NHKで放送中の連続テレビ小説『わろてんか』(月~土 前8:00 総合ほか)のヒロイン・てんを演じる女優の葵わかなと、4月2日スタートの連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン・鈴愛(すずめ)を演じる女優の永野芽郁。先日、バトンタッチセレモニーに出席した2人の対談が実現。約10ヶ月という長期に及ぶ撮影をやり遂げた葵のことばは、撮影の真っただ中にいる永野にとって説得力のあるものばかりだったのでは? こぼれ落ちた朝ドラのヒロインの本音とは?
■「いろんな人間関係が築けたのが一番よかった」(葵わかな)
――作品で共演したことはないそうですが。
【葵わかな】初めて会ったのはお互い小学生の時?
【永野芽郁】一緒にオーディションを受けたことを覚えている。NHKだった。2人ともダメだったんですけど、その帰り道にラーメンを食べました。それからオーディション会場などで会うと「ワ~ッ」って声をかけあうようになって。
【葵わかな】よく覚えているね(笑)。連絡先を交換したのは去年。芽郁ちゃんが次の朝ドラのヒロインに決まった時も連絡くれたよね。『わろてんか』がクランクアップした時も。
【永野芽郁】(『わろてんか』の撮影は)楽しかった?
【葵わかな】すごく楽しかった。大変なこともあったけど、今、思えば全部楽しかったと思える。芽郁ちゃんも最終的にそう思える日々だったらいいなと思います。たぶん芽郁ちゃんだったら大丈夫だと思うけど(笑)。朝ドラを楽しい思い出にしてほしいな。
――朝ドラをやってよかったと思うことは?
【葵わかな】作品や人によって違うと思うけど、『わろてんか』の現場は、一つのものに向かって皆で協力しあって、良いものを作っていこうという感じが常にあって、青春って感じだった。私だけがそう感じていたのかもしれないけど(笑)。大阪局の制作ということもあって、東京から泊まりで参加している出演者が多かったから、皆でご飯もよく食べに行ってたし、10ヶ月一緒に戦った同志のような感じになって、そこでいろんな人間関係が築けたのが一番よかったな、と思う。
【永野芽郁】東京はそれぞれ自宅に帰っていくので、大阪とは違うかもしれないけど、10ヶ月もご一緒する機会はなかなかないと思うので、大事にしよう。あと半年くらい。もうちょっとで終わりそう(笑)。
■「周りの人たちに引っ張っていただいてなんとかやっています」(永野芽郁)
――朝ドラのヒロインを演じる上で心がけていたことは?
【葵わかな】自分が一人の人物を10ヶ月演じるにあたって、自分の考えはちゃんと持っていようと思いました。かっこいい言い方をしましたけど(笑)、てんというキャラクターが好きだったので、てんちゃんがどういう人か、考えて、ブレないように心がけていました。演者がどう思うかを尊重してくれる現場でしたし、私からどちらの芝居がいいと思いますか?と相談することもありましたし、そういう意味でも一緒に皆で作っていった印象がありますね。最後の方は自分の年齢を忘れてしまうくらい役に没頭して、失敗もたくさんしましたけど、いろんな経験ができたのは確か。少しは成長できたかな?って思います。
――ヒロインの半生を演じる上で、年齢の経過を表現する難しさは?
【永野芽郁】自分が過ごしてきていない時間を演じるのは、全部想像になってしまうので、難しいことではあるのですが、共演者に人生の先輩方がたくさんいらっしゃるので、20歳の時どうでしたか? 30歳はどうなんですか? 子ども産むってどうなんですか?と聞きながら、周りの人たちに引っ張っていただいてなんとかやっています。正解はわからないけど。
【葵わかな】私の場合は、衣装さんやメイクさんが着物や髪型で外見を変えてくださって。てんが社長になってからは、周りの出演者の言葉遣いや態度が変わっていったので、それにも助けていただきました。
【永野芽郁】特に若い頃のてんちゃんの着物、かわいかったですよね。朝からニヤニヤしちゃうなって思っていました。
【葵わかな】明治時代の後期からはじまって最初から最後までずっと着物だったので、さすがに慣れました。24時間、着物を着て過ごしても全然平気なくらいの体になりました(笑)。
【永野芽郁】すごい! 着物で1時間、もたない(笑)。
【葵わかな】1時間? 短っ(笑)。『半分、青い。』の時代の服もかわいいなって思う。芽郁ちゃんに似合うと思う。
■「思っていた以上に自分に無理をさせていた」(葵わかな)
【葵わかな】私からも聞いていい? 息抜きはどうしているの?
【永野芽郁】現場では、お菓子を食べる、とか…。
【葵わかな】わかる、食べちゃうよね。
【永野芽郁】あと、寝る。
【葵わかな】同じ! いかに昼休憩で寝られるか。
【永野芽郁】結局、そうなっちゃうよね。
【葵わかな】良く食べて、よく寝る、大事だと思う。私は和菓子が好きなので、大阪は和菓子のおいしいお店が多くて、羊羹とか、和菓子の差し入れがすごくうれしかった。お料理指導の先生の料理もすごくおいしくて、余ったおむすびとか、結構、食べていたな。
【永野芽郁】自分が差し入れたカップラーメンがすごくうれしかった。昨日の夜も食べたよ。今度、わかなちゃんにも渡すね。
【葵わかな】カップラーメンって、普通に売っているもの?
【永野芽郁】そ、誰でも買えるものなんだけど、渡すね(笑)。皆さんが差し入れてくださったものも必ず食べます。体重を気にして遠慮していたら、ストレスがたまると思うので、気にせず食べています。
【葵わかな】朝ドラやっていると痩せるから、食べた方がいいと思うよ。
【永野芽郁】えー! 維持している、むしろ増えているかも(笑)。
【葵わかな】終わった今、思うのは、撮影中、自分で思っていた以上に自分に無理をさせていたんだな、ってこと。体力的にも、精神的にも。だから、日々、自分のことをちゃんとほめたほうがいい。私、頑張っている、えらいぞって。
【永野芽郁】自分のこと超ほめてる! 今日の自分えらいわ、頑張ったわ、って思いながらお風呂に入っています(笑)
【葵わかな】いいね。それなら大丈夫、きっと楽しく終われるよ!
■「いろんな人間関係が築けたのが一番よかった」(葵わかな)
――作品で共演したことはないそうですが。
【葵わかな】初めて会ったのはお互い小学生の時?
【永野芽郁】一緒にオーディションを受けたことを覚えている。NHKだった。2人ともダメだったんですけど、その帰り道にラーメンを食べました。それからオーディション会場などで会うと「ワ~ッ」って声をかけあうようになって。
【葵わかな】よく覚えているね(笑)。連絡先を交換したのは去年。芽郁ちゃんが次の朝ドラのヒロインに決まった時も連絡くれたよね。『わろてんか』がクランクアップした時も。
【永野芽郁】(『わろてんか』の撮影は)楽しかった?
【葵わかな】すごく楽しかった。大変なこともあったけど、今、思えば全部楽しかったと思える。芽郁ちゃんも最終的にそう思える日々だったらいいなと思います。たぶん芽郁ちゃんだったら大丈夫だと思うけど(笑)。朝ドラを楽しい思い出にしてほしいな。
――朝ドラをやってよかったと思うことは?
【葵わかな】作品や人によって違うと思うけど、『わろてんか』の現場は、一つのものに向かって皆で協力しあって、良いものを作っていこうという感じが常にあって、青春って感じだった。私だけがそう感じていたのかもしれないけど(笑)。大阪局の制作ということもあって、東京から泊まりで参加している出演者が多かったから、皆でご飯もよく食べに行ってたし、10ヶ月一緒に戦った同志のような感じになって、そこでいろんな人間関係が築けたのが一番よかったな、と思う。
【永野芽郁】東京はそれぞれ自宅に帰っていくので、大阪とは違うかもしれないけど、10ヶ月もご一緒する機会はなかなかないと思うので、大事にしよう。あと半年くらい。もうちょっとで終わりそう(笑)。
■「周りの人たちに引っ張っていただいてなんとかやっています」(永野芽郁)
――朝ドラのヒロインを演じる上で心がけていたことは?
【葵わかな】自分が一人の人物を10ヶ月演じるにあたって、自分の考えはちゃんと持っていようと思いました。かっこいい言い方をしましたけど(笑)、てんというキャラクターが好きだったので、てんちゃんがどういう人か、考えて、ブレないように心がけていました。演者がどう思うかを尊重してくれる現場でしたし、私からどちらの芝居がいいと思いますか?と相談することもありましたし、そういう意味でも一緒に皆で作っていった印象がありますね。最後の方は自分の年齢を忘れてしまうくらい役に没頭して、失敗もたくさんしましたけど、いろんな経験ができたのは確か。少しは成長できたかな?って思います。
――ヒロインの半生を演じる上で、年齢の経過を表現する難しさは?
【永野芽郁】自分が過ごしてきていない時間を演じるのは、全部想像になってしまうので、難しいことではあるのですが、共演者に人生の先輩方がたくさんいらっしゃるので、20歳の時どうでしたか? 30歳はどうなんですか? 子ども産むってどうなんですか?と聞きながら、周りの人たちに引っ張っていただいてなんとかやっています。正解はわからないけど。
【葵わかな】私の場合は、衣装さんやメイクさんが着物や髪型で外見を変えてくださって。てんが社長になってからは、周りの出演者の言葉遣いや態度が変わっていったので、それにも助けていただきました。
【永野芽郁】特に若い頃のてんちゃんの着物、かわいかったですよね。朝からニヤニヤしちゃうなって思っていました。
【葵わかな】明治時代の後期からはじまって最初から最後までずっと着物だったので、さすがに慣れました。24時間、着物を着て過ごしても全然平気なくらいの体になりました(笑)。
【永野芽郁】すごい! 着物で1時間、もたない(笑)。
【葵わかな】1時間? 短っ(笑)。『半分、青い。』の時代の服もかわいいなって思う。芽郁ちゃんに似合うと思う。
■「思っていた以上に自分に無理をさせていた」(葵わかな)
【葵わかな】私からも聞いていい? 息抜きはどうしているの?
【永野芽郁】現場では、お菓子を食べる、とか…。
【葵わかな】わかる、食べちゃうよね。
【永野芽郁】あと、寝る。
【葵わかな】同じ! いかに昼休憩で寝られるか。
【永野芽郁】結局、そうなっちゃうよね。
【葵わかな】良く食べて、よく寝る、大事だと思う。私は和菓子が好きなので、大阪は和菓子のおいしいお店が多くて、羊羹とか、和菓子の差し入れがすごくうれしかった。お料理指導の先生の料理もすごくおいしくて、余ったおむすびとか、結構、食べていたな。
【永野芽郁】自分が差し入れたカップラーメンがすごくうれしかった。昨日の夜も食べたよ。今度、わかなちゃんにも渡すね。
【葵わかな】カップラーメンって、普通に売っているもの?
【永野芽郁】そ、誰でも買えるものなんだけど、渡すね(笑)。皆さんが差し入れてくださったものも必ず食べます。体重を気にして遠慮していたら、ストレスがたまると思うので、気にせず食べています。
【葵わかな】朝ドラやっていると痩せるから、食べた方がいいと思うよ。
【永野芽郁】えー! 維持している、むしろ増えているかも(笑)。
【葵わかな】終わった今、思うのは、撮影中、自分で思っていた以上に自分に無理をさせていたんだな、ってこと。体力的にも、精神的にも。だから、日々、自分のことをちゃんとほめたほうがいい。私、頑張っている、えらいぞって。
【永野芽郁】自分のこと超ほめてる! 今日の自分えらいわ、頑張ったわ、って思いながらお風呂に入っています(笑)
【葵わかな】いいね。それなら大丈夫、きっと楽しく終われるよ!