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富山尺アユ育て 小矢部川 小矢部の園児が放流
三〇センチ超の「尺アユ」が釣れることで知られる小矢部市の小矢部川で十八日、石動西部こども園の園児二十九人が稚アユ約百キロ、一万匹を放流した。 小矢部川漁協小矢部地区が毎春放っており、今回で十三回目。市役所近くの同川右岸で、園児が体長一〇センチほどの稚魚をバケツに入れてもらい、「大きくなってね」と声をそろえ、一斉に放った。その後、何度も川とトラックの水槽とを往復して放流を続けた。 役山隆地区長によると、稚魚は六月のアユ漁解禁時には体長二〇センチほどに成長。秋には三〇センチ以上の尺アユに育つという。(山森保) 高岡の園児も2万匹
小矢部川漁協高岡地区(高岡市)による稚アユの放流が十八日、同市荒屋敷の小矢部川右岸であり、近くのみつば保育園の年長児が川へ元気に泳ぎだす魚たちを見送った。 稚魚は庄川沿岸漁連(射水市広上)から引き継いで育て体長一〇センチ、重さ一〇グラムまで成長。バケツに移して園児四十六人が交代で川べりに並び「大きくなってね」と声を合わせて川へ放っていった。最後は運んできた水槽から透明なホースで一気に川へ流し出し、計二万匹を送り出した。 同漁協高岡地区長の早苗佐利(さなえさとし)さん(75)は「アユの放流は桜の花と同じで春の訪れを感じる。子どもたちが楽しそうに放流してくれてよかった」と優しいまなざしを送っていた。 (山本拓海) 今、あなたにオススメ Recommended by
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