2010年7月1日
 

多民族、多文化共生の札幌をつくろう!
  -パブリックコメントに参加しよう-
 

  市民ネットワークは、多民族、多文化共生のまちづくりを目指し、活動をすすめています。2007年の「先住民族の権利に関する国際連合宣言」につづき、08年、国会で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が全会一致で可決されました。札幌市は2010年度内での「アイヌ施策推進計画」策定をめざしています。 

  2009年7月「札幌市アイヌ施策推進計画検討委員会」が設置され、アイヌ民族の方を含む10名の委員が、今後のアイヌ施策のあり方について議論を重ね、2010年3月に報告書をまとめました。報告を受け「札幌市アイヌ施策推進計画」(素案)が作成されたことから学習会を開催、イオル再生構想、アイヌ民族の歴史に対する認識やアイヌ文化の継承および学校における民族教育の拡充など、今後10年間に札幌市が取り組む施策・事業について確認しました。アイヌ民族の誇りが尊重されるまちづくりの実現を目指し計画が策定されます。

 

 

▲市民まちづくり局アイヌ施策課の担当者を講師に学習会を開催。(7月1日)

 

  7月5日より計画素案に対するパブリックコメントの募集が始まっています。 当事者の声が十分に反映された推進計画とすることはもとより、多民族、多文化共生のまちを札幌から実現、発信していくためには、一人でも多くの札幌市民が関心を持ち、その声を計画に反映することが重要です。

 ※イオル:アイヌ民族の伝統的生活空間