女性問題と能力については、最近は関係があるんじゃないかと思っている。
いわゆる健全に女性関係を維持できるタイプに大成功者が多いのだ。
一昔前、今はもう70歳以上担っている経営者や成功者には性豪のような人が数多くいた。だが昨今はどうも様子が違う。実例を挙げてみよう。
マーク・ザッカーバーグ
言わずとしれたFacebookのCEOだが、彼はお世辞にも美人と言えないがとてつもなく頭のいいアジア系アメリカ人と結婚し子供をもうけている。アメリカでは成功者はどのような人生を歩んだかを丸裸にされてしまうので、彼の交友関係も全て暴かれている。成功してからも浮ついた話を全然聞かないところを見ると性欲が有り余るタイプではない。家庭を大事にするタイプだ。
Amazon CEO ジェフ・ベゾス
彼は大学時代に見つけたやはり頭のいい女性マッケンジーに猛烈にアタックして結婚した。離婚歴もなく子供もいる。彼も仕事に打ち込みまくるタイプだろうが、性欲に奔放というわけではなく、女性トラブルはない。
スペースXやテスラモーターズを起業したイーロン・マスク
2度結婚し、2番目の妻とは復縁して再度に離婚。今は女優のアンバー・ハードと付き合っているらしいが、女性を買ったりするタイプではない。5人の子供もいて言わずとしれたウルトラハードワーカーで性欲より理想に邁進するタイプだ。
Google創業者の一人、ラリー・ペイジ
彼は2007年に結婚。離婚歴なし。奥さんはブロンド美人の上にスタンフォードで博士号を持つという経歴。ペイジも全く浮いた話や女性トラブルは聞かない。
りんご野郎
この方も伝記多数で私生活や人生のほとんどを暴かれているけど、なんやかんやで奥さんは1人だ。浮いた話がたくさんあるわけでもない。やっぱり仕事に打ち込みまくるタイプ。
ビル・ゲイツ
94年にメリンダと結婚して以来ずっと2人。財団の活動も行っている。
まとめ
現代の成功者はテック系がほとんどだが、それだからか一昔前の性欲ヤンキーみたいなのが皆無だ。そしてそういった企業のチームづくりを調べると、個人レベルのコミュ力だとか、声の大きさとかに頼らないやり方を模索し続けているっぽい。
新しくGoogleのTOPに立ったサンダー・ピチャイも相当な人格者らしいし。トランプのようなトロフィーワイフ好きや、訴えられたハリウッドのプロデューサー・ワインスタインなどはかなり高齢で古いタイプの有能だ。
そして40代以下の成功者やその企業チームは社員にとって働きやすい環境を模索しておりセクハラだとか声の大きい恫喝者たち、悪人達は自動的に排除されていってるところがある。そもそもトラブルメーカーはそういった企業内でポジションを手に入れられない。
性欲がすごいけど有能というのはもはや古臭いロールモデルで、現代的なのは自己管理能力が突出した優しい知的労働者なのだろう。そういう意味では騒動の完了や知事は残念ながら現代的な有能キャラではないように思う。
彼らのような人々がいなくても、成功している企業とチームがそれを証明している。
有能なら変人でもいいが、変態はご法度な世の中になったというわけだ。
しかもそれでも日本企業よりは成功できることがわかる。
有能な性欲変態は無罪か、という議論は古臭すぎるのでやめたほうがいいんじゃないかと思った。
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