地球のおよそ70%を覆う海洋にはまだまだ謎が潜んでいる。アメリカの海洋大気庁によると人類が調査済なのは海洋のわずか5%足らずで、残りの95%はわからないままだという。
古代から身近な存在でありながら未だ得体のしれないディープな海。その恐ろしさが伝わるイラストが公開されていた。
それは海溝や湖の水深図に、船や海洋生物などの比較対象を合わせたもので、私たちが得ている海洋情報がほんの一部に過ぎないことや、その下にある未知の深海を実感できるようになっている。
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画像をクリックすると拡大画像を見ることができる。
海と湖の水深をテーマにしたイラスト
これはエンジニアでもあるアメリカの漫画家、ランダル・モンローが手がけたもので、海や湖の深さをテーマにしている。
海底地形や主な湖の水深分布の略図に、船や海洋生物などの比較対象を付加したもので、底知れない海の怖さやスケールを再認識させるものだ。
またこの図中には歴史的に有名な沈没船の船影も書き込まれている。
例えば、左上の貨物船エドモンド・フィッツジェラルドは、1975年11月10日、強風と雪の中でスペリオル湖を航行中に突然行方がわからなくなり、その後湖底で2つに割れた状態で沈んでいるのを発見された。五大湖史上最悪の事故として、その名を語り継がれている。
一部テーマにからめたネタも
その中には映画や音楽のちょっとしたネタも含まれていて、デビッドボウイとクイーン(ボーカル:フレディ・マーキュリー)の共作「アンダープレッシャー」という楽曲にちなんだものもある。
水深5000mあたりにいるデビッドボウイとフレディ・マーキュリー
タイタニックは真っ二つ(船首と船尾)になって海底に沈む
また、マリアナ海溝付近には映画監督のジェームズ・キャメロンが行った深海探査の到達地点も描かれている。
キャメロンは2012年、1人乗りの深海探査船でマリアナ海溝に挑み、その最深部にあたるチャレンジャー海淵の水深10,898.4mに到達した。
SFをファンを公言するモンローはキャメロンの勇気ある冒険に敬意を示すべく、そこに架空の「謎の扉」を書き込んでいる。
ロシアの漁師もびっくりな深海魚の数々
こうしてみると深海の謎がなかなか解明できないのも納得だ。ロシアの漁師Roman Fedortsovさんによると、そのエリアに住む生き物の姿もわりと独自路線らしいしな。
image credit:Roman Fedortsov
image credit:Roman Fedortsov
●クリーチャー感が凄い!ロシアの漁師が海で引き揚げた奇妙な生き物たち:カラパイア
てことで地球にはまだ調べていない領域がこんなに残っている。海洋調査の技術がもっと発達すれば、もっといろんな発見があるんだろうな。
References: staticなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
ゆるい絵をスクロールして急に現れたラブカにクソびびった
2. 匿名処理班
死海「濃厚でございます」
3. 匿名処理班
なるほど(想像絶し過ぎて)わからん
4. 匿名処理班
海はお前が思っているより深い
5. 匿名処理班
海淵では、プレートの潜り込む溝がよく見えるそうです。
6. 匿名処理班
これだけ深くて広いのなら本当に海底都市とかあるかもしれない
7. 匿名処理班
それでも環境に適応する生物がいるって驚異的だよな
8. 匿名処理班
深海は宇宙よりも遠い、って言われてるよね。
9. 匿名処理班
今、日本主導でこの深い海の底からさらに6000mぶち抜いてマントルの直接採取が計画されてるんだ。感慨深い
10. 匿名処理班
ウナギイヌだ
11.
12. 匿名処理班
宇宙空間と宇宙船内の気圧差=1気圧
深海調査艇と外の気圧差=数百気圧
∴事、密閉に関しては海の方が遥かに手強いそうです。
13. 匿名処理班
水深2000メートルのところに、「ダイバーのタンクを撃って穴をあけると」とあるが、水深2000メートルでタンクに穴をあけるために、必要な銃弾の炸薬量はどのくらいだろう?
戦車砲以上のエネルギーは必要そう。
14. 匿名処理班
想像力が豊かだと、怖くなって逆に想像するのやめちゃう奴だコレ
アンダープレッシャーとかキャメロンとか時たま入るネタが面白いね