ここ最近の日本はまさにデータ改ざんのオンパレードです。東芝、神戸製鋼などの企業によるデータ改ざん事件に聞き飽きたところに、日本政府も改ざんの実態を露呈し、世界を驚かしました。
昔、「経済は一流、政治は二流」と日本の方はよく言いました。そう言いながらどこか「経済一流」に対して政治が少々遅れていても我々民間は気にせずやっていける覇気を感じました。私はそういう政治と関係なく独自の力で世界に打って出る日本人の気迫に尊敬の念も持ちました。
しかし、ここ20年間、日本企業の総合競争力が落ちる一方であることは皆さんもご存知の通りです。中国などの新興国との差は別として先進国の中で成長力が最も欠けているのは日本なのです。これは一人当たりの国民実質所得が如実に語っています。G7の中で97年からずっと実質所得が落ちていくのは日本だけなのです。
ここまで来たらもはや経済だけでは解釈できなくなってきました。政治体制に抜本的な問題があるのではないかと考えてしまうのです。
皆さんはすぐ自分たちは米国と同じシステムだと考えるのですが、これこそ落とし穴です。コンプライアンスや経営体制がピカピカだったはずの東芝はなぜあんな大規模なデータ改ざんができたでしょうか。経営理念も管理システムも立派でありながら長期間にわたって偽装や改ざんに手を出す会社がなぜこんなにも多いのでしょうか。
私が安倍政権を批判してきた理由もここにあります。アベノミクスや三本の矢をはじめ、「世界の真ん中で輝く」、「一億総活躍」などの幼稚に近いスローガンを次々に打ち出してきましたが、時間をかけてプロセスを観察すると実際に日本経済の構造問題にいっさい手をつけていないことが分かります。日銀にどんどん資金を出させ、株もどんどん買わせ、低失業率や株高を演出してきました。そのおかげでダメな企業も生き残り、新規産業が生まれず、経済の活力がどんどん衰退していきます。
政権の人気を維持するために自ら消費税を上げる貴重なタイミングを捨てました。その時に使った言い訳は「今はリーマンショックに相当する状況にある」です。前日まで自分のおかげで景気回復したと言いながら、増税時期を伸ばすためならば、翌日に「今はリーマンショック相当」と言うのです。
ここ最近暴露された財務省による公文書改ざん事件はまさに同じ延長線上のことです。不都合を隠すためならば、日銀だろうが財務省だろうが警察庁だろうがマスコミだろうが経済界だろうが、安倍政権は直にキーマンにアクセスしてきました。戦後の歴代政治家が遠慮してきたタブー、つまり米国型民主主義ではなかなか手を出してはいけないところに手を伸ばしてきました。当然この中に合法的な部分もあればグレーな部分もあります。そしてとうとう真っ黒な違法な部分についても証拠が掴まれました。
森友学園の土地の値段を見れば誰でも分かります。そんな値段で買えるならば、誰でも買いたいのです。籠池氏が希望する価格を丁寧に聞き出し、それに合わせるためにゴミのデータを偽造しました。現場から本省まで一体となって頑張るのです。石橋を叩いても渡らないまじめなサラリーマン官僚がなぜそんなタブーにチャレンジしなければならないのでしょうか。名誉園長の安倍夫人が何らかの方法で関わっていなければ、誰にそんなモチベーションがあるのでしょうか。
「財務省がやりました。私は関係ありません。」これは東芝の元社長が改ざんについて「経理部がやりました。経理部長を処分します。私は関係ありません。」と言っているのと同じです。皆さんはどう思いますか。一部の人は「まるで途上国です。」と言うのですが、途上国を侮辱してはいけませんよ。これはシステムの問題というよりも、もう人間性の問題でしょう。さすが火中の麻生財務大臣はG20を欠席しました。行ったとしても彼が読みあげる財務省官僚が作ったデータや文章は、信憑性が薄いと、誰もが思うでしょう。
安倍総理と麻生財務大臣のこの姿勢はまさに世界的に嘲笑されました。逆に総理と仲良くしてきたマスコミや大企業のトップも同様な姿勢ではないかと思ってしまうのです。困難な改革や長期目標から逃げて好きな部下とパートナーに囲まれて好きなことをする。しかし、不都合があればすべてそれを部下に押し込み、責任逃れします。これこそダメな企業の典型です。
私は安倍政権のこの体質を数年前から批判してきました。反日になったと言う人もいますが、いっさい気にしません。それは安倍政権を支える一部の偽右翼の口癖です。こんなデータや事実を平気で自分の欲望に合わせる人は過去の総理大臣にいないはずです。皆さんはたぶんお金に関わることが私欲だと思うのでしょうが、人間の一番の私欲は自己満足欲と自己顕示欲です。憲法改正(憲法改ざんというべきかもしれませんが)を含む彼の顕示欲のために、彼がやってきたのは改革ではなく改変や改ざんです。
日中関係で言えばこんな改ざんが好きな総理の下で尖閣諸島の問題や歴史問題の折り合いがつく訳がありません。あれだけの公文書を改ざんし、頑として非を求めない政権ですから、日中領土交渉の公文書を好きなように変えないわけがありません。敗戦後に旧官僚によって不都合な公文書が破棄された中、安倍政権が過去の歴史に対して素直に事実を調査し他国の公文書を確認する訳もありません。
安倍政権が日本に与えた最大の損害は経済改革の機会損失ではなく、日本国家の信用損失であることは、時間が立てばたつほど露呈してくるはずです。データと文書を改ざんし、責任を部下に押しつける。そんなことをやっていいんだという日本国家の印象を世界中にばら撒いています。まさに三流の政治がもたらす二流の経済です。
「三流の政治がもたらす二流の経済」に示される日本の現状認識に同意いたします。政治も経済も古いものを切り捨て、新しい組織で国際社会の中に生きるしかありません。その苦しみを回避して国民に甘い約束と空虚な希望を与え続けたのがここ20年以上の日本の有様だと思います。それに甘えた国民も同罪です。罪を贖う決定的な破たんが迫っているのに、刹那的なグルメに狂い、スポーツ観戦に狂い、あほなテレビ番組で時を忘れ、地獄の釜のふちで遊びまわる私たちです。破たんしか救いはないのではないかと思います。
「三流の政治がもたらす二流の経済」に示される日本の現状認識に同意いたします。政治も経済も古いものを切り捨て、新しい組織で国際社会の中に生きるしかありません。その苦しみを回避して国民に甘い約束と空虚な希望を与え続けたのがここ20年以上の日本の有様だと思います。それに甘えた国民も同罪です。罪を贖う決定的な破たんが迫っているのに、刹那的なグルメに狂い、スポーツ観戦に狂い、あほなテレビ番組で時を忘れ、地獄の釜のふちで遊びまわる私たちです。破たんしか救いはないのではないかと思います。
テレビで彼をみるたび、「三枚舌、四枚舌の安倍」と思いながらみてます。
そういう人、政党を選ぶ国民にも責任があると思います。
お早うございます。
今回の厳しいコメント御説ごもっともですね。
「実際に日本経済の構造問題にいっさい手をつけていないことが分かります」、その通りです。
でも独自の技術開発を行って、どんどん成長している企業もまた多く生まれています。規模や過去の利権、政治などのしがらみに依存した企業がどんどん駄目になっているのです。
話を戻せば、国が、金を無駄遣いしているからでしょう。
停止している原発の維持費用だけで、5兆円(しかも国民の電気料金に上乗せ負担、これで消費が5兆円減る)。無駄な国会議員が無駄な議論をしていることの費用。福島原発の後処理費用は、幾らかかるか全く見通し経たず(避難している人たちはまったく「欲望や消費生活から切り離されている」まだ何十万人いるか正確な数は不明)。さらに、公共財として行うべき整備がなされていない。これらの費用は例えば、全国の踏切廃止工事、全ての通学路に歩道の整備、人口20万人以上と観光都市の電線地中化、大都市圏の鉄道駅のホームドアの完備等々やることは一杯ある。お金が幾ら有っても足りない。橋や道路の老朽化対策もある。
北ヨーロッパでは、既に、原発15機分のエネルギーを産み出している。単価も原発約11円弱(廃炉費用含まず)に対して、約6円強で、24万人分の雇用を生んでいる。日本の最大のネックは、送配電網の利用がかく電力会社に分断されていて、単一市場化していず、かく電力会社に独占支配されていることにある。これが、誰でもアクセス可能な東京証券市場化すれば、底知れない富の産出のポテンシャルを持っているのに、既存の電力会社と国が邪魔をしているとの事。
まあ、ただし、あなたの母国も似たり寄ったりで、今度のトランプ大統領の傍若無人ぶりにどのように対応していくか、見ものです。独自の技術開発や、ブランドで、中国企業が消えても他の国が困ることは、かなり少ない分野でしょう。もちろん市場と労働力は期待されていますが。やはり政治は、3-4流なのでしょう。
参考までに、時間があるときに松岡圭祐著『黄砂の進撃』『黄砂の籠城』などに目を通してみてください。清朝末期の中国の政治がいかに4-5流だったかよくわかります。
中国も早く宋さんのようなまともなリーダーが政治を担ってほしいものです。
日本は、落ちるとこまで落ちて、きっとまともな政治家が出てくるような気がします。それはきっと二世・三世議員(太子党)からではないような気がします。
1.森友学園の土地の値段は、その近辺の土地の取引状況を見ればそれほど驚く値段ではありません。そのところを政治家・官僚が説明できていない(その必要も感じていない)のは重大ですが。
2.憲法改正(憲法改ざん)という表現は幾ら何でもひどすぎます。占領軍から与えられ、「軍を持たない」と言わされている憲法を改正しないのは、不正常です。安部政権は他の政治家達と違い、普通の日本人に余り人気のないこの問題に真面目に取り組んでいると考えます。安部氏のライバル達はこの問題から逃げる筈です。
中国はどうですか?賄賂が横行する国で、現政権でいくらか取り締まったとは言われますが、完全に根絶したとでも言われますか?日本とはあらゆる分野の情報公開レベルがまるで違うのにどうやって公平に比較できるんでしょうか。中国で日本のようにマスコミが政府の批判を自由にできたとしても全く問題が出てこないという自信がありますか?
今回はいつもにも増して論理がむちゃくちゃですね。都合の良い情報をつなぎ合わせて改ざんや不正はすべて安倍首相が行ったこととして、最後は歴史や尖閣の問題にまで言及するとは(実はそれが本当の目的だったりして)、・・・。あきれてものも言えません。
私は安倍首相を支持するものではありません(好き・嫌いでいえば嫌いです)し、経済の本質的なところに手を付けていないという批判には同意しますが、日本の構造的な問題は残念ながら国民性に基づくものが多く、誰がやってもなかなか改革できない分野でありすべて安倍氏に帰するというのはムリがあります。
以前からツイッターでは「アベ」という(最近ご自身も認めた)蔑称で執拗かつ乱暴に罵りつづけた宋さんですが、メルマガでもいよいよ正体を隠さなくなってきたということでしょうか。批判は歓迎しますが、それなりの根拠(+論理)とマナーをもってしていただきたいと思います。
新聞社の記事ねつ造問題から始まり、大手企業のデータ改ざん問題、
とうとう国家公務員の公文書偽造まで起きました。
これは、政治云々以前の問題ではないでしょうか。
日本人として考え直す何かがあるのでは?
昔の日本のメディアでは、
自分たち日本人のいい部分よりも欠点を指摘することの方が多くありました。
しかし、その時代の日本人の方が真面目で瞬発力があったように思います。
さて、今回のコラムですが、同意以上に、事態はもっと深刻だと思っています。
先進国で所得が伸びていないのは日本だけですが、それは2000年より前からはじまっています。90年代、景気が悪かったというのはさておきましょう。当時、すでに竹中平蔵氏は「企業の収益が下がっていないのに賃金が変わらないので、労働分配率が上がっている」と指摘しました。その是正が露骨に行われた結果、景気回復時も賃金は下がり続けました。小泉ー竹中時代の雇用の規制緩和が大きな影響を与えていると思います。
日本企業、とりわけ製造業は人件費を下げることで生き残ってきましたが、その結果、生産性を上げること、企業内のイノベーションからは離れていきました。このことが、日本企業の競争力を失わせたのだと思います。
逆に、一部の元気な中小企業は、一部のオーナー企業だと感じています。従業員も2代3代にわたって雇用しており、その良し悪しは別にして、従業員と企業のエンゲージメントは高いと思います。
安倍政権の労働政策は小泉ー竹中路線を引き継いだだけです。安倍を擁護しているのではありません。安倍にはそれほどの信念もないということです。
安倍晋三という人の関心は、150年前の日本を取り戻すということにしかないのだと思います。そして、それを実現するために、お金をくれる人とお友達に向けて、政治のようなことをしているだけではないかと思います。仮に150年前の日本に戻ったとして、そこには何もありません。自分のアイデンティティを満足させるだけです。けれども、そこがくせもので、海の向こうを見ない(友達に国境はないということにすら言いがかりをつけるアベトモは象徴的です)国民は、与えられたアイデンティティで満足してしまうのでしょう。実態は悪化しているにもかかわらず、幻想にひたることができます。
日本という国は、とっくの昔に改ざんされた現実の中にいるし、そんな国はどこからも信用されません。
安倍晋三というのは、そうした国の象徴なのだと思います。
いつも貴重な視座からのメルマガを畏敬と感謝を持ちながら拝読しています。素晴らしい知見をお持ちであればこそ、今回の内容には違和感と質問があります。違和感は冷静な展開では無いことです。みそくそ一緒という言葉がありますが、「日中領土・・変えないわけがありません」は飛躍し過ぎです。現に李首相が5月に来日しその先は首脳の行き来も想定されているはずで最悪の時期を脱しつつあり、外交上の日本の国益には安倍首相は叶っています。日本人はこのトレードオフを冷静に議論できていません。質問は、安倍首相/菅官房長官コンビが退いた後に日本の国益を増す実行と運営ができるリーダーおよび政党をどうお考えですか?今回は日本の国益視点が不十分で中国びいきが入っている、日本の現代マスコミのポジショントークに似て感心も共鳴もできませんでした。非常に残念です。
前回のメルマガはいつもにま増しての「宋節」のオンパレードでしたから、コメントするにもバカバカしくなり止めていましたが、その勢いは止まらないようで盲従する方々の”ヨイショ・コメント”があふれることを懸念してコメントさせていただきます。
先の全人代で習近平”主席”の独裁が確定しましたね。ましてや、先に私が懸念していた通り、習氏の政敵駆逐の功労者である王岐山氏を憲法の定年規定を反故ににしてまで復活させた習近平中国共産党政府を持ち上げている宋さんが、『安倍政治は三流』などと仰る資格がおありなのでしょうか。
ことあるごとに宋さんは、『反日になったと言う人もいますが、いっさい気にしません。それは安倍政権を支える一部の偽右翼の口癖です』と言われ、私のような者をヨイショ読者から阻害させるような発言が増えていますね。
『三流国家』日本では言論の自由が保障されていますので、宋さんのように環球時報に投稿される意見とこのメルマガで発言される意見とが二枚舌であっても許るされます。
ただ、宋さんが『反日になった』と言われるまでの豹変に、先の中国の全人代での憲法改正に賛意を示さなかった【五君子】の方々命運が心配されることと無縁ではないと思っております。
【五君子】の方々は、決して宋さんがお嫌いな右翼などではなく、ただ毛沢東や四人組の暴走を反省して定められた憲法改正を懸念されただけにも関わらず、習氏にとって晴れ舞台で顔に泥を塗られた形になりましたので、今後、投票者の特定を始めることは間違いないでしょう。
言論統制下の中国では、筆跡・投票順・現場のビデオ映像などから投票者を特定することはそれほど難しくないといわれています。
中国の過去の実例に、1949年9月の”第1回政治協商会議”において、新中国の初代中央政府主席選挙の際に絶対的な実力者毛沢東が立候補したのですが、投票の結果たった一人の反対者いました。党中央はすぐに“犯人捜し”を始め、当時の日本の東京帝国大学などに留学経験があった著名な哲学者である張清華大学教授が反対票を投じたことを突き止めました。張氏は共産党を支持する左派学者だったにも係わらず、毛沢東を支持しなかったということから”米国のスパイ”という濡れ衣を着せられ、軟禁された後に投獄され24年後の1973年に獄死しています。
宋さんは、このような毛沢東の踏襲を歩む習近平中国共産党政権の所業を恐れて、”遠吠え”の如く安倍叩き乗じて習近平政権におもねておられるように見えます。それほどに習近平政権の監視は恐ろしいものなのでしょうか?
つでに言わせていただくと、『データ改竄』については”目クソ鼻クソを嗤う”の如くで、中国も韓国もドイツもアメリカも大差ないのではありませんか?
宋さんの信奉者の方々は、環球時報の宋さんの投稿をお読みになられることお奨めします。最近は精度の高い無料の翻訳ソフトがありますからいかがでしょうか。
この20年、いや40年の停滞の根幹を
探り当てないと政治経済、日本国民、日本
に関わる他国人、各国首脳、誰も幸せに
なりません。
個人的な見方では、実は40年どころか
明治・大正の移行期くらいまで時計の針を
戻しているところではないかと推察しても
います。(朝鮮半島情勢を108年前か
その前後の経緯と重ならせてみたいところ)
安倍政権について私はあれこれ言いたくは
ないのですが、大きく日本が変わるべき
時期に首相を勤める運と経緯があったから
としか言いようがないでしょうね。
誰が首相をやっていたとしても、日本は
いずれこうなっていたわけで(わかる人
にはわかっていたはずです)こういう時は
とてつもなく有能な人がバッサリ変えて
行くか、その反対しかないです(^^;)
少し前は、上司が何と言おうと、自分の職能や職責からの正義?を曲げない良い意味の職人親方が沢山いました。
ある時から、そういった職能ではなくて、上司(査定決定者?)のやって欲しい事をやることが正しい。という雰囲気というか空気が出来て来て、そういうタイプが昇進昇格していったと思います。
それで組織が構成されてしまって、今に至るような気がします。安倍さんになったからそうなったのではなくて、日本の組織がそうなって来たので安倍さんが首相になったと思います。
でも、日本には職人気質は残っています。きっと立ち直れると思っています。
1.「森友学園の土地の値段」は、特別な事情のある地域の話でして、この地域では珍しくありません。そのことを政治家・官僚が適切に説明できていない(必要性も理解していない)ことが問題ですが。
2.憲法改正(憲法改ざん)という言い方のひどすぎます。敗戦後に占領軍から与えられ、その与えられたことも公表することを禁じられて来た「軍を持たない」という条文を改正しないで良いとする(その結果、いつまでも米軍にまもられている)状態を変えるべきは当然です。近隣諸国と一緒になってそれを善しとする日本人は少なくありませんが安倍政権はそれを改めようとしています。支援したいと考えます。
お久しぶりです
いつも、本メールをたのしみに、拝読させていただいております。
下記に感想を書かせていただきます。
ここ最近の日本はまさにデータ改ざんのオンパレードです。
東芝、神戸製鋼などの企業によるデータ改ざん事件に聞き飽きたところに、
日本政府も改ざんの実態を露呈し、世界を驚かしました。
⇒ これは、どこの組織でも、どこの国でも、良くあることだとおもいます。
この様なことが明るみに出る仕組みがあることは、すばらしい事です。
ただ、このことばかり、報道しているのはおかしい、ですね。
マスコミはもっと大切な報道をすすめるべきです。
昔、「経済は一流、政治は二流」と日本の方はよく言いました。そう言いながら
どこか「経済一流」に対して政治が少々遅れていても我々民間は気にせず
やっていける覇気を感じました。私はそういう政治と関係なく独自の力で
世界に打って出る日本人の気迫に尊敬の念も持ちました。
⇒ その通りですね。 昔の80点くらい、というところでしょうか?
あまりに、リスクのない、平和ぼけ の日本で
そのような覇気を醸造する環境が無くなってきています。
しかし、ここ20年間、日本企業の総合競争力が落ちる一方であることは
皆さんもご存知の通りです。中国などの新興国との差は別として先進国の中で
成長力が最も欠けているのは日本なのです。これは一人当たりの国民実質所得が
如実に語っています。G7の中で97年からずっと実質所得が落ちていくのは
日本だけなのです。
⇒ 確かに、競争力が落ちていますね。 アジアの安価な人件費と
対抗するためには、所得を落とすしか日本には道がありません。
所得で競争力を図るのは難しいとおもいます。
ここまで来たらもはや経済だけでは解釈できなくなってきました。
政治体制に抜本的な問題があるのではないかと考えてしまうのです。
⇒ その通りです!! 明治から変わらない、倒産しない日本政治は大きな問題です!!
皆さんはすぐ自分たちは米国と同じシステムだと考えるのですが、
これこそ落とし穴です。コンプライアンスや経営体制がピカピカだったはずの
東芝はなぜあんな大規模なデータ改ざんができたでしょうか。
経営理念も管理システムも立派でありながら長期間にわたって
偽装や改ざんに手を出す会社がなぜこんなにも多いのでしょうか。
⇒右肩上がりで年功序列に慣れてきた日本の企業は
右肩下がりには、まだ、慣れていません。 このような、ほころびが出てきてしまいます。
これは、日本の企業だけのことでは、ないでしょう。 右肩下がりになれば、だれでも
そんな事が起こり得ます。 右肩下がりや横ばいでも、組織が活き活きする方法を
考えないといけないでしょうか?
私が安倍政権を批判してきた理由もここにあります。
アベノミクスや三本の矢をはじめ、「世界の真ん中で輝く」、
「一億総活躍」などの幼稚に近いスローガンを次々に打ち出してきましたが、
時間をかけてプロセスを観察すると実際に日本経済の構造問題にいっさい
手をつけていないことが分かります。日銀にどんどん資金を出させ、
株もどんどん買わせ、低失業率や株高を演出してきました。
そのおかげでダメな企業も生き残り、新規産業が生まれず、
経済の活力がどんどん衰退していきます。
政権の人気を維持するために自ら消費税を上げる貴重なタイミングを捨てました。
その時に使った言い訳は「今はリーマンショックに相当する状況にある」です。
前日まで自分のおかげで景気回復したと言いながら、増税時期を伸ばすためならば、
翌日に「今はリーマンショック相当」と言うのです。
ここ最近暴露された財務省による公文書改ざん事件はまさに同じ延長線上のこと
です。不都合を隠すためならば、日銀だろうが財務省だろうが警察庁だろうが
マスコミだろうが経済界だろうが、安倍政権は直にキーマンにアクセスしてきました。
戦後の歴代政治家が遠慮してきたタブー、つまり米国型民主主義では
なかなか手を出してはいけないところに手を伸ばしてきました。
当然この中に合法的な部分もあればグレーな部分もあります。
そしてとうとう真っ黒な違法な部分についても証拠が掴まれました。
森本学園の土地の値段を見れば誰でも分かります。そんな値段で買えるならば、
誰でも買いたいのです。籠池氏が希望する価格を丁寧に聞き出し、それに合わせる
ためにゴミのデータを偽造しました。現場から本省まで一体となって頑張るのです。
石橋を叩いても渡らないまじめなサラリーマン官僚がなぜそんなタブーに
チャレンジしなければならないのでしょうか。名誉園長の安倍夫人が何らかの方法で
関わっていなければ、誰にそんなモチベーションがあるのでしょうか。
「財務省がやりました。私は関係ありません。」これは東芝の元社長が改ざんについて
「経理部がやりました。経理部長を処分します。私は関係ありません。」と
言っているのと同じです。皆さんはどう思いますか。一部の人は
「まるで途上国です。」と言うのですが、途上国を侮辱してはいけませんよ。
これはシステムの問題というよりも、もう人間性の問題でしょう。
さすが火中の麻生財務大臣はG20を欠席しました。行ったとしても
彼が読みあげる財務省官僚が作ったデータや文章は、信憑性が薄いと、
誰もが思うでしょう。
安倍総理と麻生財務大臣のこの姿勢はまさに世界的に嘲笑されました。
逆に総理と仲良くしてきたマスコミや大企業のトップも同様な姿勢ではないかと
思ってしまうのです。困難な改革や長期目標から逃げて好きな部下とパートナーに
囲まれて好きなことをする。しかし、不都合があればすべてそれを部下に押し込み、
責任逃れします。これこそダメな企業の典型です。
私は安倍政権のこの体質を数年前から批判してきました。
反日になったと言う人もいますが、いっさい気にしません。
それは安倍政権を支える一部の偽右翼の口癖です。こんなデータや事実を
平気で自分の欲望に合わせる人は過去の総理大臣にいないはずです。
皆さんはたぶんお金に関わることが私欲だと思うのでしょうが、
人間の一番の私欲は自己満足欲と自己顕示欲です。
憲法改正(憲法改ざんというべきかもしれませんが)を含む彼の顕示欲のために、
彼がやってきたのは改革ではなく改変や改ざんです。
日中関係で言えばこんな改ざんが好きな総理の下で尖閣諸島の問題や歴史問題の
折り合いがつく訳がありません。あれだけの公文書を改ざんし、頑として
非を求めない政権ですから、日中領土交渉の公文書を好きなように変えないわけが
ありません。敗戦後に旧官僚によって不都合な公文書が破棄された中、
安倍政権が過去の歴史に対して素直に事実を調査し他国の公文書を確認する訳もありません。
安倍政権が日本に与えた最大の損害は経済改革の機会損失ではなく、日本国家の
信用損失であることは、時間が立てばたつほど露呈してくるはずです。データと
文書を改ざんし、責任を部下に押しつける。そんなことをやっていいんだという
日本国家の印象を世界中にばら撒いています。
まさに三流の政治がもたらす二流の経済です。
→ まさに、その通りです。全く宋さんと最近まで、同意見でした。
自ら、衆議院を目指した事もありました。
しかし、いまの政治をいくら私達がよい方向に変えようとしても
せいぜい、20%くらいしか改善できないのではないか。
この100年前からの仕組みを壊すのはどうすれば良いか?
安倍さんのやり方に、宋さんと同じく、反対の意見を多く持っていますが
さて、安倍さんの変わりに、誰ができるか? 誰が日本を変えれるか?
どの党ができるか?
代わりがいないのです。
ですから、今は安倍さんに任せておくのが最善かなと思うようになりました。
宋さんのように、私も大学四年、一年、高校三年の子供達に恵まれています。
全員、上の二人は同志社大学政治学科です。
彼らの時代までに変わるようにすすめたいと想います。
いまの20代の若者は、一味、違っています。今までの私達にない、日本人の素養を
もち始めています。
もっと国民が痛い目にあい、自らしんどい思いをする覚悟ができないと、政治は
変わらないです。
それは、自分たちの力では難しいので
これから、まず、5G シエアエコノミー ブロックチェーン技術 若者のリスクを恐れない力 フィンテックによる金融機関の半減 政府の破綻?
等の外圧、自然の力で変わっていくとおもいます。 その時の指導者を育てたいですね。 ご一緒にやりませんか?
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シリコンバレージャパン株式会社 オーナー(社主)
株式会社富士通エフサス ビジネスマネジメント本部
プロジェクトマネジメント推進統括部
DRII認定ABCP MBA(経営学修士)
能任 裕行 noto@jp.fujitsu.com
〒540-0001 大阪市中央区城見2-2-22 マルイトOBPビル7F
TEL:06-6755-4201 (内線)◆Lync : (72)6177-5784
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いまの日本の民主主義(国会)は稚拙な批判の応酬ばかりに時間を大量消費して肝心な解決策や法整備は抜け道だらけのまま結局また同じ失敗でまた時間を大量消費してバカみたい習近平体制で鶴の一声で前へ進む政治とは大違いです
しかし不正が表面に出てくる体制こそが健全であって今回の改ざん問題なんて多かれ少なかれどこの国や企業や家庭にでもある問題のひとつに過ぎないのではないでしょうか人は神ではありませんから経済だけが人生ではありませんから
facebookで拡散して欲しいですね。
この国の素晴らしさをスポイルする政治、次世代に未来に資するモノを残す大人の責務を自覚できない大人たち、そして、生産性が低いと言われても日々を省察できない経済社会、この事実を変える責務を誰が持つのか、今一度、われわれ大人が可及的速やかに熟考すべきことです。心地よい刺激をありがとうございます。
所で、中国では習政権は永遠に続くのが可能な様に憲法を改変したようですが、この改変すら、共産党の大会で改変するのですから、国の体制が違うといってもあまりでしょう。日本のことを心配するよりも、宋さん自身が外国へ移住するなどの対策を実行した方が宜しいのではないかと思います。習一派による第二の”紅衛兵時代”は近いですよ。
「2017年は日本が没落の一途をたどるばかりであることが明らかになった年だった。国際社会における日本のプレゼンスはこの30年で低下する一方であったのに対し、中国の成長は目覚ましく、世界経済は米・欧・中の三極体制に移行しつつあります。完全なる敗北と緩やかな衰退の中で日本が今やるべきことは、将来を全く視野に入れていない「人づくり革命」でも「生産性革命」でもありません。2017年を振り返ると、これまでに比べて中国と日本の格差が非常に明確に現れたと言えます。
特許の出願数も発表される論文数も中国のほうが上です。未上場で想定時価総額が10億ドル以上の企業をユニコーン企業と呼びますが、米国には108社あり、中国にはなんと58社もあります。
世界10大ユニコーン企業を見ても中国企業は4社もランクインしていますが、日本の中でこれから世界へ躍り出るような期待値の持てる会社がほとんど見つからないのです。
2017年は米国の次は中国だということが明らかになった年でした。
GDPの面ではそうだと分かっていたことですが、個々の企業を見てもまだまだ日本のほうが上だと思っていたところが、中国企業の勢力が堂々と米国に次ぐものになり、日本との差は開く一方だということが明確になった点で“画期的”な年でした」。
今こそ日本は先進国の意識を捨てて、もう一度謙虚な気持ちで出直す必要があります。
「2017年は日本が没落の一途をたどるばかりであることが明らかになった年だった。国際社会における日本のプレゼンスはこの30年で低下する一方であったのに対し、中国の成長は目覚ましく、世界経済は米・欧・中の三極体制に移行しつつあります。完全なる敗北と緩やかな衰退の中で日本が今やるべきことは、将来を全く視野に入れていない「人づくり革命」でも「生産性革命」でもありません。2017年を振り返ると、これまでに比べて中国と日本の格差が非常に明確に現れたと言えます。
特許の出願数も発表される論文数も中国のほうが上です。未上場で想定時価総額が10億ドル以上の企業をユニコーン企業と呼びますが、米国には108社あり、中国にはなんと58社もあります。
世界10大ユニコーン企業を見ても中国企業は4社もランクインしていますが、日本の中でこれから世界へ躍り出るような期待値の持てる会社がほとんど見つからないのです。
2017年は米国の次は中国だということが明らかになった年でした。
GDPの面ではそうだと分かっていたことですが、個々の企業を見てもまだまだ日本のほうが上だと思っていたところが、中国企業の勢力が堂々と米国に次ぐものになり、日本との差は開く一方だということが明確になった点で“画期的”な年でした」。
今こそ日本は先進国の意識を捨てて、もう一度謙虚な気持ちで出直す必要があります。
正に同感です。アベノミクスなど自分の名前を冠にした時点でマヤカシものということは分かりました。昔子どもの頃に遊んだおもちゃの金を沢山刷ればインフレになる訳で。第二次政権発足直後から進めた共謀罪もしかり。働き方改革(改ざん)も時間外賃金“ゼロ”が目的の経済界と一体になって化けの皮が剥がれた。政官学(御用学者も稚拙・貧困)、立法・行政・司法をぶっ壊し、検察・警察をも巻き込んだ暴挙で押し切るこんな政治家(セイジヤ)を許す国民が不思議な国です。バブルを知らないため居めが最高と思う若者は洗脳されているので、中年以上の国民が立ち上がり自覚・自律をすべき。現在の独裁5ヶ国(ロシア、中国、北朝鮮、アメリカ、日本)に入っていることを恥ずべきです。欧州を見習って国民が政官学をしっかり監視し、球団すべき時が来ていると思う。
今回の事件に象徴される昨今の日本の傷みようはご指摘の通りだと思います。
安倍総理が幹事長時代、まさにお友達の一人、元三井住友銀行副頭取の知古でお話しする機会がありました。あの頃の安倍さんはウィットに富み、精気あるれる、とても魅力的な素敵な人物でした。その後、総理になられ、病で辞められ、復活、2度目の総理になられました。
ただ、この数年の安倍さん以下自民党主導の政策、政治を見ていると、どうも何か違っているなと、思えてきます。
非を非と認めることができない人は、人を導くことができません。
安倍さんに替わる人がいないというのは、大きな間違いだと思います。石破さん、小泉進次郎
さん、岸田さんでもいいと思います。
この際、冷静に信頼できる人をトップと仰ぎたいと思います。
いわゆる民主主義国家においては、国会議員は自由投票によって選出されますから、残念ながら日本国民の選んだ国会議員が現状のレベルであり、議員内閣制を受けて、国会議員が選出したのが、現内閣となりますから。
悲しいかな、日本国民の選択が、現状に反映されていると。
政治三流、経済二流から日本国民が脱却する意思があるかどうか、ですね。
何が悲しいと言っても、日本国民が従業員選挙で選出する議員の多くがいわゆる世襲政治家でして、まるで江戸時代なんですよ。
ガラパゴス流封建民主主義とでも呼ぶしかないですね。
悲しい!!
この戦争をリードしたのは満州利権に拘る二機三介でした。安倍晋三の祖父、岸信介がその内の一人です。安倍晋三はその信介の薫陶を受けたとかで、「美しい国日本」「戦後レジームからの脱却」を掲げて第一次内閣を組閣しましたが、失敗しました。民主党が政権交代を掲げて内閣を組閣しましたが、国民の期待を裏切り、マニュフェストに書いた事は何一つ実行しようとせず、上げないといった消費税を上げるという暴挙に出たため、安倍晋三に思わぬチャンスが訪れたのです。経産省の官僚上りと組んで第2次内閣では習近平並みの暗黒政治を開始しました。国が前面に出て、メディア、検察、会計検査院、裁判所、国会を抑えて独裁国家の色彩を強めて来ました。その一環で教育も幼児教育から国家に対する忠誠心を涵養するために国家の財産を簒奪して森友に注入しようとしたが、見つかってしまって、トカゲのしっぽ切り図っているのが現状です。このままでは三流国家以下に沈没するでしょう。落ちるところまで落ちればいつの日かまた日の昇る日が来ることを願っています。
安倍政権や安倍自身にたいする見解もほぼ同じです。
国会中継をみていると、ガッカリすることばかりです。与野党とも、日本の指導者としての気概が見えません。会社での会議なら1時間で結論がでるような課題でも、100時間かけて、しかも結論が出せない非効率さです。
其のうえ嘘、虚言、はぐらかし、ヤジ、居眠り等々、悪教育のオンパレードばかりです。
その原因は、正しい哲学の欠如・人格者でない・政治屋としての2世議員・小選挙区制制度の欠陥・議員報酬を1000万円程度(総額)に等々、本当に日本を幸福国にするとの、正義感と、情熱を持った人を選出しないといけない。
松下幸之助が唱えた、無税国家を目指す信念を持った人々を選択していきたい。
毎回コラムを楽しみしています。
ただ、今回の宋さんの記載は内容が嘘だと知っていて?誰かに忖度して?、誰かに書かされて?としか思えないような内容だったのでコメントさせていただきました。
宋さんの言う通り’97年から主要先進国で日本だけGDPが増えていないので所得が増えないのは当然の話だと理解しています。
将来を悲観して(?)家計も、企業も金を使わないからGDPが増える(=経済成長)訳がないという意味です。
コラムに宋さんは、
「実際に日本経済の構造問題にいっさい手をつけていないことが分かります。日銀にどんどん資金を出させ、
株もどんどん買わせ、低失業率や株高を演出してきました。そのおかげでダメな企業も生き残り、新規産業が生まれず、
経済の活力がどんどん衰退していきます。」とあります。
日本経済の構造問題とはデフレ経済のことでしょうか。
経済の活力という意味もよく分かりません。
GDPが増えないのは、これだけ国の借金が・・と煽り、少子化で経済成長は絶望的と煽り、老人医療費が増大して国が
立ちゆかなくなると煽れば、誰も金を使わずに貯蓄に回し、企業も投資などしないでしょう。
麻生さんは以前国会答弁ではっきりと「赤字国債は国の借金でなく政府の借金。民間が使わないなら政府が支出して経済成長に
導かなくてはならない」と財務大臣になる前に発言していたことを記憶しています。(今は真逆のことをやってますが)
安部さんの三本の矢についても金融緩和・財政出動・成長戦略と至極真っ当な内容だと思いますが、実際やっているのは
金融緩和だけです。プライマリバランスゼロ政策で建設国債の発行でさえおぼつきません。
(建設国債をプライマリバランに組み込むこと自体も根本的な問題のひつと思いますが。。)
コラムに「政権の人気を維持するために自ら消費税を上げる貴重なタイミングを捨てました。」とありますが、政府が財政
出動できない状況で更に消費税を上げて、デフレ下でインフレ対策をすれば更に消費・投資が落ち込むことは誰でも分かります。
宋さんはこのデフレ時こそが貴重なタイミングと仰りたいのでしょうか。
しかし、第一の矢、日銀が市中銀行から国債を買い取って金融緩和したおかげで、俗に言う「国の借金問題がない」ことが明らかになりました。
日銀が株を買っているとありますが、正確にはETFです。民間企業の株を日銀が買える訳がありません。
今や(政府の子会社である)日銀の国債保有比率は40%を超えました。更に日本の対外純資産額は320兆円(ダントツの世界一)
これだけ国債を買い取って市中銀行の当座預金残高を増やしても目標の2%のインフレにはほど遠いです。
ハイパーインフレになると騒いでいた話題がピッタリ止んでしまいました。
中国の事情は宋さんが良くご存知だと思うので詳しくは言及しませんが、私は経済成長しなくても平和に暮らせるのであれば
今の日本で、他人から一流と思われようが二流と思われようが関係ないと思っている人間です。
しかし、何故中国は今や日本の2倍の軍事費を使ってまで軍備を拡張させるのでしょうか。
何故今更空母なのでしょうか? な何故原子力潜水艦を建造しなくてはならないでしょうか。何故南シナ海の岩礁を埋め立てて
滑走路にするのでしょうか。恐らくこのままでは近い将来軍事費は日本の5倍、10倍になるでしょう。
日本の政権が中国の属国になると宣言して国政選挙で勝利して組閣すれば話は別ですが、私は中国共産党の実質一党独裁政権下(中国人は大好きです)
で暮らすことだけはしたくないと思っている日本人です。
国を統べる政治家には国民の経世済民を旨として一所懸命仕事をして結果を出してもらいたいです。
今の政権は(外交・軍事・内政)何をすべきかをこれまでの政権よりは分かっていると思っています。
但し、今はそれをさせないための活動(忖度したハズ、指示があったハズ・・初めから着地点がない活動)に翻弄されているとしか見えません。
マスコミ然り、野党然り、御用学者的な評論家然り(戦前の日本、米政府がコミンテルンに翻弄されるがごとく)
宋さんの今回のコラムがそうでないことを節に願っています。
これからもメルマガ楽しみにしています。
世界第2位の経済大国中国を、まず「中国などの新興国との差は別として」と「新興国」として認めてしまって圏外に置いた上で、「先進国の中で成長力が最も欠けているのは日本なのです。これは一人当たりの国民実質所得が如実に語っています。G7の中で97年からずっと実質所得が落ちていくのは日本だけなのです。」と言うところまでは、客観的なデータにもとづいていて、そのあとに原因究明となにがしらの提言があるかと期待してしまいました。しかし、それに続く文章を読んで仰け反ってしまいました。
「ここまで来たらもはや経済だけでは解釈できなくなってきました。政治体制に抜本的な問題があるのではないかと考えてしまうのです。」「「世界の真ん中で輝く」、「一億総活躍」などの幼稚に近いスローガンを次々に打ち出してきましたが、時間をかけてプロセスを観察すると実際に日本経済の構造問題にいっさい手をつけていないことが分かります。」「人間の一番の私欲は自己満足欲と自己顕示欲です。憲法改正(憲法改ざんというべきかもしれませんが)を含む彼の顕示欲のために、彼がやってきたのは改革ではなく改変や改ざんです」。
これらの言は、まさに日本の問題ではなく現在の中国経済の最大の課題であり、最近、憲法を改正まで行った習近平政権のことを皮肉たっぷりに言っているとしか思えませんでした。
そのために、冒頭に「中国などの新興国」と中国と比較されることを避ける逃げの手を打っていたことが、皮肉に重みを付けている。
最後に続く「三流の政治がもたらす二流の経済です」は、最大の中国に対する皮肉でしょう。データの改ざんにいたっては、経済成長率ですら改ざんする中国の十八番芸でしょうに。いいんでしょうかね、そこまで皮肉って。
とは言え、成長と前提とした経済は永久に続けられるわけではなく、いずれ破たんすることは間違いない事実であって、「先進国の中で成長力が最も欠けているのは日本」と言われると、経済成長の目的は何なのかと、宋氏に訊き返したくもなります。
人を金のみで動く動物だと信じるのが西洋文明(あるいは中国文明)と言うのなら、日本は異なる価値観で動く社会だとしか言いようがない。それが、日本の若者をして世界に打って出るときの抵抗になっていると思うが、話がながくなるので省略したい。
とは言え、データを自らの都合のいいように改ざんする風潮が見られることは、「他人に対して誠実である」ことに一つのきな価値を置いてきた日本人に変化が生じているとしか思えない。
「データはすべてを物語る」との理系的な発想から、「データなど都合のいいように書き換えてよい」との文系的で経済性のみを優先する発想に日本が毒されまじめていることに危惧を憶える。
その典型が、勝手に事実を捏造して報道する軽薄なマスメディアの姿だろう。
テレビでもよく”ここ最近”って言われるもんだから勘違いしている人が
多いようだけど、ここ最近になって、次々と”明るみになった”だけで、
改ざん自体はずっと以前からなんですってね。
ここ最近は明るみに出るようになっただけマシになってきたんじゃない?
>森本学園の土地の値段を見れば誰でも分かります。
いや、オレ分からないんですけど・・・(汗)
結局、適正価格は幾らで、何割引きで売った事になるんですかね?
それが分からないと、批判していいのかどうかも判断できない。
まあ、都合の悪いことは隠そうとする。これもう人間の本性。
実害なくうまいこと隠せるもんなら、本当は誰だって隠したいのよ(笑)。
政治家とか社長とか、いろいろ好き勝手できるようになると、どんどん
すごい事まで隠せるから隠しちゃう。どこの国でも、いつの時代でも。
安倍さんだけが特別ひどい事しているわけじゃないと思うよ。
確か、中国でも事故った高速鉄道の車両をろくに解析もせず、速攻で
地面に埋めて隠してましたよね。
現政権の問題はいろいろあるだろうけど、じゃあお前はもっといい政権を
作れるのか?って言われたら、オレには到底無理。
やっぱり安倍さんか、代わりにやれるっ!ていう人に任せておくしかないなぁ。
どこにいってしまったのか。皆さんのご意見を見てもまったく人まかせ、政治家まかせのような感じで残念です。
ひとつ言えるのは、制度をどんなにアメリカ流に変えたところで、それをやっている人が変わらなければ、同じ過ちを繰り返すということです。今騒がれている問題も、30年前のスキャンダルと比べてどれほど違うのか、少しは進歩があったのでしょうか。
もっとも日本だけではないようです。人大の映像をみていたら、習さんが憲法に手をあてて
宣誓していました。アメリカ大統領が就任式で聖書に手をあてて宣誓する真似でしょうが、聖書は神の言葉ですが、憲法は共産党が勝手に決めたルールで、人民が決めたものではありません。
形だけ真似して、心が伴わないと、日本と同じ
失敗を繰り返さないとは言えないと思います。
えせ右翼・・そのものですね。
政治の3流・・・今や5流でしょう。
経済? 周回遅れ2周ですね。
唯一評価するのは、強面の外交だけです。
内政、経済は0点
今回の内容、全てに同意する訳ではありませんが、その「鋭い切れ味」に感服しましてコメントを残すことにしました。宋さんの意見と視点、自分の考えを形成するにあたり参考とさせて頂きます!
だが、日中の関係、日中の比較において、日本をあれこれ批判、非難するのは明らかにフェアではない。説得力もない。なぜなら宋さんは中国、特に中国当局の批判は明らかに遠慮している様子がうかがえるから。
いろいろ賛否はあるようですが、他国比較はともかく日本がこの20年本当に停滞していたのは事実だと思います。
私もビジネスを卒業し、政界に転身し、今は地方議会にいますが、まぁひどいもんです。
国のお金なら、獲れるだけ獲って使い切る、費用対効果の概念がない、相変わらず予算主義で成果への執着心がない、議会与党はダメな議案でも反対しない、これでは税金をいくら取っても足りるわけがありません。
この改革は、ちょびちょびやってもどうしようもないくらい、末端地方まで染み付いていますから、革命並みの構造改革をしないと政治は良くならないと実感しています。
私は公務員だったので歴代総理をそばで拝見していましたが、何とかよい国にしたいと真摯に頑張っている方が大部分でした。安倍氏屋麻生氏を見ているとただただ教養のなさを感じます。
多くの自称右翼が古代史も中世史も知らないままに「伝統だ」「固有の文化だ」と叫んでいるのと同一の現象です。
美しいスローガンを毎年のように掲げていますが自分の政権を維持するだけが目的で財政規律も競争政策・成長政策も真剣に取り組んでいません。
だから日本が衰退するのは仕方がないのですが香港やシンガポールに逃れることのできない私たちはどうすればよいのか。
私たちが自民党に投票しているのが悪いのですが。
文化大革命から逃れてきたおまえを受け入れてくれた国を罵倒するおまえはゴミクズだ。金持ってようが関係ない。おまえは
ロクな死に方はしないね。
他に誰ができますか。
毎日、森友ニュースばかりでうんざりします。
メディアからの発信情報・意見に、国民はすぐ賛同します。
報道する方たち、違った意見や角度をもっと探ってほしいです。