福岡・北九州で絶対食べるべき豚骨ラーメン5選

“濃厚”“屋台”2種類の豚骨がバリうま「石田一龍 本店」

北九州ラーメン界の最注目株「石田一龍 本店」(北九州市小倉南区)。「北九州ラーメンフェスティバル」「北九州ラーメン王座選手権」でグランプリを獲得するなど、人気沸騰中の気鋭店だ。

「石田一龍 本店」の「濃厚ラーメン」(煮玉子入り780円)。単品650円、煮玉子トッピング+130円
  • 「石田一龍 本店」の「濃厚ラーメン」(煮玉子入り780円)。単品650円、煮玉子トッピング+130円

大将の新森さんが第一に目指したのは“心地よい余韻”。豚骨を16時間炊き込みしっかりと乳化させた「濃厚」と、老若男女食べやすい、よりあっさりの「屋台」と2種類の豚骨ラーメンがあり、どちらも旨味とともに広がる豚骨の豊潤な香りがいい。スープは骨を砕きすぎず、絶妙の量の骨粉を含ませる。臭みがなく、骨の髄から染み出たコクをしっかり感じられる珠玉の一杯だ。

香ばしさ引き立つ炙りチャーシュー。脂身と肉のバランスがちょうどいい
  • 香ばしさ引き立つ炙りチャーシュー。脂身と肉のバランスがちょうどいい

創業約70年を誇る小倉「安部製麺」に特注する細ストレート麺を合わせ、注文後にバーナーで炙ったチャーシューをオン。麺・スープ・具それぞれが絶妙に調和した、まさに三味一杯の豚骨ラーメンだ。一番人気は、醤油ダレに漬け込んだ煮玉子がのる「濃厚ラーメン(煮玉子入り)」(780円)。2018年1月には飯塚店もオープンし、6月には門司店も開業予定など今後の動向に注目だ。

[石田一龍 本店]福岡県北九州市小倉南区下石田1-4-1 / 093-963-2650 / 11:00~16:00、18:00~21:00(LO20:40)※売切れ次第終了 / 無休

とろみスープが旨い!高濃度ラーメン「とんこつラーメン 豚のむら」

濃厚豚骨派に支持を集める「とんこつラーメン 豚のむら」(北九州市小倉南区)。若手で気鋭の店主・村上優弥さんが作る「ラーメン」(580円)は、伝統的な羽釜仕込みで、麺がスープを持ち上げるような重厚感のあるとろみスープが特徴だ。

【写真を見る】「とんこつラーメン 豚のむら」の「ラーメン」(580円)。豚バラのチャーシューも自信作
  • 【写真を見る】「とんこつラーメン 豚のむら」の「ラーメン」(580円)。豚バラのチャーシューも自信作

厨房にどっしり据えた羽釜に、豚頭、まる骨、背骨の他、豚の皮まで入れ、スープを作る。髄から旨味を絞り出すように、頻繁に混ぜながら約16時間炊き込むことで、北九州でも随一の濃密さを実現。豚骨本来のコラーゲンがたっぷりと染み出し、程よいとろみもある。

スープの濃度は北九州随一!髄から旨味を絞り出すように、頻繁に混ぜながら約16時間炊き込む
  • スープの濃度は北九州随一!髄から旨味を絞り出すように、頻繁に混ぜながら約16時間炊き込む

創業以来作り続ける自家製麺は、小麦の香り、コシの強さを追求した中細ストレート。毎月29日、30日は次回使えるラーメン割引券がもらえる。他にも、平日11:00~14:00、18:00~20:00は替え玉1玉無料などサービスが充実する。また、店内を2つに分ける形で唐揚げ店が併設。イートインスペースではラーメンと合わせ、唐揚げ定食なども食べられる。

[とんこつラーメン 豚のむら]福岡県北九州市小倉南上吉田2-15-23 / 093-967-9233 / 11:00~22:00(LO21:45)※スープがなくなり次第終了 / 不定休

ピュアな淡麗豚骨に感嘆!渾身の一杯「南京ラーメン 黒門」

今はなき伝説的ラーメン店・北九州「黒木」に習った“南京ラーメン”を看板に掲げ、福岡の麺通をも唸らせる名店がある。2016年1月に遠賀町から若松区青葉台南へ移転した「南京ラーメン 黒門」(北九州若松区)だ。

「南京ラーメン 黒門」の「ラーメン」(600円)。一口目はあっさり、食べ進めるごとに旨味が押し寄せる
  • 「南京ラーメン 黒門」の「ラーメン」(600円)。一口目はあっさり、食べ進めるごとに旨味が押し寄せる

「ラーメン」(600円)、「ラーメン大」(750円)、「おにぎり」(1個50円)のみと、潔いメニュー構成が旨さへの自信を感じさせる。ラーメンは透明感の残る豚骨スープが最大の特徴で、豚骨の煮込み時間は約6時間と短く、1日ごとに使い切る“取り切り”が身上。ひと口目はあっさりとした印象だが、食べ進めるごとに旨味が押し寄せる。油分を抑えているため飲み口、後味ともにあっさりしている。

大釜で麺を泳がせるようにゆがくのも昔ながらのスタイル
  • 大釜で麺を泳がせるようにゆがくのも昔ながらのスタイル

また、平網や鉄鍋など昔ながらの道具を使ったイニシエのスタイルにも注目したい。大釜で麺を泳がせるように湯がき、平網で手際良く麺上げするなど、調理風景が見られるのも魅力だ。

[南京ラーメン 黒門]福岡県北九州市若松区青葉台南3-1-5 / 093-777-4688 / 11:00~16:30(LO16:00) / 月曜、第4火曜休み

豚骨の塩気とメンマの甘さが絶妙!北九州で食べたい一杯「龍王」

1967(昭和42)年創業の「龍王」(北九州市戸畑区)は、古きよき北九州ラーメンの魅力を存分に味わえる名店。約20年前に常連客だった現店主・原田豊久さんは、初代が作るラーメンに惚れ込み、その味を継承している。

「龍王」の「ラーメン」(550円)。しっかりと乳化させた豚骨スープ。ゴマ油の風味も効いている
  • 「龍王」の「ラーメン」(550円)。しっかりと乳化させた豚骨スープ。ゴマ油の風味も効いている

メニューは「ラーメン」(550円)、チャーシューの代わりにワカメ、メンマ、モヤシを入れた「三色ラーメン」(550円)などがそろう。スープは、煉瓦造りのかまどに据えた羽釜で、旨味を重ねていく継ぎ足し製法で作る。

「三色ラーメン」(550円)。チャーシューの代わりにワカメ、シナチク、モヤシが入り、ラーメンと同価格
  • 「三色ラーメン」(550円)。チャーシューの代わりにワカメ、シナチク、モヤシが入り、ラーメンと同価格

さらに、濃厚でコクのあるスープにゴマ油や、ラードの焦がし調味料を加え、豊かな香りを添える。具材のメンマを砂糖で甘めに味付けするのも同店ならでは。スープの塩気とメンマの甘さが口の中で絶妙に溶け合う。戸畑区正津町の裏通りに建ち、店構えも趣深い。2代目が変わらぬ味を守り、福岡市内からも足繁く通う往年のファンも多い。

[龍王]福岡県北九州市戸畑区正津町10-15 / 093-871-8957 / 11:00~14:30、18:00~20:00ごろ※夜は不定期で営業 / 日曜休み

こだわり抜いた一杯は、旨味の余韻も楽しめる名豚骨「ラーメン無法松」

「ラーメン無法松」(北九州市小倉北区)は、北九州エリアのラーメンを語るうえで欠かせない名店だ。店主・笈木裕治さんは理系企業を脱サラし、同店を開業。緻密に計算された独自製法で作る豚骨ラーメンが、多くの麺ツウをうならせている。

「無法松ラーメン」(790円)。たっぷりの白ネギや、辛味ダレがかかる
  • 「無法松ラーメン」(790円)。たっぷりの白ネギや、辛味ダレがかかる

一番人気は「無法松ラーメン」(790円)。日本酒のように、喉を通る時に旨味の余韻が広がるスープを目指し、産地にこだわった素材や醤油、塩、水で作り出される一杯は豊潤な味わいだ。さらに、煮込んだ豚骨のエキスを搾り出すように複数回こすことで生まれる、シルキーな口当たりに驚く。

2種類のチャーシューがのる。麺とスープの絡みもグッド!
  • 2種類のチャーシューがのる。麺とスープの絡みもグッド!

トッピングの白ネギのシャキシャキ感と辛味ダレがアクセント。醤油ダレがしっかり染み込んだ、2種類のチャーシューも存在感を放つ。麺はスープとよく絡む細麺を使用。また、ゆでた麺を宙に舞わせるように湯切りする豪快なパフォーマンスも有名で、目の前で見られるカウンターは特等席だ。

[ラーメン無法松]福岡県北九州市小倉北区神岳2-10-24 三共ビル1F / 093-533-6331 / 11:00~21:00(スープがなくなり次第終了) / 水曜休み

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