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それぞれの分野における人気のプログラミング言語には差があり、IEEE SPECTRUMは次のようなランキングであると発表しています。
- Web系:Python、Java、C#
- モバイル系:C、Java、C++
- エンタープライズ系:Python、C、Java
- 組み込み系:C、C++、Arduino
分野によって人気の言語は異なるため、自分の分野によって選択する言語を変えたほうがよいでしょう。例えば、PythonはWeb系やエンタープライズ系で人気があり、モバイル系や組み込み系では対象外の言語です。逆にアセンブラは組み込み系以外の分野では対象外ですが、組み込み系では非常に人気のあるプログラミング言語です。
分野によって異なるプログラミング言語が人気になる理由は、プログラミングパラダイムの得手不得手や、ライブラリ・フレームワークの違いによります。
例えば、広告ビジネスを行っているWeb系企業は、より訴求力のある広告をユーザーに提示するために、Webページの移動時間などのデータを機械学習するシステムを作っています。このようなシステムは機械学習のライブラリが充実しており、変更を柔軟に行いたいといった理由から動的型システムを持つPythonが選ばれやすく、分野としてもPythonが人気になっていると考えられます。
出典:日経BPムック「若手ITエンジニア 最強の指南書」 p.45 「人気のプログラミング言語」を改題して編集
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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