ITmedia NEWS > 企業・業界動向 > AppleのiPhone解体ロボット「Liam」の妹「Daisy」は...

AppleのiPhone解体ロボット「Liam」の妹「Daisy」は1時間に200台処理

» 2018年04月20日 07時33分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleは4月19日(現地時間)、22日のアースデイを前に、iPhone解体ロボット「Daisy」を発表した。不要になったiPhoneを高速で解体し、レアメタルやリサイクル可能な部品を分別する。

 daisy 1 Daisy

 2016年発表の「Liam」の妹に当たるDaisyは、Liam同様に同社の研究開発部門が開発した。9バージョンのiPhoneを解体し、高品質な部品をリサイクルのために分別する。1時間に200台のiPhoneを解体できる。

 daisy 2 ドナドナ

 これにより、これまでのリサイクル業者では採取できなかった資源もリサイクルできるとしている。例えば、レアアースの1種であるタングステンやAppleのオリジナルアルミ合金を取り出し、再利用したり市場に提供したりすることが可能という。

 daisy 3 Daisyが10万台のiPhoneから採取するレアメタル

 Appleは「最終的には、自社製品を再生可能な資源あるいはリサイクル素材だけを使って製造したい。いつの日か地球からは何も採取しなくなるのがわれわれの大望だ」としている。

 同社は9日、同社の世界の施設に100%の再生可能エネルギーを供給していると発表した。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

- PR -

「Web会議は生産性が上がらない」「議論が深まらない」──そんな認識のItmedia NEWS編集部が目からウロコの新ツールとは?

「学生に最新のクラウド環境で学ばせたい」 新潟コンピュータ専門学校が「Oracle Cloud」を学習用プラットフォームに採用した理由とは?

Webサイトは今や、企業活動の成否を担う。サイト内の検索機能を強化すると、どのようなことが起こるのか。カインズ、メガネスーパーなど成功企業の事例に学ぶ。

新生活に向けてPCを導入したい、PC環境のステップアップをしたいなら注目! 省スペースボディーでもパワフルかつ高コスパ。「LUV MACHINES Slim iGS」シリーズを勧めるワケ