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尼崎市は2018年4月18日、同市の健康情報サイトがサイバー攻撃を受けて、1万1960人分の個人情報が外部に流出したと発表した。セキュリティープログラムの不備が理由とみられる。同市はサイトの運営・管理を委託している電通西日本に対して損害賠償請求を検討している。
市民に集団健診の日程を知らせたり、インターネット経由で検診を予約したりできる「健診すずめ通信」というウェブサイトとメールマガジンの個人情報が流出した。流出したのはIDやパスワード、会員名、性別、生年月日、電話番号など。サイトは現在閉鎖している。
2018年2月28日に兵庫県警からの情報提供がきっかけで不正アクセスによる情報流出の可能性を把握した。その後、調査を進めた結果、2017年10月から2018年2月までに計6回のサイバー攻撃があったことが分かった。現状、攻撃元ははっきりしないが、海外からの可能性があるという。