【フェイスブックの個人情報流出問題】ハリウッドセレブら世界中でFacebook退会の動き
2018年04月19日 14時40分 女子SPA!
2018年04月19日 14時40分 女子SPA!
2018年04月19日 08時46分 女子SPA!
「フェイスブック 若き天才の野望」デビッド・カークパトリック 著, 小林弘人 解説 , 滑川海彦 翻訳, 高橋信夫 翻訳日経BP社
アメリカで大問題になっているフェイスブックの個人情報流出問題。
8700万人分ものユーザーの趣味嗜好や政治理念がダダ漏れしてしまった今回のスキャンダルを受けて、アメリカでは今、「#DeleteFacebook」(フェイスブック・アカウントの消去)という運動が広がっています。
◆「フェイスブックはユーザーを商品扱い」と厳しい声も
情報流出のきっかけは、数年前にイギリスの研究者が開発したフェイスブック用の性格診断クイズアプリでした。当時、気軽にクイズに答えた利用者とその友人の情報が集められ、それが2016年の大統領選挙にも影響を及ぼしたと言われています。
事態を重く見た米議会は、4月11日にCEOのマーク・ザッカーバーグ(33)を公聴会に招き、その経緯を聴取。今後のセキュリティ対策などについても質問が及びました。
そんな中、アップルの共同設立者であるスティーブ・ウォズニアック(67)が、フェイスブックのアカウント消去を明言し話題に。
『USAトゥデイ USA Today』のインタビューに答えたウォズニアックは、「ユーザーはフェイスブックに全生活の情報を公開し、フェイスブックはそれをもとに広告収入を得ている。ユーザーの生活で金儲けをしているのと同じさ」と、渦中のフェイスブックを全否定。
かつて、自身が故スティーブ・ジョブズと立ち上げたアップルを引き合いに出し、「アップルはハイクオリティな商品を提供することで利益を出しているが、フェイスブックは利用者の情報を売って金儲けしている。彼らにとっては我々が商品なのさ」と手厳しい発言をしました。
◆歌姫シェールは泣く泣くアカウントを消去
さらに、ハリウッドセレブたちも「#DeleteFacebook」運動に参加。
『ザ・ラップ The Wrap』によると、歌手のシェール(71)は仕事用のアカウントこそ残しているものの、約240万人のフォロワーを持つ個人アカウントを消去。
その際、「とても辛い決断でした。(フェイスブックには)若くてすばらしい仲間がたくさんいたから。でも今日、私はフェイスブック・アカウントを消去しました。お金よりも大切なことがあると私は信じています」とツイートしていました。
また、かねてから政治活動にも精力的に参加しているベテラン女優のスーザン・サランドン(71)は、検閲を批難する有名作家ブコウスキーの文章をインスタグラムに投稿した後にフェイスブックのアカウントを削除しています。
◆完全消去の「Delete」ではなく「SNSデトックス」が多数派
しかし、フェイスブックのアカウントを消去してしまうと、これまでのデータ(写真や日記、友だち、アプリ、メッセンジャーでのやり取りの記録など)が完全に消えてしまい、騒動が収まった頃に再開しようと思ってもまたゼロからやり直しになるのが辛いところ。
『USAトゥデイ USA Today』は、「#DeleteFacebook」のムーブメントが盛り上がる一方で、実は完全消去してしまうユーザーはそこまで多くないという事実を指摘。
騒動後に行われた調査では、わずか8%のユーザーが「完全に利用をやめる」と答えたのに対し、45%のユーザーは「利用頻度をかなり、もしくは少し減らす」と答えたといいます。
実際にはフェイスブック・アカウントを完全に消去する「Delete デリート」ではなく、“短期間SNSから距離を置いてみる”または“SNSの利用を減らしてみる”「SNSデトックス」を実践している人の方が多いようです。
Source:「USA Today」https://www.usatoday.com/story/tech/2018/04/08/apple-co-founder-steve-wozniak-says-hes-leaving-facebook/497392002/
https://www.usatoday.com/story/tech/news/2018/03/28/people-really-deleting-their-facebook-accounts-its-complicated/464109002/
「The Wrap」https://www.thewrap.com/celebs-delete-facebook-will-ferrell-elon-musk-cher/
<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
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