私は次女が幼稚園に入ったときから在宅ワークをしているわけですが、高校時代に身に付けたことが今の仕事に役立っているな~と感じることがよくあります。
私は進学先に商業高校を選びました。
商業高校は、普通高校で学ぶ国数社理英の内容を減らし、その分実務的な勉強をするところです。
数学のサインコサインなどは習わず、そのかわり商業経済、情報処理、簿記、実務選択などの授業がありました。
商業経済では社会の仕組み、情報処理ではコンピューターの仕組みやプログラミングなど、簿記では仕分けの仕方や伝票の記入、決算などを学びます。
当時まだパソコンが今ほど普及しておらず、ばかでかい箱のようなパソコンが置いてあり、COBOLと いう言語を使って簡単なプログラミングをやらせてもらったりしました。
その際フローチャートを作成するのですが、それが理論的に物事を考える際にとても役立つことを知りました。
フローチャートの考え方は、今でもしばしば使っています。
また簿記については、借方貸方とはなんぞやというところから始まり、仕入れや売り上げ、経費等についての勉強をしました。
実際に〇〇商店などという会社を作って、それぞれの会社で取引をしたりと、面白い授業がありましたね。
3年生のときには決算を学び、貸借対照表と損益計算書を作るというのが学年末テストで出ました。
貸借対照表の当期純利益と、損益計算書の当期純利益は理論上同じ金額になると決まっていますので、これが合致したとき「ヨッシャー!」と思ったことを覚えています
また私は実務珠算という科目を選択でとっていましたが、これがまた時代に逆行するもので面白かったです。
電卓を使わないことを前提に「〇〇%の複利で〇〇円借りたときの利息を求めなさい」などという問題が出て、みんなパチパチとそろばんをはじいて計算するんです。
なかなかシュールな光景で、たまに笑いそうになりましたねえ。
商業高校で習ったことで在宅ワークに使っていないのはそろばんくらいで、あとは全て身になっているなと思います。
フローチャートもそうですし、社会の仕組みを勉強したことや、簿記の決算仕訳なども役だっています。
個人事業主には確定申告が必ずついてきますが、私のようにさほど複雑な経理処理をしない者にとっては、高校で習った簿記程度でも何とか申告できるのです。
高校で実務をたくさん勉強できたことは、とてもよかったです。
もちろん高校時代には、大人になって個人事業主として在宅ワークをするなんて思ってもみませんでした。
先生の半数以上がもう鬼籍に入ってしまわれましたが、あの頃はありがとうございましたと伝えたいですね。
教わったことは、仕事にたくさん生かせています。
消去法で選んだ進学先でしたが、行ってよかったなあ~という思いでいっぱいですね。
人生ムダなことはなにもない、本当にそう思います!
【macky215】