【ドラニュース】松坂「重用ローテ」 ガルシアずらしあす先発2018年4月18日 紙面から
中日は17日、阪神戦(豊橋)が雨天中止になり、先発ローテーションを再編した。日本球界復帰後の初勝利を目指す松坂大輔投手(37)は、当初の予定通り19日の同カード(ナゴヤドーム)で先発が有力。この日、先発予定だった柳裕也投手(23)は18日にスライド登板する。開幕ローテだった笠原を、中継ぎ待機させるいわば「松坂重用ローテ」の組み替え。後は背番号99が待望の白星をつかみにいくだけだ。 豊橋に降り続けた雨は風とともに勢いを増し、試合開始1時間15分前に中止が決定。早速、先発ローテの再編を余儀なくされたが、注目の松坂が動くことはない。登板間隔をさらに空けることなく、当初の予定通り19日の阪神戦で今季2度目の先発が有力だ。 移籍後初登板だった5日の巨人戦(ナゴヤドーム)では5イニングを3失点(自責2)。走者を背負うと足よりも手が先に動く癖も影響し、3度の盗塁も許した。松坂にとっては足を使ってくる20日からの広島3連戦に回るよりも、リーグワーストの1盗塁の阪神の方が走られるリスクも少ない。さらに、チームに帯同して19日登板に向けて調整してきた過程を、首脳陣も配慮した側面もある。 さらに営業面でのメリットも少なくない。週末に比べて観客の少ない平日に松坂が投げれば観客動員の期待は大。松坂が登板した5日の巨人戦も平日のナイターながら、今季最多の3万4396人が詰め掛けた。19日の登板なら初登板に匹敵する集客の期待も膨らむ。
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