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失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~ 作者:進行諸島

第二章

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第188話 最強賢者、陽動する

「……対象の様子はどうだ?」

俺達を尾行し始めてから、およそ30分後。
尾行者の後ろについた奴が、尾行者に聞いた。
俺達と尾行者の間の距離は、すでに300メートルほどまで近付いている。

距離が離れているから、聞こえないと思っているようだが……何の隠蔽魔法も施されていない会話など、簡単な感覚強化の魔法を使うだけで簡単に聞き取れる。

「油断する様子は見えないな。……それより、前に出てくるなよ。尾行の技術がないお前らが敵に近付けば、すぐ見つかるからな」

「……分かった。早くしてくれよ。襲撃班だって暇じゃないんだ。さっさと殺して終わらせた方が、給料もいいしな」

どうやら敵には、尾行担当と襲撃担当がいるようだ。
この様子だと、フォルキアに来た冒険者を殺すのは、日常業務のようだな。

『なんか、隙を窺われてるみたいだね……』

『どうしますか?』

俺達と同じく感覚強化を習得しているルリイ達も、敵が襲撃を急いでいることに気付いたようだ。

本来こういう状況では、いったん尾行をまいた上で、混乱している相手を襲撃するのがセオリーだ。
だが……相手がここまで弱ければ、殺さない選択肢も採れるな。

『魔法で眠らせた上で、情報になりそうなものだけ見て逃がすか』

『殺さないんですか? 盗賊なんて、殺す以外にないと思うんですけど……』

確かに、イリスの言うことはもっともだ。
だが俺は別に、盗賊(に見せかけた襲撃者)に情けをかけて生かすという訳ではない。

襲撃者の裏には、間違いなく黒幕がいるだろう。
その黒幕を効率よく倒すために、こいつらを生かしておいたほうが効率がいいのだ。

襲撃者を返り討ちにすると目立つし、警戒されるからな。
それにあの襲撃者たちは、俺がいま欲しいものをわざわざ持ってきてくれた可能性が高い。
あいつらを殺してしまうと、それを使えなくしてしまう。

『ああ。普通なら殺す以外にない。でも今回は、フォルキアを警戒させたくないんだ。だから眠らせて放っておく』

『……警戒、ですか?』

『ああ。この襲撃犯は、フォルキアと繋がっている可能性が高いからな。もし返り討ちにすれば、俺達がそれだけの強さを持ってるってバレるだろ? それを防ぐために、眠らせるだけで済ませる』

『分かりました! ……睡眠魔法の魔道具とか、使いますか?』

『ああ。俺とイリスが派手に動いて囮になるから、眠らせるのはそっちで頼む。殺さないように気をつけてくれ。10秒後に偽装魔法を発動するから、魔法で気配をけしながら敵の後ろに回り込むんだ』

『はい!』

『分かった!』

二人の返事を聞いて、俺はイリスと共に歩きながら、10秒数える。
そして、『印象幻影』の魔法を発動した。

『印象幻影』は、そこにいない人間を、まるで存在するかのように錯覚させる幻影を作り出す魔法だ。
相手に直接干渉せずに使えるため、失格紋でも遠くの敵をあざむけるが……よく観察すれば、すぐに偽物だと分かってしまう。

だが――その余裕を与えないのが、腕の見せ所だ。

『今だ!』

俺の通信魔法を聞いて、ルリイとアルマが隠密魔法を使いながら俺達の元を離れる。
使っている隠密魔法は決してレベルの高いものではないが、この程度の相手をあざむくには十分だ。

ルリイ達が離れるのとほぼ同時に俺は、襲撃者の方へ振り向いて叫んだ。

「襲撃だ! 迎え撃つぞ!」

そして、襲撃者達の方へと走り始める。
イリスもそれを聞いて、同じ方向へ走り始めた。

あえて俺達に注目を集めることで、『印象幻影』に目を向けさせないようにする訳だ。

「くそ、バレた!」

「マジかよ! ちゃんと尾行してたのか?」

「当たり前だ! 俺の尾行の腕は知ってるだろ!?」

そんなことを言いながらも、弓を持った襲撃者達は俺に向かって矢を放ち始めた。
襲撃者のうち、弓を持っているのはおよそ半分といったところ。
全員が、例の魔道具で筋力を強化しているようだ。

俺はその矢を、すべて剣で叩き落とす。
しかし、全ての矢がちゃんと俺に向かって飛んできているところを見ると……この襲撃者たち、今の世界にしては練度が高いな。
少なくとも、普通の盗賊の実力ではない。

「なっ……あいつ、化け物か!」

「矢を剣で弾くって、どういうことだよ! 」

一方、イリスも俺の真似をして槍で矢を撃ち落とそうとしたが、イリスの槍はことごとく空振り、矢は全てイリスに命中した。
まあ、ただの矢なんて、イリスにとってはタンポポの綿毛と大して変わらない威力なのだが。

「女の方もやばいぞ! 槍は下手だが、矢が全く効いてない!」

「矢を弾くような防御魔法なんて、聞いたことないぞ!」

そして、なぜかイリスが悪口を言われていた。
まあ、確かにイリスの槍は決して上手くはないのだが。

「ちょっ、下手って何ですか! マティアスさんがおかしいだけです! 飛んでる矢を叩き落とすとか、普通無理ですから!」

そう言ってイリスが、憤慨しながら槍を振り回す。
だが、槍はむなしく空振りを続ける。

「ちょっ、そういうこと言うなら……」

そう言いながらイリスが、槍を上段に構えて投げようとする。
だが、イリスが槍を投げる寸前で、俺はイリスを止めた。

『おい、それやったら敵は死ぬぞ』

『あっ……そういえば、殺しちゃだめなんですね……』

『ああ。面倒だが、一人も殺さない方が都合がいいんだ』

別に、一人や二人の被害が出たところで、普通ならそこまで敵の警戒度は上がらないだろう。
それでも俺が一人も殺さないのには、理由がある。

俺は『ここで戦闘があった』という事実自体をなかったことにしたいのだ。
そして敵に被害が出ていなければ、それは可能だ。

なぜなら、襲撃者だって自分たちのボスに『襲撃に失敗して、気付いたら全員寝ていました』などと報告したくはないのだから。
襲撃者が『戦闘はなかった』と言い張れるように状況を作っておけば、あとは襲撃者達が勝手に話をもみ消してくれるだろう。

……まあ、この場で殺さないというだけで、襲撃者達の顔はちゃんと覚えてまともな領主に伝えておくので、黒幕を倒した後で襲撃者が処刑されることに変わりはないのだが。

「何だ? 動きが止まったぞ」

「よく分からないが、チャンスだ! 男の方を狙うぞ!」

槍投げを止めたせいで動きが止まったのを、敵はチャンスと見たようだ。
矢が当たっても意味のないイリスと違い、矢を一本ずつ撃ち落としている俺なら、矢が増えれば撃ち落としきれなくなると見たのだろう。

まあ、無意味なのだが。
こんな遅い矢、今の10倍の数があっても全て叩き落とせるだろう。

「おい、真面目にやってるのか! 矢が遅すぎて止まって見えるぞ!」

俺はわざと敵を挑発しながら、飛んできた矢を全て叩き落とす。

「人間業じゃねえ……」

「どうする? 撤退するか?」

「馬鹿言うな、たった4人相手に撤退できるか! こうなったら距離を詰めて――」

こうして俺達が戦いながら時間を稼いでいる間に……ルリイ達が準備を済ませたようだ。

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