私この漫画では二宮鈴と平塚和香がツートップのお気に入りキャラなので最近はこの二人が目立ってて嬉しいです。
週刊少年チャンピオン 安部真弘「あつまれ!ふしぎ研究部」
ところで、この漫画、連載はもう77話になり、連載開始は2016年9月で、第1話は主人公大祐の高校入学早々の「部活動を決める時期」4月か5月くらいの時期設定となっていました。
そして1巻の収録分は特に季節に関係ない話が続きましたが、2巻の途中あたりから、リアルタイムと作中の季節が一致するようになり、2017年の3月に27話でお花見の話があり、そして今週の77話もお花見の場所取りの話でした。
いわゆるサザエさん時空…とはちょっと違います。
彼らは27話で一度お花見をして、77話では「お花見をするのはこれで二度目」という認識があるようです。
「今回の場所取りは」というセリフは、前回を認識してないと出ないわけですから。
サザエさんはリセットループなのですが、それとは違うこういうのは「みなみけ」でもあったことから、私は勝手にみなみけ時空と呼んでいます。
登場人物は何年たっても年をとらず学年も変わらないけど過去にやった季節ネタの記憶は持っているという時空設定です。
で、こういうのは、いいことだと私は思います。
長期連載になっているという証明ですから、ファンとしては少なくとも悪くないと思う傾向です。
このまま、ずっと同じ学年だけど時空認識はなんでもありというスタイルでいっていいと思います。
さて、最近のこの漫画の出来事といえば、まずは新キャラ、陸上部の早坂蘭。
体育祭で一度モブで出ましたが、正式に改めて登場した、スポーツ少女です。
熱心に陸上やってるっぽいけど、走るのにかなり邪魔そうなロングヘア。
レーシングショーツが魅力的でした。
あとは、しばらく通常進行が続きました。
麗子がエロい妄想したり、旭とラッキースケベがあったり。
麗子のは妄想で。
旭のは現実!
よその作品と比べたら本当に微々たるレベルのイベントなんですが、シンプルな絵柄でどこか淡白で、でもそこに妙な存在感があって素晴らしいです。
大きく事件があったのが先週のことでした。
和香がなんとふしぎ研に入部!(仮)!
化学に没頭しすぎて周りが見えなくて物事がうまくいかない和香に、大祐が珍しくポジティブなお節介を焼いて彼女の心をちょっと癒してあげています。
心打たれた和香が、人と交流することを学ぶために大祐のいるふしぎ研に入部と。
そういえばこの漫画ではパンツをしっかりと見せてくれるのは和香とことねの二人だけです。
ほんのちょっと見えたりするのは他のキャラでもなくはないけど、頑張ってサービスしてくれるのはなぜかこの二人だけ。
そして、ついにグルグルメガネを外した素顔もしっかり見せてくれました。
メガネ少女はメガネをかけたところと外したところ両方重要です!
和香の素顔は今後も出し惜しみしてめったに出ないくらいがいいと思います。
和香が入部すると聞いてジト目になってるのが鈴。
科学少女 VS オカルト少女という天敵ですからね。
その鈴の回が今週のお花見の場所取りの話でした。
「前回」のお花見では大祐が場所取り役だったけど、「今回」は鈴が買って出ます。
そして大祐はここでも珍しく察しが良くて鈴が夜通し一人で心霊撮影に挑もうとしてるのではと予想。
心配で夜の公園に行くと予想は的中、ほっとけないので朝まで付き合うこととなりました。
二人きりのお泊りイベントはこれで二度目です!
どっちも夜通し心霊撮影っていうのがいかにも鈴らしいですが。
最初は大祐の部屋、二度目は夜の公園、三度目があるなら鈴の部屋でしょうか。
二人以外誰もいないと思ってた夜の公園でしたが…「えっちなことをしてるカップル」がいたようで、大祐は微妙な気持ちになってるのに鈴は「寒いから」と躊躇なくくっついてきます。
戸惑う大祐に鈴がさらりととんでもないことを言い出します。
「別にいいよ 私は気にしないし」
何が!?
何がよくて何を気にしないというの鈴!
真意を聞こうとしてもあっさり眠ってしまうし。
そして相変わらず大祐は二人きりで鈴が無防備に眠ってしまっても、大して動揺もせず流してしまいます。
大祐には妹がいるから、鈴のことも異性というより単なる妹への扱いで済ましてしまってるんでしょうか。
もどかしいです。
しかしこの漫画はそれがデフォ。
むしろヒロイン達が大祐へ好意を持ちつつある最近の傾向のほうがかなりの進展があるほうです。
鈴は容姿もかわいいし、人間性についても周囲から孤立してまでオカルトに傾倒する謎の一面があり、そして大祐に少しずつ心が近づいてる感じが、本当に目が離せません。
千晶とことねは根っから朗らかで心に影が特になさそうなので、鈴の持ってる寂しさが浮き彫りに感じてどうにも目立ちます。
完成度の高い絵柄でかわいい女の子達のたまにパンツとかの「えっちな」のサービスシーンがある漫画ですが、その中で「えっちな」が全然なくて心のほうに何かありそうな鈴がやっぱり気になるんですよねえー。
大祐には今すぐ「鈴を大切に考えるようになれ」とは言いませんが、彼女の心からの笑顔をもっと見れるために今後も頑張っていってほしいところです。
今回まさかと思っただけで鈴のために夜の公園に確認しに行ったのは偉い!と思いました。