挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

崖のダンジョン

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1703/1703

1703話

 セトの背に乗りながら空を飛んでいると、やがて視線の先に一つの街が見えてくる。
 それは、ゴルツ。
 レイ達が目指していた街だ。

「思ったよりも小さいな。……まぁ、この辺の街だと考えれば、大きい方なのかもしれないけど」

 レイがゴルツの比較対象としたのは、当然のようにギルムだ。
 ……ただ、それは同じ街ではあっても、比べる方が間違っているのだが。
 元々、ギルムは街という規模ではあっても、実質的には都市に準ずるだけの規模を持っていた。
 今はそれでも狭くなってきたので、増築して正式に都市の規模になるように拡張しているのだが、そのような街と田舎にあるような街を比べるというのは、どう考えても間違っていた。
 ともあれ、街の規模を比べても特に何がある訳でもない。しいていえば、ギルムを拠点としていることで多少の優越感に浸れる程度、といったところか。

「何とか昼前にはつけたか」

 そう言いながら、レイは今朝のことを思い出す。
 本来であれば、朝のうちに到着する筈だった。
 それが昼近くにまでなった最大の理由は、ヴィヘラとレリューによる模擬戦が最大の理由だった。
 勿論、レイやエレーナであれば、ヴィヘラが満足出来るだけの戦闘が可能なのは間違いない。
 それでも、たまには違う相手と……それでいて相応の強さを持つ相手との戦いを楽しめたということで、ヴィヘラは模擬戦にかなり熱中してしまったのだ。
 結果として、出発するまでに時間が掛かり、ゴルツに到着するのが午前中ではあっても殆ど昼に近い時間となってしまった。

「早朝とかだと、多分崖に向かう連中が集まってるだろうから、この時間だったのは幸いだったのかもしれないけど」

 ダンジョンと思われる場所の出入り口が崖の壁面に出来たことにより、そこから落ちて転落死するモンスターが多数存在するのだ。
 つまり、朝一で崖に行けば、夜の間に転落死したモンスーの死体があるのはほぼ間違いなく、何のリスクもなしに素材や魔石、討伐証明部位といった物を入手出来るのだ。
 当然のように、それを求めて冒険者が……場合によっては冒険者ではなくても、崖に急ぐというのはレイにも容易に想像出来る。

(リスクが皆無って訳じゃないんだけどな)

 崖から落ちて地面に叩き付けれても、運が良ければそのモンスターは死なずに済む。
 そうなれば、迂闊に近寄っていった者は不意打ちを受ける形になり、大きな被害を受けるだろう。
 ましてや、モンスターによっては地面に上手く着地して、怪我一つないまま周囲に潜んでいる可能性もあるのだ。
 他の者達に負けないようにと、それだけを考え、少しでも早くモンスターを確保しようと考えたような場合、それは致命的な隙となるだろう。
 もっとも、冒険者はあくまでも自己責任だ。
 そうである以上、モンスターに不意打ちされても自分で対処するのは当然のことだった。

「じゃ、セト。とにかく行くか」
「グルゥ!」

 レイの言葉にセトが鳴き声を上げ、ゴルツに向かって飛んでいく。
 セト籠の効果により、セトの姿を地上から確認するのは難しい。
 その為、セトが近づいていてもそのことに気が付くような者はいなかった。
 もっとも、もしセトが空を飛んでいても、この辺りでは空を見張るといったことをする者はあまりいない。
 この辺りでは空を飛ぶモンスターが姿を現すことも殆どなく、竜騎士の類もこの辺りにはいない。
 そんな訳で、セト籠が地面に下ろされた時の音が周囲に響いた時、数少ない通行人達は何が起きたのかと驚愕の表情で周囲を見回し、そこでようやくセト籠の存在に気が付く。
 そして次の瞬間、セト籠を下ろしたセトが着地する。

「なぁっ!?」

 セトのすぐ側にいた商人が、驚きの声を上げながら呆然とする。
 当然だろう。気が付けば、いきなりそこにセト籠が存在し、セトが……ランクAモンスターのグリフォンがいたのだから。
 それでも逃げ出さなかったのは、セトがその背にレイを乗せていたからだろう。
 そうしてセトから降りたレイは、セト籠からエレーナ達が降りてくるのを横目に、唖然とした様子で自分を見ている四十代程の商人の男に話し掛ける。

「ちょっと聞くけど、あの街はゴルツで間違いないか?」
「……あ? あ、ああ。ゴルツだが……あんたは一体……」

 誰なのか。そう聞きたいのだろうが、驚きでしっかり頭が働いていないのか、言葉には出来ない。
 もししっかりと頭が働いていれば、目の前にいるのが深紅の異名を持つレイだということを思い出せたかもしれないが。
 そしてレイが商人の男と話している間に、近くを通りかかった者達が様子を見に近づいてくる。
 レイとセトが暴れるようなことがあれば即座にそのような者達も逃げ出していただろう。
 だが、こうして話をしている光景を見れば、レイもセトも危ない相手ではないというのがはっきりしている。
 そうなれば、レイやセト、それにセト籠やそこから降りてきた者達に対して興味を抱くのは当然で……同時に、ゴルツからも何人かの警備兵が近づいてきているのがレイには見えた。
 離れた場所で様子を見ている者達が、突然現れたグリフォンに……そして三人の極上の美女に視線を奪われてい間に、警備兵がレイ達の側までやってくる。

「お前達は……誰だ?」

 本来なら怪しい相手を威圧する意味でも、強い口調で尋ねてもおかしくはない。
 だが、今回に限っては相手が悪いとしか言いようがなかった。
 セトにエレーナ達と、どこからどう見ても絶対に訳ありな存在なのは明らかだったのだから。
 ……その為、どこか相手を窺うような尋ね方になったのだろう。

「俺はレイ。冒険者だ。ここにダンジョンがあるって話を聞いたんでな」

 そう言われ、ギルドカードを見せられればば、警備兵もレイ達が何をしにやって来たのかを理解する。
 そこに表記されているランクを見てレイの姿を改めて確認するが、やがて好奇心に負け、口を開く。

「やっぱりあれはダンジョンなのか?」

 自分をレイだと……深紅の異名を持つ冒険者だと理解しているのかは、レイにも分からなかったが、ダンジョンの方について聞いてきたことには少し驚きながら、頷きを返す。

「ああ。俺が集めた情報では、多分間違いないと思う。勿論、確信がある訳じゃないから、実際に中に入ってみないと何とも言えないが」
「……そうか」

 短いやり取りではあったが、それを聞いていた者達……特に最初にレイに話し掛けられた商人は、目を大きく見開いて驚きを露わにする。
 崖にあるのが、薄々ダンジョンであるというのは理解していた。
 それでも誰かがしっかりと確かめた訳ではない以上、もしかしたらモンスターの巣穴か何かではないのかという思いもあったのだろう。
 勿論、レイの言葉に驚いたのは、その商人だけではない。
 周囲でレイと警備兵のやり取りを聞いていた者達も、その言葉に驚いていた。
 もっとも、周囲の者達を見たレイは、その驚きの中にも喜びと悲しみという二種類の驚きがあることを理解し、少し疑問を抱くが。

「それで、ゴルツの中に入ってもいいのか? ギルドで情報を集めたり、宿を決めたりしたいんだけど」
「あ、ああ。そうだな。レイみたいな冒険者がいるのなら、こっちとしては歓迎だ。けど……」

 言いにくそうに、警備兵がセトに視線を向ける。
 ……そこでは、いつの間にか移動していたレリューが、セトを撫でているという光景が広がっていた。

「セトがどうした?」
「従魔を止められる宿は、ゴルツには一つしかない。その宿はゴルツの中でも高級な宿になるが……その、構わないのか?」

 警備兵の言葉に、レイは即座に問題ないと答える。
 セトのような従魔を受け入れる施設がある宿がそう多くないのは当然のように理解しているし、そのような施設を有している宿は、当然のようにそれだけ施設投資が可能である宿ということになる。
 それこそ、ゴルツにやってくる規模の大きな商隊や傭兵団、場合によっては貴族のような者達が泊まってもおかしくないような宿であり、そのような宿ともなれば当然のように宿泊料金は高くなってしまう。
 それでも問題はないかという警備兵に、レイは問題ないと頷いたのだ。

「そうか。なら、さっさと手続きをしてしまおう。このままここにいれば、延々と人が集まってくるだろうしな」

 警備兵の言葉に、レイは……そして他の面々も、自分達の周囲に集まっている者達を見る。
 そこに集まっている人数は、間違いなく先程よりも増えていた。 
 昼近くと、街道を通る者の数は朝や夕方に比べれば決して多くはない。
 だがそれでも、ゴルツはこの周辺で一番栄えている街というだけあって、それなりに人数が昼間でもゴルツに向かっているのだ。
 人の注目を集めるのには慣れているレイ達だったが、慣れているからといって不満を覚えない訳ではない。
 このままここで見世物になるのは面白くないと、セト籠をミスティリングに収納すると、すぐにゴルツに向かう。
 ……セト籠を収納した件で驚いている者も多かったのだが、レイにしてみればそれは既に慣れた反応だった。
 そうしてセトや自分以上に周囲の注目を浴びていたエレーナ達、そしてレリューに愛でられていたセトと共に、レイは少し離れた場所に見えるゴルツに向かう。

(レリューの奴、もうセトを可愛がるのを隠さなくなったな)

 視線の端で、セトの隣を嬉しそうな笑みを浮かべつつ歩くレリューを見ながら、レイは思う。
 最初はセトを可愛がるのを隠すようにしていた。
 それは、レイが盗賊のアジトに向かった時のことを考えれば明らかだろう。
 だが、それからある程度レイ達と行動を共にするようになったレリューは、今ではセトに対する愛情を隠しもしていない。

(今のレリューを見て、疾風の異名を持つ男だと理解出来る奴は、一体どれくらいいるんだろうな)

 セトを撫でているレリューを見ながらもレイ達は進み続け、やがてゴルツに到着する。
 既にギルドカードの類を見せていたので、ゴルツに入る手続きそのものはそれ程時間が掛からずに終わった。
 手続きをした警備兵から、目的の宿の場所を聞き、レイ達はその宿に向かう。
 幸いにも、その宿は正門からそれ程離れていない場所にあった。
 この手の高級な宿というのは、すぐに出入り出来るように正門の側にあるか、もしくは金持ちが使うような店の通りにあることが多い。
 勿論、本当に貴族――それも爵位の高い――が使うような宿であれば、後者の方が圧倒的に多い。
 今回レイ達が泊まることにした宿は、そういう意味では高級な宿に分類される宿であっても、本当の意味で高級な宿という訳ではなかったのだろう。
 ゴルツの大通りを歩くレイ達だったが、当然のように住人達かららは好奇や感嘆、嫉妬、畏怖といったように、様々な視線を向けられる。
 そんな視線を向けられつつも、大通りを歩き続け……

「あ、あそこじゃない?」

 近くにあった屋台で売っているパンを物欲しげに見ていたビューネの手を引っ張りながら、ヴィヘラが言う。
 そんなヴィヘラの視線を追ったレイは、視線の先に大きな建物があり、看板に緑の沢水亭と書かれているのを見て、頷く。

「どうやら、到着したみたいだな」
「ふーん……緑の沢水亭、ね。随分と宿の規模に合わない名前のように思えるけど」

 マリーナの言葉に、レイを含めて他の者もなるほど、と同意する。
 沢水と言われて思い浮かぶのは、山の中にある小さな……それこそ川と呼べない程度の水の流れを想像するだろう。
 実際には違うのかもしれないが、少なくてもレイの中にあるイメージとしてはそうだ。
 それに同意したということは、恐らく他の者達も似たようなものなのだろうというのは、容易に予想出来る。
 そんな沢水という名前をした宿が、かなりの大きさなのだ。
 そのことに違和感を抱くのは、そうおかしな話ではない。

「ま、宿の名前がどうでも、構わないだろ。快適にすごすことが出来れば、それでいいんだから。俺が知ってる限りだと、ゴブリンの内臓亭なんて名前の宿もあったぞ?」

 レリューの口から出たその名前に、皆が……それどころか、偶然近くを通りかかった通行人までもが、嫌そうに顔を顰める。
 不味い肉の典型的な存在たるゴブリン。その内臓の名前を有するとなれば、当然のようにそれはとてもではないが遠慮したい名前だった。
 責める視線を向けられたレリューだったが、本人は特に気にした様子もなく宿の中に入っていく。
 そんなレリューの後ろ姿を呆れの籠もった視線で見ながら、レイ達もまた宿の中に入っていくのだった。
 取りあえずセトが厩舎に入れるかどうか、しっかりと聞こうと思いながら。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全537部分)
  • 29789 user
  • 最終掲載日:2018/02/03 23:34
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 27522 user
  • 最終掲載日:2018/04/05 02:45
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 35198 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1444部分)
  • 31233 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全201部分)
  • 30894 user
  • 最終掲載日:2018/04/10 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全180部分)
  • 29933 user
  • 最終掲載日:2018/03/17 16:22
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全526部分)
  • 28347 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 18:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全223部分)
  • 26703 user
  • 最終掲載日:2018/03/30 19:25
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、完結まで毎月第四土曜日の更新とさせていただきます。 ※2016年2月27日、本編完結しました。  ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全230部分)
  • 27570 user
  • 最終掲載日:2018/03/24 07:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全412部分)
  • 37434 user
  • 最終掲載日:2018/04/10 00:56
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全119部分)
  • 27160 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 18:15
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全129部分)
  • 33919 user
  • 最終掲載日:2018/04/02 22:06
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 37150 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全363部分)
  • 28790 user
  • 最終掲載日:2018/01/07 20:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全281部分)
  • 26108 user
  • 最終掲載日:2018/04/13 00:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全139部分)
  • 26202 user
  • 最終掲載日:2018/03/21 20:03
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全245部分)
  • 25753 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 18:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版13巻+EX巻、コミカライズ版6巻発売中! 現在アニメ版が放送中です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願いします!】】】 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全574部分)
  • 43299 user
  • 最終掲載日:2018/04/15 18:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 32923 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1854部分)
  • 30784 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 12:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全450部分)
  • 25688 user
  • 最終掲載日:2018/04/15 01:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全466部分)
  • 27130 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 10:51
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全824部分)
  • 32865 user
  • 最終掲載日:2017/12/24 00:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全874部分)
  • 26302 user
  • 最終掲載日:2018/04/10 10:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで、漫画版連載中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部分)
  • 27078 user
  • 最終掲載日:2018/04/09 21:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全313部分)
  • 41515 user
  • 最終掲載日:2018/04/14 18:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全401部分)
  • 34722 user
  • 最終掲載日:2018/04/16 12:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全221部分)
  • 30680 user
  • 最終掲載日:2017/11/30 20:07