「食育」ってどんないいことがあるの?
農林水産省では、食育推進に資するエビデンスを収集・分析・整理し、国民へ分かりやすく広報することを目的に、食育や広報に関する有識者に御協力いただき、本パンフレットを作成しました。
食育に関心のある方や食育の取組を実践している方々を通して、広く国民の皆さまに本パンフレットのメッセージが届くことを期待しています。また、本パンフレットのメッセージには、その根拠となる研究結果が紐付いていますので、より詳しく知りたい方は、ぜひエビデンステーブルや論文も御覧ください。
分割版
- 1.はじめにp.1(PDF:807KB)
- 2.第3次食育推進基本計画を進めるためにp.1(PDF:831KB)
- 3.本パンフレットのメッセージを正しく読み取るためにp.3(PDF:828KB)
- 4.食育の推進に役立つエビデンス(根拠)
(1)朝食を毎日食べるとどんないいことがあるの?p.4~p.8(PDF:2,521KB)
(2)栄養バランスに配慮した食生活にはどんないいことがあるの?p.9~p.13(PDF:3,174KB)
(3)農林漁業体験をするとどんないいことがあるの?p.14~15(PDF:1,628KB)
実践のための参考情報p.16(PDF:986KB) - 5.諸外国の食育施策
他の国ではどんなフードガイドを用いているの?p.17~p.20(PDF:2,044KB) - <参考資料>収集したエビデンス(根拠)の全体像p.21(PDF:635KB)
食育の推進に役立つエビデンス(根拠)
第3次食育推進基本計画に掲げられた目標の中から、以下の3つのテーマに着目し、それぞれの取組がなぜ大切なのか、どのようなメリットがあるのかをエビデンス(根拠)に基づいて紹介します。
諸外国の食育施策
日本と同様に、諸外国においても様々な食育施策が取り組まれています。いくつかの国を取り上げ、どのような食育施策に取り組んでいるのかを紹介します。
本パンフレットのメッセージを正しく読み取るために
エビデンス(根拠)の紹介にあたっては、食育分野の研究に詳しい研究者の協力の下、以下の条件に合う論文を収集しました。
- ・幼児以上の健常な日本人を対象としたもの
- ・論文投稿時に専門家による審査を受けたもの(紀要は含めない)
- ・2000年1月1日~2017年9月30日に公表されたもの
論文内容
朝食:「朝食摂取」や「朝食欠食」に関する調査項目があり、かつ、「朝食摂取が増える」「朝食欠食が減る」ことで変化が期待できる要因(健康・栄養状態や栄養・食物摂取状況等との関連)について記載があるもの
栄養バランス:(ア)主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の摂取と健康・栄養状態との関連について記載があるもの(イ)「食事パターン」や「食事の質スコア」に関連する調査項目があり、かつ、総死亡やがん・循環器疾患などの非感染性疾患との関連について記載があるもの
農林漁業体験:「農業体験」や「食農体験」に関する調査項目があり、かつ、食意識・食行動等との関連について記載があるもの
「朝食」と「栄養バランス」についての論文は、研究対象者の生活習慣や病気などを観察して比べる「観察研究」のみです。「農林漁業体験」は、対象者に何らかの働きかけをして効果を検証する「介入研究」が一部含まれていますが、対象者が少ないものが多く、解釈には注意が必要です。
多くの論文の中から、内容が目的に合致するものを選び、条件に当てはまった全ての論文について、情報を公開しています。
このパンフレットでは、条件に当てはまった論文の中から、食育の推進に役立つ結果を中心にまとめました。そのため、パンフレットで取り上げている研究結果は一部分のみですので、より詳しく知りたい方は各テーマのエビデンス(根拠)を紹介しているページ(上記アイコンのリンク先)から、掲載されているエビデンステーブルをダウンロードしてください。
各ページの脚注に示された論文番号は、エビデンステーブルの番号と対応しています。
採用された論文の中には、統計学的に有意な関連が全くみられなかった論文や統計学的な検定を行っていない論文も含まれています。
(朝食:16件/156件、栄養バランス:4件/35件、農林漁業体験:5件/12件)
お問合せ先
消費・安全局消費者行政・食育課
担当者:食育計画班
代表:03-3502-8111(内線4578)
ダイヤルイン:03-6744-2125
FAX番号:03-6744-1974