今回のKOF訴訟についてのご報告

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2017年より行ってきたKOFの訴訟について結果がでましたので、この場で報告いたします。

今回争っていた被告(OURPALM株式会社、本店所在地:東京都港区六本木1-9-10)とは和解をし、訴訟は終結しました。

私は、以下の2点を明らかにしたいと思い、訴訟を提起しました。
① KOFのアプリにおける景表法違反があるか否か
② 被告がKOFのアプリの運営主体であるか否か

(KOFの公式ホームページ(http://kof98.ourpalm.co.jp/)等で、被告が運営者であるかのように掲載されていたことに対して、被告に責任があるか否か)

訴訟では、②が争点となり、①については、踏み込んだ議論はされませんでした。
もっとも、①については、訴訟中に、消費者庁が景表法違反を認める通知を出しました。

参考URL
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_180126_0001.pdf

②については、被告代表者に対する尋問も行われ、被告が実際の運営者ではないことやKOFの公式ホームページに被告の名称・住所・代表者の氏名が掲載されてしまった経緯について、私なりに理解・納得することができました。

そのため、今後お互いに責任追及をしないようにとの和解をし、本件訴訟を終結させることとしました。

一方で、私が今回起こした一連のアクション(訴訟提起・私のブログやツイッターへの投稿等)の影響で被告の会社・代表者、また本件では法的に関係のない被告代表者が所属するCTW株式会社へ多大なる迷惑をかけてしまっていたことにつきましては、この場を借りてお詫び申し上げたいと恩います。

本意としましては、勝っても負けても全部ここに載せちゃって、消費者の方々の自衛の手段となれば、という思いもありました。

ところが、本当の目的である「景表法の誤記」という問題に関しては、先に消費者庁から発表が出ていまして、さらに「充分価値のある消費者庁の対応があったわけで、それで良しとして和解をしませんか?」という裁判官の提案をいただきましたので、それを受けた形となります。

和解条件としては、こちらは返金の部分を譲り、あちらはドメインがよくわかんないことになってるの解決してね。という具合です。

返金と言う訴状上の目的は最終的には果たせない形になりました。
お騒がせしてしまったわりに、パッとしない結果で申し訳ありません。
また、応援してくださった方々にとっては、不甲斐ない結果に映るかと思います。
本当にごめんなさい(´・ω・`)

KOFユーザーさんについては、景表法について興味があったかと思いますが、景表法以外の争点については、個人的な気持ちで争っていた部分があります。
せっかく消費者庁が命令出して景表法に関する判断ははっきりしてるのに…、というのが和解になった理由としてご理解頂ければと思います。

この件では、いろいろ考えさせられることもありました。
ユーザーというか消費者の方々には、「特商法に基づく表記に載ってても違う人かもしれない」とか、「住所や電話番号書いてあってもそれは間違いの可能性もある」ということを念頭に、インターネットの世界を楽しんでもらえれば、と思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    まずはお疲れ様でした。少なくともどういう結果であれTomasさんが納得されたのであれば外野がゴチャゴチャ言う資格はありません。
    勝手に肩を持つ事になりますが、相手側が最初に素直に「記載ミスしてました…ごめんね。」と言えば済んでたものを一個人ごときが…と思われたのか、突っぱねた所から始まったと解釈してます。(そこからきな臭い話がボロボロ出てきたわけで逆にここまで続いてくれた事でそういう如何わしい・コンプライアンスなんて糞食らえ会社がある事を知れた訳ですし)

    しかし、Tomasさんが最後に書かれた

    >ユーザーというか消費者の方々には、「特商法に基づく表記に載ってても違う人かもしれない」とか、「住所や電話番号書いてあってもそれは間違いの可能性もある」ということを念頭に、インターネットの世界を楽しんでもらえれば、と思います。

    という件は、こんな事がまかり通ってしまい、それが大事だと思われない司法判断(少なくとも何かしらの問題があった際に唯一相手を辿れる大切な情報を「(記載は)間違いでしたごめんなさい」で済めば警察はいらないと前例を作ったようなもんだと自分は思います)はやはりおかしいと思わざるを得ません。
    タラレバにはなりますが、これが一個人対スマホアプリ会社ではなく、大企業の不正だったら本当にこの程度で終わったのだろうか?万が一本当に悪意・故意でもって不正を働いた企業に対して、こんな結審をしてしまう司法が犯罪行為を正しく裁けるのか?
    やはり「所詮ゲームでしょ?お遊びの世界でしょ?」という足元を軽く見られてるような勘ぐりすらしてしまいます…

    でも司法とはこんなものなんでしょうね…
    今回の一連の流れを見て、この結果が出るのであればやはり自分はスマホアプリは本当に必要なものだけしか利用したくない、企業として正しく責任が取れる(責任追及が出来る)名実ともに一流企業以外使いたくないと強く実感致しました。
    それを教えて頂いただけでも感謝いたします。
    改めてお疲れ様でした。

  2. 匿名 より:

    エイプリルフールです。
    まで読んだ

  3. (´・ω・`) より:

    お疲れ様でした。自分のためだけでなくスマホゲームの今後も変わるかもしれない戦いをお一人でご苦労様でした。ゆっくり休んでください

  4. 匿名 より:

    「特商法に基づく表記に載ってても違う人かもしれない」とか、「住所や電話番号書いてあってもそれは間違いの可能性もある」

    これって法なんて意味がない何も信用するなってことですよね。
    司法が無法地帯であるこを認めたってことですか。
    それでなにをどう楽しむことができるのか甚だ疑問です

:)