挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

崖のダンジョン

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1705/1705

1705話

 緊急依頼を受けたレイ達は、当然のようにまずはダンジョンのある崖に向かう。
 そこから鳥のモンスターが飛び出したという話は聞いていたが、それがどこに向かったのかという情報がない以上、ヒントになるような場所はダンジョンしかなかったから、というのがその理由だ。
 一応現在は何人もの冒険者が、鳥のモンスターがどこにいるのかを探してはいる。
 これもまた緊急依頼という形であり、単なる探索でしかないので報酬は安いが、それでもゴルツの冒険者はゴルツを……そして周囲にある村や街に被害を出さないようにと、引きつける者が多かった。
 ……もっとも、他の村や街に対する思いやりという一面もあるが、それ以上にここで下手な真似をすれば、それを理由として他の村や街がダンジョンの利権に食い込もうとする……という可能性があったことも否定は出来ない。
 ともあれ、何かあったらすぐに狼煙を上げて知らせるということになっており、それぞれが鳥のモンスターを探して四方八方に散らばっていた。

「……崖、だな」
「崖、ね」

 レイの言葉に、マリーナが端的に言葉を返す。
 実際、現在レイの視線の先にあるのは、まさに崖という表現が正しい場所だ。
 崖の高さはかなり高く、その中程の場所にダンジョンと思われる存在がある。
 ぽっかりと穴が開いており、その高さから落ちれば、ゴブリン、コボルト、オークといったモンスターであれば死んでも当然だろうというのが、レイにも納得出来る。
 まさに、崖としか言えないような光景だった。

「話には聞いてたが、よくもまぁ、あんな場所にダンジョンが出来たもんだ」

 レリューも、しみじみとしながら呟く。

「シュミネにも、この光景を見せてやりたいな」

 もっとも、すぐに妻の名前を口に出す辺り、愛妻家なのは相変わらずだったが。
 そんなレリューに付き合えば、延々と惚気話が続くと分かっているのだろう。エレーナが、レイに声を掛ける。

「それで、これからどうする? 一応ダンジョンにやって来たのはいいが、鳥のモンスターがここに戻ってくるかは分からないぞ?」
「そうだな。けど、他に手掛かりもないし……現場百回って言うだろ?」
「……言うか?」

 レイが言ったのは、それこそ日本にいた時に見た漫画やドラマでよく出て来た台詞だったのだが、それがエレーナ達に通じる筈もない。

「とにかく、だ」

 小さく咳払いして照れを誤魔化し、改めてレイは口を開く。

「とにかく、だ。もしかしたら何らかの手掛かりがあるかもしれないし、場合によっては鳥のモンスターが戻ってくる可能性もある。……ってことで、セトはなるべく気配を出さないようにな」
「グルゥ!」

 レイの言葉に、任せて! と喉を鳴らすセト。
 気配を消すのは、狩りをする時にいつもやってることなので、慣れている。
 そんなセトをレイは褒めるように撫で……レリューは少しだけそんなレイを羨ましそうな目で見ていた。
 もっとも、レリューも異名持ちの冒険者だ。仕事の途中でセトを愛でるなどということをする程に迂闊ではない。

「なら、まずは近くの木とかに鳥のモンスターがいないか調べてみる?」

 マリーナの言葉に、レイが何か言おうとするが……それよりも前に、レイ達が来る前からここにいたゴルツの冒険者達が、首を横に振る。

「一応俺達も調べてみたんですが、特に何か手掛かりらしい手掛かりはありやせんでしたよ」

 どこか卑屈そうな言葉遣いだったが、グリフォンのセトが一緒にいるのを見れば、それも当然だろう。
 ギルドでは、セトの存在がなかったからこそ、最初はレイをレイと認識されなかったのだ。

「そう? でも、一応調べておくわ。そんなに手間じゃないしね」

 マリーナの言葉に、緊張していた冒険者も不思議そうに首を傾げる。
 崖の下には幾つか木々の生えている場所がある。
 その木々の全てをしっかり調べるとなれば、当然のようわざわざ木に登ったりする必要があり、非常に手間だ。
 だというのに、何故? と、マリーナの男の欲情を刺激するような笑みからそっと視線を逸らしながら、冒険者は思う。
 だが、そんな冒険者の疑問は、次の瞬間すぐに解決する。
 マリーナが短く呪文を唱えると同時に、少し強めの風が吹いたのだ。

「っ!?」

 その風に何かを感じたのか、レリューが鋭い視線で周囲を見回し……マリーナの様子に、安堵しながら長剣の柄から手を離す。

「あのなぁ、そういう真似は出来ればやめてくれねえか?」
「あら、ごめんなさい。でも、普通なら気が付かないわよ? ……ほら」

 レリューの苦情に、マリーナは艶然とした笑みを浮かべて、ゴルツの冒険者達に視線を向ける。
 実際、その視線を向けられた冒険者達は、何が起きているのか全く分からない様子で、首を傾げていた。
 この辺り、やはり田舎の冒険者と異名持ち冒険者の違いなのだろう。
 そんな冒険者達の様子を見ていたレリューだったが、その冒険者達は何故自分がそのような視線を向けられているのか分からず、首を傾げる。

「でしょ?」
「……分かったよ。で、結局のところどうだったんだ? 何か手掛かりを見つけたのか?」
「残念だけど、その子達が言ってた通り手掛かりの類は見つからなかったわ。鳥の巣みたいなものはあったけど、普通の山鳥とかだったし」
「となると……」
「グルルゥ!」

 マリーナの言葉に、レイがこれからどうするかと言おうとした瞬間、皆の意識を集めるようにセトが鳴き声を上げる。
 鋭く、それでいて周囲にいる者達だけに聞こえるだろう鳴き声。
 ゴルツの冒険者達は、そんなセトの鳴き声が何を意味しているのか分からずに不思議そうな表情を浮かべただけだったが、セトの付き合いの長いレイは……そしてエレーナ達は、すぐに武器を構える。

「シャアアアアアアアッ!」
「シャア、シャアアアッ!」
「シャアアアア!」

 そんな鳴き声が、どこからともなく聞こえてくる。
 崖の隙間から、そして木々の隙間から、その声を発している相手がどのような存在なのかを、レイは見て取ることが出来た。
 それは、黄色い羽毛を生やしており、普通の鳥ではないのを示すかのように翼は左右に二つずつ、合計四つ、二対の羽根を持っている。
 また、その大きさはまだ遠いのではっきりと分からないが、それでもかなりの大きさであることが理解出来る。

「……鳥のモンスターって四枚の翼を持つ黄色い奴か?」
「そ、そうっす!」

 冒険者がレイの言葉に即座に返事をする。
 それを聞き、レイはこちらに向かってきている鳥の群れがダンジョンから出て来たモンスター……ランクDモンスターのイエローバードであるということを理解する。

「戻ってきてくれたのは嬉しいけど、何でまた戻ってきたんだ? まさか、帰巣本能とか、そういうのか?」

 もしかしてイエローバードはダンジョンから出ていったということを、対して気にとめていないのではないか。
 それこそ、カラスを始めとした鳥が、夜になれば自分の巣に戻るようにダンジョンに戻ってきたのではないかと、そう考えた。
 そしてレイの想像出来ることが他の面々に想像出来ない筈もなく、エレーナ達はレリューも含めて納得したような表情を浮かべている。……ビューネのみは、いつもと表情は変わっていなかったが。

「で、レイ。どうする?」
「どうするかと言われてもな。レリューも予想は出来てるんじゃないか?」

 わざわざ探していたモンスターが自分から姿を現してくれたのだから、当然のようにそれを倒させて貰うと考えるのは当然だろう。
 そんなレイの言葉に、レリューは獰猛な笑みを浮かべて頷きを返す。
 レリューの笑みを見て、レイは改めてその場にいる者達――ゴルツの冒険者も含めて――に話し掛ける。

「そんな訳で、幸い討伐対象は自分達からここに戻ってきてくれた。そして討伐対象である以上、戻ってきたら倒す必要がある訳だが……さて、この中であのダンジョンに入ろうとしているイエローバードを攻撃出来る手段を持ってる奴は?」

 尋ねるレイに対し、真っ先に手を挙げたのはエレーナ。それに続いてマリーナ、ビューネという風に手を挙げ……

「うん? ヴィヘラも?」
「ええ。もっとも、攻撃手段と言っていいのかどうかは分からないけどね」

 そう言いながら、ヴィヘラは地面に落ちている石を拾う。
 あー……なるほど、と。それを見た何人もが納得したような表情を浮かべた。
 実際、石を投げるだけであれば、誰でも出来る手軽な攻撃手段だ。
 もっとも、その投げた石を標的……この場合はイエローバードに命中させることが出来るか、そして命中した時に効果的なダメージを与えられるだけの威力で投げることが出来るか、という問題がある。
 特にイエローバードが飛んでいるはダンジョンよりも高い場所で、そのダンジョンのある場所まではレイの見立てたところ五十m以上はあるように思えた。
 ヴィヘラのような強さを持っているものであればまだしも、ゴルツの冒険者にとってイエローバードに十分な威力を持った石を命中させられるかは、微妙なところだろう。

(もっとも、まぐれ当たりでイエローバードの頭部に命中する可能性もあるし、こっちの注意を逸らすという目的もあるから、やらせてみてもいいけど。……ただ、数だけを投げられると、セトの邪魔になる可能性もあるか)

 イエローバードと同様、自由に空を飛ぶことが可能なセトだけに、大量に石を投げるような真似をすれば、当然ながらその石がセトに命中する可能性もある。




 もしくはセトに命中しなくても、セトが攻撃する祭の邪魔になる可能性は十分にあった。
 そうなると、他の冒険者達が行う投石は、最初だけにしておいた方がいいか、と考えたレイは、次にレリューに視線を向ける。
 精霊魔法のあるマリーナは言うに及ばず、空を歩けるスレイプニルの靴や連接剣のミラージュ、魔法といった攻撃手段を持つエレーナ、長針を始めとして元々投擲が得意なビューネ。
 そんな面々と違い、レリューは異名持ちの冒険者とはいえ、純粋な剣士だ。
 それこそ、遠距離にいる相手に対する攻撃手段としては、ヴィヘラと同様に投石くらいしかないのではないかとレイは思っていたのだが……

「ん? ああ。あのくらいの距離なら多分何とかなる」

 レイに視線を向けられたレリューは、自信満々にそう告げる。
 その言葉は、レイにとって意外だったが……イエローバードが近づいてきていることもあり、その辺りの事情を詳しく聞いているような余裕はない。
 相手も異名持ちの冒険者だし、まだ出会ってからそれ程経ってはいないが、それでもすぐに分かるような嘘を吐くとは思えなかったので、レイはそれ以上は何も言わずに頷きを返す。

「分かった。なら、攻撃はレリューにも任せる。エレーナは?」

 急に話を向けられたエレーナだったが、レイが何を言いたいのかはすぐに分かったのか、問題ないと頷きを返す。

「私もレイと共に上空から攻撃をするとしよう」
「そうか。なら、そういうことで。取りあえずここで可能な限りイエローバードを倒して、数を減らすからそのつもりで。地上からの攻撃は、マリーナが仕切ってくれ。セト」
「グルゥ!」

 レイの言葉に、セトは短く鳴き声を上げるとレイをその背に乗せ、エレーナが前足を掴んだ状況で空に上がっていく。
 イエローバードは、まだそんなセトの存在に気が付いていないのだろう。数十匹の群れのまま、ダンジョンと思われる場所に向かっていた。
 イエローバードよりも更に高い場所まで移動し……レイとエレーナは、二人揃ってセトから飛び降りる。
 エレーナの場合は飛び降りるのではなく、掴んでいたセトの前足を離すといった形だったが。
 ともあれ、上空から落下しつつ、レイはデスサイズミスティリングから取り出す。
 エレーナもまた、ミラージュを鞭状にしてする。

「飛斬っ!」

 デスサイズから放たれる一撃は、イエローバードの首をあっさりと切断する。
 頭部を失ったイエローバードの胴体は、当然のように地面に向かって落下していた。
 エレーナの放つミラージュの一撃が同様にイエローバードの頭部を切断し、スレイプニルの靴を発動すると、そのまま空中を蹴って跳躍して更にミラージュを振るってイエローバードを倒していく。
 地上からの攻撃も、冒険者達が放った投石が何匹かのイエローバードに命中し、幾らかの被害を与えていた。
 また、マリーナの放つ精霊魔法によってイエローバードは飛ぶことが出なくなり、地面に叩き落とされる。
 セトの一撃によって頭部を爆散し……そうしてイエローバードの数が少なくなってきたところで、レイは見た。
 レリューの振るう長剣から、それこそ飛斬とそっくりの斬撃が放たれ……イエローバードの翼を斬り裂き、地面に墜落させるのを。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全180部分)
  • 29975 user
  • 最終掲載日:2018/03/17 16:22
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1856部分)
  • 30820 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 12:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全245部分)
  • 25780 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 18:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全537部分)
  • 29822 user
  • 最終掲載日:2018/02/03 23:34
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全190部分)
  • 27637 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 01:33
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全201部分)
  • 30954 user
  • 最終掲載日:2018/04/10 00:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全139部分)
  • 26235 user
  • 最終掲載日:2018/03/21 20:03
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全313部分)
  • 41597 user
  • 最終掲載日:2018/04/14 18:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、完結まで毎月第四土曜日の更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全230部分)
  • 27606 user
  • 最終掲載日:2018/03/24 07:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 32989 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全282部分)
  • 26153 user
  • 最終掲載日:2018/04/17 00:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 30718 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 37190 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 35258 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全526部分)
  • 28401 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 18:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全129部分)
  • 33954 user
  • 最終掲載日:2018/04/02 22:06
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全875部分)
  • 26348 user
  • 最終掲載日:2018/04/17 10:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全413部分)
  • 37506 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 23:49
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全401部分)
  • 34778 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 12:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版13巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! 現在アニメ版が放送中です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願いします!】】】 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全574部分)
  • 43369 user
  • 最終掲載日:2018/04/15 18:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部分)
  • 27197 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 18:15
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 32906 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 28835 user
  • 最終掲載日:2018/01/07 20:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全466部分)
  • 27180 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 10:51
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑨巻5月25日発売! コミックヴァルキリーにて漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 27111 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 21:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全451部分)
  • 25719 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 01:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1446部分)
  • 31270 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 00:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全223部分)
  • 26782 user
  • 最終掲載日:2018/03/30 19:25