cc_12今回はカナディアンウイスキーから、カナディアンクラブ クラシック12年を飲んでみます。

カナディアンクラブのレギュラーボトルでは熟成に6年をかけますが、このクラシック12年では倍の12年の熟成を行っているそうです。

まずはストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は茶褐色。香りはナシ、バニラが感じ取れます。

口に含むと、アルコールの刺激の後にナシの香りが一気に広がり、後からバニラやハチミツの甘い香りが追いかけてきます。
味わいは、アルコールからの辛さが強いものの、奥から酸味が得られます。

ロックにすると、ライムの爽やかな香りが広がり、後から樽からのウッディな香りが続きます。
味わいも柑橘系の苦みが強めで、酸味が続く印象です。

最後にハイボールにすると、ナシ、バニラ、ウッディが混在した香りが広がります。
味わいはビターがメインで、特に酸味や甘みはありません。

レギュラーが比較的バニラの香りがメインでクリーミーな印象なのに対して、クラシック12年ではフルーティさがあり、味わいも苦み、酸味がしっかりとした印象になります。
ハイボールでも香りが完全に消える事なく、骨太に感じられるでしょう。

レギュラーが気に入っている人が12年を飲むと、面食らってしまうかもしれません。
一方でバーボンが好きな方には十分の飲み応えのあるボトルに感じられるでしょう。

750mL、アルコール度数40度、価格は2000円ほどです。
コストパフォーマンスを考えても悪くはないと思います。

<個人的評価>

  • 香り C: ストレートではアルコールの刺激が強い。加水でライム、ナシ、バニラ、樽香。
  • 味わい C: ストレートではアルコールの絡みが目立つ。加水でビターが主体。後から酸味。
  • 総評 C: バーボンに近づいた印象。クリーミーな印象はない。