やどかり(宿借り)マネー

思うところあってブログ名元に戻しました。またそのうち変更するかもしれませんがどうぞよろしくお願いします。

発達障害 を含む記事

「大人の発達障害」ができるまで~たぬちゃんが考える、「大人の発達障害」の性格形成の歴史とは


よく発達障害者のことを「孤立型」「受動型」「積極奇異型」と3つのタイプに分けて論じてあるのを見かけるが、あのタイプ分けが適用できるのは、せいぜい思春期~25歳ぐらいまでの発達障害者ではないか、と思う。

 

 

 当事者の環境や性格にもよるのだが、「大人の発達障害」(だいたい30歳以降~)の人たちには、何十パーセントかは「仮面をつける」ことを覚えた人たちがいて(たぬちゃんもこのタイプに該当)、それまでの態度を「捨てて」しまう人がいると思う。

たぬちゃんが考える、「大人の発達障害」の性格形成の歴史とは以下のようである;

 

 

【第1段階】もともと本人が生まれ持った気質(0歳~)

【第2段階】発達障害(0歳~20歳)

【第1段階と第2段階を経て、さらに自分でジタバタした挙句、生成した性格】(20歳から25歳~)

 

 

 

【第1段階】もともと本人が生まれ持った気質(0歳~)・・・本人が生まれもった気質・感受性で、発達障害と無関係の「個性」である。

 

 

【第2段階】発達障害(0歳~20歳)・・・「第1段階」の生まれ持った気質・感受性に、この「発達障害・脳神経系統の発達の異常」がかぶさるような感じである。“世界に自分以外の人間が存在しないかのようにふるまう”という発達障害独特のキャラがここで誕生する。この「第2段階」で生成したキャラを3つに分けると、「孤立型」「受動型」「積極奇異型」になる

 

 

【第3段階: 第1段階と第2段階を経て、さらに自分でジタバタした挙句、生成した性格】20歳から25歳~)・・・「第2段階」までのキャラが、当事者のオリジナルの[人格]なのだが、この[人格]でやっていこうとすると、とにかくあちこちに衝突するので、当人もいろいろ思案したあげく、いくつかの「態度」を「捨てる」という選択に出るのである。それまで集団内で積極的に発言するタイプの人が急に全く発言しない人に変化したり、当事者によって変化はいろいろであろうと思う。そしてこの「第3段階」に来ると、「孤立」「受動」「積極奇異」という(第2段階で生成した)オリジナルの人格の”型”は、追跡不可能なまでに個性化するため、元の”型”をとどめなくなっていると思う。

 

 

 

高森明氏は著書『漂流する発達障害の若者たち』で、この「第3段階」に触れて、発達障害者が、こういう外面的なペルソナを被るようになるのは「よいことではない」と言っている。いずれにしても「偽りの自分」「周囲とうまくやっていくためにつけるペルソナ的人格」なのだから、発達障害者を疲れさせる原因になりこそすれ、本質的な問題解決にならないという趣旨だったと思う。
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そういえば、「障害者」であることを兄弟は知らない


と思い当たってしまった。あるブログでブロガー氏が「兄に昨晩はじめて“自分”(ブログを書いている人)が障害者であることを教えた」とか書いてあったので、そういえばウチもわかってないな、と。

 

 

 

たぬちゃん社会的に障害者になって軽く○年ぐらい経過しているが、兄も妹も離れて暮らしているからか(?)、自分の妹が発達障害の診断が出たとか、手続きとったとか、全然知らない。別にヒミツにしているわけではないのだが、話しても大して興味を持つと思えん。親戚一同も誰も知らない。くどいがヒミツにしているとか、「恥」の意識があるとか、そういうことではない。

 

 

 

考えてみると、日曜日に通っている「アートスクール」でも、たぬちゃんが「障害者(社会的に)」という事実は先生も含めて、誰ひとり知らない。そろそろ通い始めて○年経過したが、いまは別に困ったこともないし、カムアウトする気は無し。生徒さんの性格を考えると「気を遣う」と思うんですよねー。それに「絵を描く」というのは、各自がイーゼルに向かって「自分の世界に入って」作業するので、かなり発達障害的な傾向が強い人でも、アトリエ内では変人さが目立たないという特殊な事情もある;

 

 

 

なんか「弱者」が「弱者」を自称するのはポジショントークだとか言う人もいるけど、この国の障害者の世界においては、自称している人やシーンは、驚くほど少ない、のだ。健常者も障害者も区別も差別もなく、一緒に過ごせる場所や時間が増えること・・・は、一般的にはよいことだと考えられている。しかし、もっと「強者(健常者)」と「弱者(精神科経由の障害者)」を堂々と差別したほうがいいと思うシーンもいくつかある。代表的なのは「車道」である。現行では全く差別されていないので、(事情を知る者に言わせれば)危なっかしくて仕方がない。

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「文系・大卒・発達障害」がクビになる~少数派を生き抜く発想法


いや、『「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法』 (深田 和範 / 新潮新書)というタイトルを見ていたら、エントリの題が浮かんだという。

 

ネット某所で「発達障害で文系という自分は、どうやって生き延びればいいのさっ?」という書き込みを見かけた。(発達障害じゃなくても)定型でも、就活および組織内生き残りについては、「文系は苦しい」と思う。

こういう人たちで特に「煩悩が弱い」層は、ただちに「仕事ができない人」「何の役にも立たない人」フォルダーに突っ込まれ、いなかったことにされてしまう社会であるのがオソロシイ。

 

「理工系」の人たちは生まれたときから「一芸」たずさえているからねーとぼやいていた大学院生を見かけたが、そのとおりであろう。
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