尖圭コンジローマとは
ウイルスの一種である「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染することで、性器や肛門のまわりに「イボ」ができる病気。世界中で発生しており、日本でも年間を通じて患者の報告があります。
痛みやかゆみといった自覚症状はほとんどないですが、次第にイボが大きくなり数も増える場合があります。また、癌に移行するケースもあるため注意が必要です。
尖圭コンジローマの感染ルートと潜伏期間
主な感染ルートは性行為(男性同士を含む)やオーラルセックスなど。皮膚や粘膜の微小な傷からHPVが侵入することで感染します。
手指や病変部位に接触した物を経由した接触感染もあります。
潜伏期日間 数週間~2、3ヶ月
ウイルスに感染しても、すぐにイボが現れるわけではありません。潜伏期間が数週間~3ヶ月と長いため、正確な感染時期や誰から感染したかを特定するのは難しいとされています。
どんな人が感染しやすい
性行為や性的接触により、誰しもが感染する可能性があります。ウイルスが広範囲に広がっている場合、たとえコンドームをつけていても、カバーできない部分から感染する可能性もあるため、油断は絶対に禁物です。
どんな症状がでるの
男性器や肛門周辺に様々な形状の「イボ」ができます。
尖圭コンジローマといえば、なんといっても特長的なのが「イボ」。亀頭や包皮、陰嚢に鶏冠(トサカ)状・乳頭(ちくび)状のイボができます。また、肛門周辺や尿道口に感染して、その周辺や内部にイボができることもあります。
自覚症状がないケースがほとんどですが、イボが大きく成長して数が増える事で、排尿障害や射精障害などの症状を起こす事があり、かゆみや痛みを伴うこともあります。
外見的にも非常に不快なため、心理的なダメージや、コンプレックスを抱える方もいらっしゃいます。
放っておくとどうなるの?
イボの数が少しずつ増えていき、サイズも大きくなります。その際には、痛みや出血などを伴う場合もあります。また悪性で癌に移行することもあるため、気になる方は検査を受診することをおすすめします。
どうすれば治る?
症状の状態に応じて薬物治療と液体窒素療法を行います。
薬物治療(軟膏クリーム)
「イミキモド」という成分を配合した軟膏クリームを患部に塗布することで治療します。軟膏クリームは隔日週3日使用します。治療にかかる期間は症状によって変わりますが、最長で16週間まで継続します。
液体窒素療法
液体窒素で凍らせた綿棒を数秒間イボに接触させて、コンジローマを凍らせます。痛みが発生したり、水ぶくれになることもありますが、問題はありません。
イボの大きさ、状態により、1~2週間ごとに何度か繰り返す必要があります。通常は1回で完治することは難しく、数回の通院が必要になります。
まずは検査から
受付
問診表のご記入をお願いします。匿名で記入いただいて大丈夫です。
日本性感染症学会会員であるスタッフがご相談に伺います。
問診
医師法20条により、医師による問診を行います。
その上で、ご本人のご希望を確認の上、適正なSTD検査(性病検査)をご提案します。
検査
陰部のイボを擦って検査をします。
結果報告
即日(クイック)検査については、医師と一緒に検査結果を確認します。 感染していた場合には、投薬治療となります。 後日、検査結果がわかるものについては、 お電話などで確認できます。
書面が必要な方は、検査結果をお渡しいたします。
検査と治療の料金
尖圭コンジローマの検査料金(自由診療)
たいようクリニックでは、問診料や再診料は頂いておりません。
患者様のご負担は、検査料金とお薬代のみです。
尖圭コンジローマは医師の視診で診断が可能のため、検査料金はかかりません。診断とは別に、原因となるウイルス(低リスク型HPV)の感染の有無について検査される場合、検査費用がかかります。
低リスク型HPV検査
●検査結果…約1週間後
●料金…10,000円(税別)
●診察料…0円、ただし診察のみの場合は3,000円
※診察のみを希望される場合は、診察代 3,000円(税別)がかかります。
※検査の結果、低リスク型HPVの感染が認められても、全ての方が尖圭コンジローマを発症するわけではございませんので、ご安心ください。この検査はあくまで、リスクについて調べる検査となります。
尖圭コンジローマの治療料金(自由診療)
薬物治療(軟膏クリーム)
●料金…軟膏2週間分10,000円(税別)
●診察料…0円
液体窒素治療
●料金…1回5,000円(税別)
●診察料…0円
尖圭コンジローマの予防方法
もっとも有効な予防法は「ワクチン接種」です。
ウイルスに感染している相手との性的な接触を行わないことが重要ですが、潜伏期間中や自覚症状なく感染している場合もあり、相手が感染しているかどうかを判別するのは現実的に困難です。
また、性交類似行為も含む性的接触時にはコンドームを必ず使用することで予防できますが、完全に防ぐことはできません。そのため、現状もっとも有効な対策は、ワクチンの接種といわれています。
尖圭コンジローマ・マメ知識
成人男性の約6割は男性器にイボがある!?
男性器の“ボツボツ”に関するご相談は非常に多いです。しかし、こうしたイボは尖圭コンジローマではなく、「フォアダイス」という“良性のイボ”である可能性もあります。
フォアダイスとは
尖圭コンジローマと同じく男性器に発生する小さなイボのこと。亀頭の根元部分(カリ首)に発生することが多く、成人男性の約6割に見られるといわれています。生理現象の一つであり、病気ではないため特に害はありません。尖圭コンジローマとフォアダイスには、以下のような違いがあります。
尖圭コンジローマ
●大きさ・形状…1~3mm程度の大きさでサイズは不揃い。先が尖っていて硬い
●発生場所…ペニス周辺のどこにでも出来る
●色味…白、ピンク、茶色、黒などの色がついている事がある
●特徴…少しずつ数は増えていき、サイズも大きくなる
フォアダイス
●大きさ・形状…1~2mm程度の大きさで全部同じサイズ。勃起した時に目立つ程度
●発生場所…カリ首あたりにできやすい
●色味…色はない
●特徴…仮性包茎の人に出来やすい
正式な判断には検査が必要不可欠です
上記の違いあくまでも「目安」。特に初期の場合は見分けるのは非常に困難で、正式な判断には検査が必要不可欠です。
尖圭コンジローマの場合は癌化すると癌になる恐れもあるため、ご自身だけで判断するのは非常に危険です。まずは専門医にご相談ください。