 胸を張って言うトルネルの言葉に俺は思わず感心する。

 なるほど、加工するのが苦手なのかはわからないが、別の形で家族に貢献しているのか。

 言葉にすると簡単であるが、それは中々できることではない。

 見た目と言動的にちょっと心配になるトルネルであるが、きちんと自分のやる仕事に誇りを持っているんだな。

「お兄ちゃんは、海に潜るのが得意ですから。銛突きの弟子として修業しながら素材を集めて、家を支えてくれているんです」

 兄であるトルネルに対し少し辛辣気味であったクイナだが、その言葉はどこか誇らしげだ。何だかんだと兄を尊敬しているのであろう。

「ほう、銛突きの弟子か。それは凄いな」

 普段あまり人を褒めないエリックも思わず感嘆の言葉を述べる。

 ただでさえ、海という場所は危険だ。その上、この世界では人を襲う魔物までもが海に存在して危険度は跳ね上がっている。それでも海に潜り続けるトルネルは、冒険者のようでいて凄いと思える。

 俺には絶対にできない職業だな。

「俺なんか別に凄くねえよ。それよりも、このすんげえ城を完成させちまおうぜ」

 俺達から褒められるのが照れ臭いのか、トルネルが恥ずかしそうに頭を掻きながら言う。

「それもそうだね。それじゃあ、ミスフィリト城を完成させようか」

「おう! 俺は何をすればいいんだ?」

 トルネルは手先が不器用だと自分で申告していた。ならば細かい作業などをやってもらうよりも、大雑把な部分をやらせた方がいいだろう。

「じゃあトルネルは城にある地面を均して」

「おお、地面を平らにすればいいんだな。それなら簡単だな!」

「庭にある葉っぱの葉脈を刻むっていう仕事もあるけど?」

「いやいや、地面を平らにすることは重要だから別にいらねえよ! んじゃあ、俺は地面を平らにしてくる!」

 葉脈を刻むのがよっぽど嫌だったのだろうか、トルネルが慌てて中へと入っていく。

 それを見送っていると、エリックが後ろから声をかけてきた。

「俺は何をすればいいんだ?」

「そうだね。エリックはクイナと一緒に城門の飾りつけをやってよ。エリックはミスフィリト城や城門も見たことあるし、力になれるでしょ?」

「そ、そうですね。エリック様、よろしくお願いします!」

「俺が力になれるかわからないが、よろしく頼む」

 どうだ、この理論に裏付けられたさりげない気遣い。

 人間というのは共同作業をやれば自然と一体感が生まれるもの。これでエリックの友達作りの第一歩が踏み出せたというものだ。

 お互いにまだまだ硬い様子だが、作業が終わる頃には少しは打ち解けているだろう。

 さて、俺は全体の調整や不足している部分を魔法で作りあげていこう。

 大人一人が通れるような城門をくぐって、俺は中へ。

 城門を進むと王城へと伸びる一本道と、大きな中庭がある。そこには緑豊かな芝があり、いくつもの区切られた花壇には色鮮やかな花々が咲いている。

 勿論、それは土魔法で大まかに作っただけなので、色がついているわけではない。花々だって遠くから見ればそれらしく見えるだけで、近くで見ればガタガタだ。葉脈だって描かれていない。これは一つ一つ魔法で整形していくしかないだろう。

 とはいえ、それは最後に余裕があったら取り掛かるべき場所で後回しだ。細部をやっていくのは全体を完成させてからだ。

 中庭を歩いていると、せっせと中庭にある土を手や足で均していくトルネルが見えた。

 さすがに地面を均すだけとはいえ、手足でやるだけでは大変そうだ。

 それに気付いた俺は、土魔法でトンボを生成するとトルネルに渡す。

「お? 何だこの変な棒は? 銛か?」

「銛じゃないよ。トンボっていう土を均す道具だよ。これを押したり引いたりするだけで簡単に地面が平らになるよ」

「押す? 引く?」

 俺が説明しても理解することができなかったのかトルネルが首を傾げる。なので、俺はトルネルからトンボを借りて実践した。

 俺がトンボを押したい引いたりすると、凸凹になっていた地面があっという間に平らになっていく。

「おお! そうやるのか! ちょっと俺にもやらしてくれ!」

 俺がやっているのを見てやりたくなったのか、トルネルが興奮したような声を上げる。

 俺があっさりとトンボを手渡すと、トルネルは同じようにトンボを押したり引いたりし始めた。

 ズザザザザと土が押されては引かれる音が鳴り響く。 

 懐かしいな。部活をやっていた友人の地面均しを戯れに手伝ったことがあったっけ。あまりにも無心になれる作業感が気に入ってしまって夢中で何時間もやったな。

 その時は結局、運動場の半分を無駄に俺が均したっけ。

「どういう仕組みかわからねえけど地面が簡単に平らになって便利だな! これ欲しいぞ!」

 俺が過去の出来事を思い出していると、トルネルが楽しそうな声を上げた。

「土魔法で作ったやつだしあげるよ。お金もかかってないし」

「マジで!? いいのか!?」

「うん。いつ壊れるかわからないけど」

 こんな風に土魔法で作った道具をあげたことはないな。消耗道具なのでそれなりに魔力を圧縮して硬質化されているが、どれくらい保つことのか。

 トンボともなると、やはり結構使うものだし、それほど保ちはしないだろうな。

「ありがとな! これがあればガタガタしている家の前も綺麗になるぜ!」

 石畳が敷かれている大きな街や王都とは違い、田舎の村などは大体が土の道だからな。さすがに広範囲は無理だが、家の前くらいは綺麗になることだろう。

「それじゃあ、中庭が終わったら城の裏側。そして城門の外もよろしくね」

「おう! 任せとけ!」

 しれっと仕事範囲を増やすも、トルネルはトンボを貰える嬉しさのお陰か嬉々として返事する。

「あんまり力入れすぎると、地面が抉れるから注意してね。ほどほどにだよ」

「うわっ!? マジだ! 削れてる!」

 大丈夫だろうか? 均すつもりが凸凹になってしまったとかやめてね?


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