季刊誌
『現代の理論』2018春号
『現代の理論』2018春号
【特集1 憲政の回復と立憲的改憲】
立憲的改憲論と立憲政治の道
小林正弥(千葉大学教授)
自民党・自衛隊明記9条案はどこまで行くのか
古川純(専修大学名誉教授)
国民投票すると9条はどうなるの
山田勝(本誌編集長)
トランプの小さな核弾頭開発計画
田窪雅文(ウェブサイト核情報主宰)
【特集2 暮らし社会の激変 介護も医療も労働も】
4月介護制度・報酬の改定の影響と背景
小山政男(NPO法人東京ケアネットワーク理事)
介護保険優先原則で切り捨てられる障害者の暮らしと権利
菅原和之(自立生活センター職員)
医療現場では悲鳴が上がる
村山正栄(日本赤十字労働組合長岡支部)
多様な労働実態直視し、新たな保護と権利の法制を
小林良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長)
【認定NPO現代の理論・社会フォーラム新春の集い特別講演】
習近平の中国はどこへ行く?
毛里和子(早稲田大学名誉教授)
【インタビュー】
木幡ますみ(福島県大熊町議)
あれから7年・人間の復興こそ必要
【口誅筆伐】
シジミ貝たちの見る夢
鎌田慧(ルポライター)
【デス記者日誌】
日本は質問できない国なのか
南彰(朝日新聞記者)
[企画 ローカル線・公共交通と地域社会の再生]
新幹線が通ると地域は発展するの?
大穂耕一郎(鉄道民俗学・環境民俗学研究者)
明治維新100年と当時の『現代の理論』
安藤紀典(認定NPO現代の理論・社会フォーラム)
草の根連携で脱原発の地殻変動を
けしば誠一(反原発自治体議員市民連盟事務局次長)
多国籍企業と富裕層の租税回避は不公正
金子文夫(横浜アクションリサーチ)
アイヌ民族の歴史と文化を日本人の常識にしたい
結城幸司(アイヌアートプロジェクト)
「筒意味中納言物語」虫めづる姫君に寄せて
西田照見(立正大学名誉教授)
あらためて問う、豊洲移転
伊藤久雄(認定NPOまちぽっと理事)
国際ユニクロキャンペーン
遠野はるひ(横浜アクションリサーチ)
ロシア革命100周年モスクワ集会に参加して
大西広(慶応義塾大学教授)
【話題の文学】君は鳥肌が立つミステリーを読んだことがあるか
尾張はじめ(葦牙の会)
【レキオからの便り】何度も言わなければいけないこと
與儀秀武(沖縄タイムス社)
【世界ウオッチ】南北首脳会談は実現するか
大畑龍次(朝鮮問題研究者)
【現代の非理論】左翼・右翼・信義
松本仁一(ジャーナリスト)
【歴史遊学】幕末明治期の二大巨人・重野安繹と西郷隆盛
松延康隆(歴史研究者)
【エッセイ】皇居ランナーの謎
加田斎(日本大学芸術学部映画学科非常勤講師)
【映画への誘い】ホロコーストの修正と闘う人々-裁判で勝つこと
木村結(東電株主代表訴訟事務局長)
【メディアウオッチ】平昌五輪で南北融和、日・米は蚊帳の外?
柴田鉄治(ジャーナリスト)
【沖縄・八重山ウオッチ】佐喜眞美術館・対馬丸記念館で歴史を学ぶ
古川純(本誌編集委員)
【研究会報告・経済分析研究会】異次元緩和の出口戦略を考える
神津多可思(リコー経済研究所所長)
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『現代の理論』2018冬号
近く発売 【特集1 地域の可能性を積み上げる―社会変革の可能性】 <RUBY CHAR="自治会町内会","コミュニティ">と<RUBY CHAR="問題解決型実行委員会","アソシエイション"> 澤井 勝(奈良女子大学名誉教授) 部落解放同盟各支部への伴走型支援機関の事業活動を 大北 規句雄(HRCコンサルティング社長) 現場では論より実践 森住 明弘(NPO法人大阪ごみを考える会) 子ども食堂は居心地の良い親子サロンで可 阪野 恵以子(子ども食堂運営代表) 【特集2 明治維新から150年 日本の近代を問い直す】 戦前の闘う憲政の歴史復活 小林 正弥(千葉大学教授) 失われた江戸文化のことばと表現の多様性 小林 ふみ子(法政大学教授) 沖縄にとって150年とは―植民地「沖縄」の歳月 後田多 敦(神奈川大学准教授) 明治の再評価論争が話題に 古川 純(本誌編集委員) 【シンポジウム「民主主義とポピュリズムは、いま」】 英労働党「第四の社会民主主義」へ急成長 進藤 兵(都留文科大学教授) ジャマイカ連立政権の行方とメルケルの悩み 小野 一(工学院大学教授) 新しい政治潮流のキー概念 ポピュリズム 木下 ちがや(明治学院大学国際平和研究所) [口 誅 筆 伐 ④ 鎌田 慧(ルポライター)] 再処理工場廃棄宣言 [ デス記者日誌④ 南 彰 (朝日新聞記者)] 記者攻撃を乗り越えて 〔インタビュー 中野晃一さんに聞く〕 総選挙結果―立憲民主党は新しい政党モデルを 聞き手 山田勝本誌編集長 アイヌ民族遺骨85年ぶりに浦河に帰郷 津田 仙好(グループ“シサムをめざして”) 【映画への誘い】ドリーム 木村 結(東電株主代表訴訟事務局長) 【エッセイ】年賀状、止められない事情。 加田 斎(日大芸術学部非常勤講師) 【沖縄・八重山ウオッチ】奥港使用を国に許した翁長知事と運動の緊張関係 小林 武(沖縄大客員教授) 【話題の文学】あのころ家族は熱かった 尾張 はじめ(葦牙の会) 【経済動向を読む】トランプ大統領アジア歴訪と通商外交 小林 良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長) 【レキオからの便り】二つの気持ちの中で揺れ動く 河合 民子(作家) 【世界ウオッチ】この米朝戦争は核戦争―日本はまた被ばくする 大畑 龍次(朝鮮問題研究者) 【歴史遊学】聖徳太子は創作された人物 松延 康隆(歴史研究者) 【メディアウオッチ】大義なき「奇襲作戦」で大勝した安倍政権 柴田 鉄治(ジャーナリスト) 経済分析研究会報告・AI革命で会社が変わり、雇用・仕事が変わる 小林 良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長) 歴史紀行・伊豆半島の維新の歴史を歩く 平田 芳年(認定NPO現代の理論・社会フォーラム運営委員) NPO頒価800円 |
『現代の理論』2017年秋号
『現代の理論』2017秋号
【特集1】 憲法改正国民投票を考える
加憲論は九条を死文化し壊憲する
清水 雅彦(日本体育大学教授)
国民投票法 ―公正なルールと運用が必要
梓澤 和幸(弁護士)
棄教者の覚悟―護憲的改憲論の立場から
加藤 典洋(文芸評論家)
憲法改正国民投票条項はどのようにして誕生したか
古川 純(専修大学名誉教授)
ナチズムへの敗北の教訓―国民投票を封印した
石村 修(専修大学名誉教授)
昨年イタリアの経験―プレビシットと化した国民投票
内藤 光博(専修大学教授)
国民投票法は公正か
飯島 滋明(名古屋学院大学教授)
7・31立憲ネット市民集会参加記
中川 登志男(神奈川県寒川町議会議員
国民投票で現憲法の継続を
山田 勝(本誌編集長)
【特集2】 ロシア革命から100年
古儀式派とロシア革命の再構成
下斗米 伸夫(法政大学教授)
ロシア革命と麻生久と友愛会
安藤 紀典(NPO現代の理論・社会フォーラム会員)
生活のアソシエイション社会構想
田畑 稔(季報『唯物論研究』編集長)
-井手英策提起を考える-
中間層の地崩れに歯止めをかける
蜂谷 隆(経済ジャーナリスト)
口 誅 筆 伐 ③ 鎌田 慧(ルポライター)ミサイルと「革命」
デス記者日誌 ③ 南 彰 (朝日新聞記者)望月現象
エッセイ トイレにしゃがむ
加田 斎(日本大学芸塾学部映画学科非常勤講師)
レキオからの便り③ 抗う俳人―野ざらし延男
おおしろ 建(俳人)
映画への誘い 「ヒトラーへの258枚の葉書」
木村 結(東電株主代表訴訟事務局長)
話題の文学 暑い夏にはこのミステリー
尾張 はじめ(『葦牙』の会)
歴史遊学 ⑤ 西郷隆盛の南島流罪体験―自由な心性
松延 康隆(歴史研究者)
先住権と環境損害の交錯〈下〉 白老のアイヌ国立博物館構想の批判的検討
吉田 邦彦(北海道大学法学研究科教授)
豊洲移転・築地再整備へ自立と責任を
伊藤 久雄(認定NPO法人まちぽっと理事)
追悼 大田昌秀さん 公憤に満ちた人生 静かに幕
仲地 博(沖縄大学学長)
【先住民族研究会報告】 西原 智昭(WCSコンゴ共和国支部)
アフリカ熱帯林と先住民族ピグミーのいま
【経済分析研究会報告】 鈴木 直次(専修大学教授)
ラストベルトの製造業と雇用の回復は疑問
【オルタクラブ報告】 高野 孟(インサイダー編集長)
米国と日本は多極化世界に順応できるか
経済動向を読む 小林 良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長)
金融緩和の抑制へ動く世界の金融当局
メディアウオッチ ⑤ 核兵器禁止条約」に反対する日本でいいのか
柴田 鉄治(ジャーナリスト)
【世界ウオッチ】 大畑 龍次(朝鮮問題研究者)
持続する朝鮮戦争のリスク
沖縄・八重山ウオッチ ⑤ 水の風景
八重 洋一郎(詩人、石垣市在住) |
『現代の理論』2017年夏号
【特集1】
津久井やまゆり園殺傷事件から1年 分断と選別を超えて
分断・差別・排除から包摂社会へ 古賀 典夫(「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会)
産婦人科学会は臨床開始をやめて 見形 信子(神経筋疾患ネットワーク代表)
障害者権利条約に逆行する精神保健福祉法改悪に反対する 山本 眞理(全国「精神病」者集団会員)
「建て替え反対」の現場から 猿渡 達明(脳性マヒ者の会「一歩の会」)
事件解明には入所施設側の実態検証も 金田 麗子(グループホーム世話人)
【特集2】 トランプ政治の波紋と抵抗
経済分析研究会設立5周年記念シンポジウム
トランプ米大統領が分断する世界経済 日本経済、破綻か再生か
水野 和夫(法政大学教授)
伊藤 修(埼玉大学大学院人文社会科学研究科長)
須藤 時仁(獨協大学経済学部教授)
宮崎 雅人(埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)
ダコタ・パイプライン再開が示す米国の闇の歴史(上)
吉田 邦彦(北海道大学法学研究科教授)
5月のフランス大統領選挙とマリーヌ・ルペン
畑山 敏夫(佐賀大学経済学部)
口誅筆伐② 鎌田 慧 獰猛な国家への逆送
デス記者日誌 ② 南 彰 深刻化する日本ののフェイクニュース
【インタビュー】
小出 裕章さんに聞く あらためて原発の基本を問う 「科学者の責任は核ゴミの無害化研究」
佐伯意見「異論のススメ」(朝日新聞コラム)に異議あり
内田 雅敏(弁護士)
狭山裁判の新局面―万年筆インキ新証拠
中北 龍太郎(狭山事件再審弁護団事務局長)
憲法施行70年に思う 安倍改憲論と共謀罪法案を批判する
山内 敏弘(一橋大学名誉教授)
皇室典範特例法にみる国民主権の現状
成澤 孝人(信州大学教授)
サバルタン論を考える
本多 正也(東京グラムシ会)
小池知事は都政を改革できるか
伊藤 久雄(認定NPO法人まちぽっと理事)
【NPO通常総会記念講演】
沖縄差別と自己決定権 東アジアの夢を描く先頭に
新垣 毅(琉球新報東京支社編集部長)
映画への誘い 私は、ダニエル・ブレイク
木村 結(東電株主代表訴訟事務局長)
話題の文学 冷静に読めない作品
尾張 はじめ(『葦牙』の会)
歴史遊学 ④ 福島から「相馬野馬追」の歴史を思う
松延 康隆(歴史研究者)
沖縄・八重山ウオッチ④ 沖縄の住民保護条例を提唱する
小林 武(沖縄大学客員教授)
レキオからの便り② 牧志界隈
上間 常道(出版編集)
世界・ウオッチ 文在寅新政権誕生と金正恩政権の核武装
大畑 龍次(朝鮮問題研究者)
メディアウオッチ ④ 米のシリア攻撃から日本のメディアは「北朝鮮」一色
柴田 鉄治(ジャーナリスト)
【憲法・平和研究会報告】
ドイツの「庇護権」保障と難民政策
廣渡 清吾(東京大学名誉教授)
【現代の労働研究会報告】
横浜・寿地区での介護事業の経験から
徳茂 万知子(NPOことぶき介護理事長)
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『現代の理論』2017年4月春号(改題4号・通巻36号)
【特集1 トランプ米大統領誕生に思う】 ・ベルリンの壁崩れて27年目の転換点 小野一(工学院大学教授) ・対米一辺倒からの脱却を 郭洋春(立教大学教授) ・「アメリカのアジア」から「アジアのアジア」へ 鈴木佑司(法政大学名誉教授) ・サンダース派の主体性 高橋若木(大正大学専任講師) ・トランプ政治は「癒し劇場」 竹信三恵子(和光大学教授) ・誇りを取り戻すもう1つの日本へ 露木順一(日本大学教授) ・「台湾」一つの中国「原則vs政策」のはざまで 春山明哲(早稲田大学台湾研究所) ・トランプ大統領と日本の安全保障 前田哲男(軍事ジャーナリスト) ・世界の政治・経済は不安定化 丸川知雄(東大社会科学研究所教授) ・ネット社会に共鳴するトランプと安倍 山田健太(専修大学教授) 【特集2 変貌する労働現場と組合の今】 ・都下請け清掃業界に画期的変化 中野麻美(弁護士) ・国鉄分割、民営化を検証し、公共鉄道復活を 唐澤武臣(国鉄労働組合本部書記長) ・都営地下鉄の現場と委託労働者の組合結成 上村武道(東京交通協力会労働組合書記長) ・南スーダンPKO 派遣の無謀さ 桜井宏之(軍事問題研究会代表) ・北方領土と日ロ交渉に思うこと 加藤敬人(函館アイヌ協会) ・現天皇限定、退位特別立法は 古川純(本誌編集委員) [口誅筆伐・鎌田慧]違憲 沖縄に襲いかかる安倍政権 [デス記者日誌・南彰]天皇退位、「静かな議論」という同調圧力 [連載・レキオからの便り]柘榴の櫛 河合民子 [連載・働くことと生きることを問い直す]「貧困」の地獄も仲間となら這い上がれる 小林蓮実(フリーライター) [沖縄・八重山ウオッチ]台湾で八重山を語るということ 松田良孝(フリージャーナリスト) [経済動向を読む]同一労働同一賃金「案」が雲散霧消の危機 小林良暢(グローバル総研所長) [世界・ウオッチ]韓国大統領選と朝鮮半島 大畑龍次(朝鮮問題研究者) [話題の文学]ただならぬ雰囲気を漂わせる作品 尾張はじめ(『葦牙の会』) [映画への誘い]「未来を花束にして」 木村結(東電株主代表訴訟事務局長) [エッセイ]芥川賞を読んで 牧梶郎(本誌編集委員) [歴史遊学]西郷隆盛の評価をめぐって 松延康隆(歴史研究者) [メディアウオッチ]「フェイク・ニュース」に「ファクト・チェック」で 柴田鉄治(ジャーナリスト) 【研究会報告】 ・中国の超格差社会の是正は可能か 徐一睿(専修大学准教授) ・「国家から社会へ」、理想は「無政府」 大西広(慶応義塾大学教授) ・変貌する航空業界と地上航空労働者の環境 鶴巻隆(元航空産別労組役員) 頒価800円 |
『現代の理論』2017年新春号(通巻35号)
【特集1 生前退位・皇室典範・憲法を問い直す】 ・天皇の「生前退位についいての省察 山内敏弘(一橋大学名誉教授) ・天皇退位論と憲法・法律との関係 石村修(専修大学教授) ・天皇の「生前退位」メッセージをどのように読むのか 古川純(専修大学名誉教授) 生前退位と象徴天皇制 島薗進(上智大学教授) 【特集2 壊される社会・立ち向かう社会】 ・孤独死と〈安心電話〉の試み 三浦聡雄(新松戸診療所所長) ・社会的連帯経済の発展の可能性 田中滋(アジア太平洋資料センター事務局長) ・苦悩する福島避難家族 「今は帰れない」と主張するのもアリだ 高橋光利(NPO大震災義援ウシトラ旅団) 〈新春インタビュー〉 ・伊波洋一さん(参議院議員・沖縄の風)に聞く 「沖縄21世紀ビジョンと軍事基地」 ・日ロ交渉 北方-平和条約に見通し開く 下斗米伸夫(法政大学教授) ・福島原発事故と海・川・湖の放射能汚染(下) 湯浅一郎(環瀬戸内海会議共同代表) ・トランプ米国の行方-XIT〈離脱〉の時代がやってきた 北岡和義(日本ペンクラブ理事) ・蔡英文台湾総統8・1演説「400年の原住民族に対する謝罪」と法制化 本多正也(グループ“シサムをめざして”) [世界ウオッチ] ・錯綜する韓国・朝鮮両国と影落とす米中対立 大畑龍次(朝鮮問題研究者) [経済動向を読む] ・トランプリスクで大迷走の世界経済 小林良暢(グローバル総研所長) [映画への誘い] ・ハドソン川の奇跡 真実求める米国民主主義の凄味 木村結(東電株主代表訴訟事務局長) [連載] ・働くことと生きることを問い直す③ 電通女性社員の過労死と「やりがい」搾取 小林蓮実(インディユニオン書記長) ・沖縄・八重山ウオッチ② 沖縄に襲いかかる日米両政府 野里洋(ジャーナリスト) ・歴史遊学② 江戸末期の金貨流出の謎に迫る(下) 松延康隆(歴史研究者) ・メディアウオッチ② 米大統領報道 日米でメディア不信拡大 柴田鉄治(ジャーナリスト) ・話題の文学② 意欲作ぞろいで楽しめる 尾張はじめ(『葦牙』の会) 【研究会報告】 ・非正規労働者との格差是正はどこまで可能か 水町勇一郎(東京大学教授) ・ビルメン産業の変容と労働・賃金のあり方 片桐晃(関東化学一般労組) ・アイヌ政策に補償と自己決定権を 吉田邦彦(北海道大学大学院教授) |
『現代の理論』秋号(通巻34号)
【特集1 社会 格差・貧困・分断を超えて】 ・所得再分配と共助の新しい仕組み 蜂谷隆(経済ジャーナリスト) ・最賃時給1500円への展望 小畑精武(現代の労働研究会) ・ケアワークの地域水脈を生み出した 石川みのり(サポートぱんぷきん理事長) ・「相模原・津久井やまゆり園事件」 菅原和之(自立生活センター職員) 【特集2 政治 衆参2/3「改憲」と「壊憲」政治に向き合う】 ・〈特別インタビュー〉杉尾ひでやさんに聞く 信州モデルは新しい民主主義の出発・憲政回復へ野党 ・市民の立憲大連合を 山田勝(本誌編集長)・沖縄は希望を失わない 仲村未央(沖縄県議会議員) ・天皇「生前退位メッセージ」と右派陣営の深い溝 平田芳年(NPO運営委員) ・福島原発事故 海のうめき声を聞け 湯浅一郎(環瀬戸内海会議共同代表) ・SEALDs解散に思うこと 諏訪原健(元SEALDsメンバー) ・アイヌ民族遺骨問題で問われる歴史への向き合い方 津田仙好(グループシサムをめざして) 【世界・ウオッチ】 危機に瀕する社会的ヨーロッパ(下) 移民問題と極右の台頭で欧州の価値は潰えたか 小野一(工学院大学准教授) 【経済動向を読む】 安倍内閣の「働き方改革」―良い改革・悪い改革 小林良暢(グローバル総研所長) 【映画への誘い】 「太陽の蓋」と「シン・ゴジラ」が描く日本 木村結(東電株主代表訴訟事務局長) 【連載】 ・働くことと生きることを問い直す② オルタナティブの試みが未来を拓く 小林蓮実(インディユニオン書記長) ・歴史遊学① 江戸末期の金貨流出の謎に迫る(上) 松延康隆(歴史研究者) ・沖縄・八重山ウオッチ① 石垣島・陸自警備部隊等配備計画のねらい 古川純(本誌編集委員) ・メディアウオッチ① 安倍政権批判に消極的なメディア 柴田鉄治(ジャーナリスト) ・話題の文学 尾張はじめ(『葦牙』の会) 【エッセイ】 象徴天皇制の行方 牧梶郎(本誌編集委員) [研究会報告] ・台湾の先住民族運動とその社会的・歴史的意義 松岡格(獨協大学国際教養学部) ・近代日本と台湾原住民 「四つの戦争」を中心に 春山明哲(早稲田大台湾研究所) ・規制緩和促進の手段と化した「国家戦略特区」 郭洋春(立教大学教授) ・工場と地域と世界のなかで 人生に悔いなし、気分もよし 風呂橋修(元全造船いすゞ分会長) |
改題『現代の理論』発刊にあたって
NPO運営委員会・編集委員会では季刊・FORUM OPINIONの誌名を『現代の理論』に改題いたしました。新『現代の理論』はNPOの団体名をわかりやすく誌名に表現するとともに、「市民社会に公共の言論空間を」というNPOの目的に沿ったメッセージを「現代の理論」諸論稿としてお届けしたいと思います。編集・発行の主体は変わりなく、NPOです。 季刊誌ですから春・夏・秋・冬の年4回、社会・政治・経済・文化・国際など、その時期に大きく取り上げるべき論点を特集テーマに選び、第一線にある論者による3~4本の論稿・インタビューを収めて何に注目したらよいのか、分かりやすいメッセージを送り出すことを特色といたします。 さらに、年間を通じてフォローしたい・ウオッチしたい論点・テーマを継続的に扱うことにも取り組みたいと考えています。論題にふさわしい映像配置に配慮し、また”肩のこらない”記事も収めたいと思います。 読者の皆様にこれまでと変わらぬご購読をお願いいたします。 (NPO現代の理論・社会フォーラム理事長・古川純) 改題『現代の理論』編集長を引き受けた山田勝です。恥ずかしながら71歳の新米ですが、最後の仕事と思って頑張ります。 今号の特集テーマは「参院選・安倍改憲政治と立憲主義。この国のかたちの変容と民主主義再生」です。参院選をまたいで、この雑誌が出ているわけですから、どのような結果が出るにせよ、安倍改憲政治の背景を分析することに焦点を当てました。当然、内容は政治攻防の枠を超えて、この国のかたちを射程にした構成となりました。安倍政治の歴史的位置、野党・市民連合のもつ意義(市民新党の可能性)、緊急事態条項(憲法)、安保法制と自治体、公明党と創価学会(政治と宗教)、オール沖縄と自己決定権、そして、放送法と言論の自由(記念講演)などを内容上たてました。 この雑誌の特徴はNPOの研究会報告が掲載されることです。小さなNPOですが、読者の皆さんにとっても日本の市民社会の中でどんな議論が展開されているかを見るバロメーターにはなると思います。 小さな手作りの雑誌です、御一緒にどうですか? (編集長・山田勝) |
『現代の理論』2016夏号(通巻33号)の内容
【特集 参院選・安倍改憲政治と立憲主義】 ・安倍政権の歴史的位置と野党 ・市民連合の可能性 中野晃一(上智大学教授) ・なめたらあかんぞ。緊急事態条項 鈴木篤(弁護士) ・安保法制が脅かす自治体と市民 中山均(新潟市議会議員) ・公明党へ 創価学会員の異議申し立て 天野達志(創価学会員) ・“魂の飢餓感”と沖縄の自己決定権 山田勝(本誌編集委員) 【鼎談】 ・沖浦和光の世界と思想を語る 赤坂憲雄(民俗学者)、前田憲二(映画監督)、川上隆志(専修大学教授) 【特別インタビュー】 ・小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教) 「原発廃炉の時代に突入したが、廃炉は可能か」 聞き手 古川純(本誌編集委員) 【通常総会記念講演】 ・言論の自由の危機に、いかに対峙するか 山田健太(専修大学教授) ・パナマ文書の衝撃 金子文夫(横浜アクションリサーチ) ・どの新電力を選べばいいの? 竹村英明(市民電力連絡会会長) ・孤立無援の被曝労働者 除染作業で人間が潰される 中村光男(被曝労働を考えるネットワーク) ・国立市の元市長への奇怪な裁判 最高裁へ 住民と歩む行政の回復を 上原公子(元国立市長)窪田之喜(弁護士) [世界・ウオッチ] ・危機に瀕する社会的ヨーロッパ(上) 小野一(工学院大学教授) [経済動向を読む] ・マイナス金利とリーマン並み 「危機」 ・再発 小林良暢(グローバル産業雇用総合研究所所長) [エッセイ] ・新宿区の桜と旧陸軍施設 牧梶郎(本誌編集委員) [書評] ・日本経済を俯瞰する本 蜂谷隆(経済ジャーナリスト) [連載] ・働くことと生きることを問い直す 小林蓮実(インディユニオン書記長) [研究会報告] ・大規模財政出動で福祉分野へ重点投入せよ 柏木勉(経済アナリスト) ・日本郵政㈱再出発で進む非正規労働の拡大 須藤和弘(郵政産業ユニオン前書記長) ・教育の危機状況と過酷な教育現場(元都立高校教員) ・モントリオールへ 新たな協働の発見 若森資朗(ソウル宣言の会) 頒価800円 |
『FORUM OPINION』32号目次
【特集 「家族」】 ・ドイツの家族政策 仕事と家庭の両立を支援する「持続的な家族政策」への転換 森 周子(高崎経済大学准教授) ・「民法750条(夫婦同氏制)」合憲判決によせて 木幡 文徳(専修大学教授) ・インタビュー 保坂展人氏(東京・世田谷区長)に聞く 「同性パートナーシップ」の証明と今後の「家族」の考え方 【特別研究会報告】 ・立憲主義を鍛える平和主義的立憲主義 永山 茂樹(東海大学教授) ・「学者の会」と安保法(案)反対運動 広渡 清吾(専修大学教授) 【新春の集い 特別講演】 『オール沖縄』~沖縄が切り拓く新しい道 糸数 慶子(参議院議員) 【論 稿】 ・「日韓合意」は慰安婦問題の最終的解決でなく出発点 内田 雅敏(弁護士) ・昭和運輸のニセロウキョウによる権利侵害打ち破る 中野 麻美(弁護士) ・2月7日「北方領土の日」を迎えクナシリ・メナシの戦いを考える 結城 幸司(アイヌ・アートプロジェクト代表) 【書 評】 仕事と家庭の「両立支援」政策理解のために 蜂谷 隆(経済ジャーナリスト) 【エッセイ】 五日市憲法草案と民衆史の宝 新井 勝紘(専修大学元教授) [コラム いま、海外では] ドイツの原子力政策の転換 石村 修(専修大学法科大学院教授) [コラム 経済を考える] 安倍内閣「同一労働同一賃金」に連合はクリーンヒットか、見逃し三振か 小林 良暢(グローバル総研所長) 研究会報告 「世間論」を読む 古川 純(本誌編集委員) |
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