挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
境界迷宮と異界の魔術師 作者:小野崎えいじ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1446/1446

番外680 女王と民と

 パルテニアラに在りし日のエルベルーレの広場の幻影や建築様式を見せてもらい、それに従って広場を修復しようと考えていたのだが、パルテニアラにとってこの都の風景というのは辛い記憶であったりしないのだろうか?

「修復にあたる前に……この街をどう思っていらっしゃるのですか? 辛い記憶であったりするのでしょうか?」

 そう尋ねてみるとパルテニアラは俺の言いたい事を理解したのか、ふっと柔らかい笑みを浮かべた。

「いや、そんな事は無いな。だが記憶というのなら、この広場には思い出がある」

 そう言って、微笑みを浮かべて目を閉じるパルテニアラ。

「魔界に来た当時は妾達も民もかなり混乱していてな。この広場で演説をして、妾がお前達を守ると言って落ち着かせた事があった」
「そんな事があったのですか……」

 その言葉に、グレイスも表情を綻ばせる。

「うむ。口に出して約束してしまった以上はと、妾も腹を括ったものだよ。そのまま防衛や探索に奔走し……結局、王に逆らい打倒するところまでいってしまったのだから、分からぬものよな」

 パルテニアラは剛毅というか何というか。有言実行してしまうあたり、ベシュメルクで始祖の女王と慕われる理由も分かるというものだ。

「では、寧ろ綺麗に修復した方が良さそうですね」
「うむ。その方が嬉しいな」

 では――気合を入れさせてもらおう。みんなでやることを決め、手分けして行動を開始する。
 まず木魔法で石畳の隙間から生えた雑草や上に被った苔を除ける。
 スキャンをかけるように魔力を放射して破損状況を確認し、それらの情報をウィズと共に分析。砕けた破片を組み合わせて元の形に修復していくという……以前グランティオス王国で国母の像を修復した時と同じような方法だ。

 国母の像ほど精巧さを求められるわけでは無いので修復のレベルも程々のところに留めるが、薄く埃を被ってあちこち欠けていた石畳も綺麗なものになったから効果としては十分だろう。

 広場が綺麗になってくると、仔ベヒモスは「すごい!」と目を輝かせ、親ベヒモスはのんびり寝そべりながら「器用に魔力を使うものだ」と感心したような声を上げていた。

 端から綺麗に修繕しつつ、同時に石畳の下まで構造強化でしっかりと地面を固めて、シリウス号に積んである資材を使って飛行船の土台を構築する。

「アルファ。シリウス号を降ろしてもらえるかな」

 と言うと、アルファも心得ているというように土台の上にシリウス号を停泊させる。

「セラフィナ、どうかな?」
「うんっ。大丈夫だと思うよ」

 甲板の縁から顔を覗かせてセラフィナが笑って手を振ってくる。家妖精のセラフィナとしては広場の安全性はやや専門外だが、シリウス号はみんなの家のようなものという事で能力を発揮できるらしい。停泊させた上で安全という事は土台も安全というわけだ。

「そう。それらの資材を、あの辺に積んでおきなさい」

 運搬用ゴーレム達がローズマリーの指示に従って色々と資材を降ろしてくれる。それを使って広場の近くにエルベルーレ風の建築様式に合わせた拠点を造っていけばいい。パルテニアラに見せてもらったエルベルーレ風の屋敷を土魔法の模型にしてやれば、後はそれを元に実物を造るだけである。

「ああ。これはまた、随分と広場が綺麗になったわね」
「外壁と城壁回りの準備は出来たわ」

 そこにクラウディアとステファニアが広場に戻ってくる。護衛役でもあるピエトロやアピラシアの分身や働き蜂達の手を借りて、魔石の粉末を壁に沿って埋めてきたわけだ。

「では、後は私達が」
「うむ。妾達は外壁と城壁の術式の修繕に向かうとしよう」
「それじゃ、今度は私達が護衛につくわね」
「ん。行ってくる」

 と、エレナが微笑みを浮かべ、パルテニアラもエレナに同行する。イルムヒルトがにっこり微笑んで、シーラもこちらに向かって手を振り、エレナ達と一緒に広場を後にするのであった。

 一方で、ヴェリト達の様子はどうかと言えば――。バロールの浮かべる魔法の明かりと共に採掘用の道具を手に階段を降りて行った。パルテニアラによれば城の地下には元々牢獄と上水路といった施設があったそうだが……都市部ごと魔界に飲み込まれた折に水路は平常通りに機能しなくなってしまったそうだ。

 流れ込んでくるはずの水が寸断されてしまったので新しい水を確保はできなくなったそうだが、地下に溜め込まれていた清浄な水そのものは魔界に対応する為の初期段階で多いに役立ったとの事である。

 ヴェリト達が降りて行ったのはそんな地下水路側に続く階段で――水が枯渇した時点で使われなくなっていた区画、との事だ。
 飲み水に使われる上水を溜め込む場所なので、元々は簡単に立ち入れないように地下へと繋がる扉もきっちりと閉ざされていたそうだが……長い年月と共に扉もすっかり朽ち果て、簡単に出入りできるようだ。

 通路があちこち崩れており、安全とは言い難い環境だな。バロールに同行してもらって正解だったと思う。

「言葉は届いているんだったな。改めて言うが……助かった。感謝している」

 ヴェリトがバロールを通してお礼の言葉を伝えてくれる。俺からの返答を示すように飛んでいるバロールがヴェリト達に向き直り、目蓋を閉じるようにしてお辞儀をすると、ディアボロス族の少女――オレリエッタが「バロールだっけ? 遠隔で術が使えるなんて、可愛い姿をしてるのに能力は凄いのね」と微笑みを浮かべていた。ディアボロス族の感性ではバロールは可愛い姿と捉えられるようで。

 ヴェリト達もどうやら心理的な余裕を取り戻してきたらしく、バロールを肩に乗せて撫でるオレリエッタを見て微笑みを浮かべていた。
 そんな調子で地下通路を進んで行くと開けた場所に出る。水を溜めておくための大きな穴が開いているが、ヴェリト達の目的はそこではなく、かつての水路であったその奥という事になる。

 水源に続いていたのであろう地下水路を進むと――そこに魔石の鉱床があった。崩れた壁面や通路から大小様々な虹色の結晶化した魔石が飛び出している。水路と魔界の地層との接合点というところか。

「さて……。それじゃ始めるか」

 と、採掘用のタガネとハンマーを手に各々作業を開始するディアボロス族の4人である。バロールとしてはやや手持ち無沙汰になるので、折角なので木魔法で木枠を造ったり、採掘と関係のない場所に構造強化をかけて通路を補強する事で崩落の危険性を軽減したり、運搬用の簡単な猫車を構築したりといった作業を行う。

「何というか……至れり尽くせりだな」
「補強してもらえると安心感があるな。助かるよ」

 と、ヴェリト達はそれを見て驚いた様子だったが礼を言ってくれた。
 まあ、例え崩落してもバロールが一緒なら4人を守れるだろうとは思うが、補強してあると視覚的にも安心ではあるだろうな。

 ヴェリト達が丁寧に採掘した魔石は――鉱床から離れると虹色の輝きを失う。魔石が活性化していたのは鉱床と繋がっていて、生きて(・・・)いたからなのだろう。地脈から流れ込む魔力を取り込んで成長していたのが、先程の淡い虹色の輝きとして表れていたわけだ。

 採掘された魔石自体は――割と癖のない比較的良質な魔石といった雰囲気だった。

「採掘に来てみたら癖のない鉱床だったから、大当たりだなって話をしていたんだ」

 恐らく魔石鉱床は、鉱床ごとの性質によって均質化された魔石が入手できるのだろう。その点、癖がなくて用途を限定しないここの魔石は需要が高いというわけだ。

 面白いな。魔石が自然に鉱床や鉱脈を形成して成長するというのは……。ルーンガルドでは確認されていないし、パルテニアラも知らなかった情報だ。魔力の濃い魔界が年月を重ねたからこそのものなのだろう。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全223部分)
  • 22499 user
  • 最終掲載日:2018/03/30 19:25
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 32742 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全413部分)
  • 30607 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 23:49
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全401部分)
  • 29630 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 12:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全537部分)
  • 25059 user
  • 最終掲載日:2018/02/03 23:34
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全201部分)
  • 26582 user
  • 最終掲載日:2018/04/10 00:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全466部分)
  • 23052 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 10:51
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版13巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! 現在アニメ版が放送中です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願いします!】】】 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全574部分)
  • 36591 user
  • 最終掲載日:2018/04/15 18:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全129部分)
  • 28632 user
  • 最終掲載日:2018/04/02 22:06
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全255部分)
  • 23035 user
  • 最終掲載日:2017/12/22 12:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全145部分)
  • 22603 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 07:55
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全875部分)
  • 23202 user
  • 最終掲載日:2018/04/17 10:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全190部分)
  • 23107 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 01:33
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全180部分)
  • 26774 user
  • 最終掲載日:2018/03/17 16:22
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、完結まで毎月第四土曜日の更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全230部分)
  • 25015 user
  • 最終掲載日:2018/03/24 07:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 28171 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 24294 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 21:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 29571 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全313部分)
  • 35027 user
  • 最終掲載日:2018/04/14 18:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部分)
  • 23581 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 18:15
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 27204 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1704部分)
  • 31272 user
  • 最終掲載日:2018/04/17 18:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全139部分)
  • 22838 user
  • 最終掲載日:2018/03/21 20:03
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全526部分)
  • 25340 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 18:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全451部分)
  • 22262 user
  • 最終掲載日:2018/04/18 01:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 29127 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 25310 user
  • 最終掲載日:2018/01/07 20:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1855部分)
  • 26249 user
  • 最終掲載日:2018/04/17 12:00