ソニーは4月16日、電子ペーパーにA5サイズの「DPT-CP1」を追加した。すでに発売しているA4サイズの基本機能を継承しつつ、ダウンサイジングすることで携帯性を追求した。発売は6月上旬。想定税別価格が7万円前後になる。
ソニーでは、2013年に初号機となる「DPT-S1」(ソニーストア価格:9万9800円)を発売。2017年に第2世代機となるA4サイズの「DPT-RP1」(同:7万9800円)をラインアップしている。
DPT-RP1は、紙の資料から置き換えしやすいA4サイズ相当を実現したほか、紙のように読み書きができる機能を備え、大学や病院、研究者などを中心に使われているとのこと。PCやタブレットでもPDFの閲覧や書き込みはできるが、「目が疲れる」「紙のように自由に書き込めない」などの理由から、電子ペーパーへのニーズが高まっているという。
DPT-CP1は、軽い、薄い、書き込みやすいなど、DPT-RP1の基本機能をそのまま受け継ぎ開発された新モデル。サイズを高さ243.5mm×幅174.2mm×奥行き5.9mmで、重量約240gを実現。A4サイズでは358gだった重量を118g減らし、軽量化に努めた。
10.3型のディスプレイは、1404×1872ピクセル、220 dpiの高解像度で、E-inkの電子ペーパー「Carta」を使用。精細な表示を実現することで、A5サイズでも画面サイズを感じさせず、読みやすいディスプレイを実現したという。
専用アプリ「Digital Paper App for mobile」を同時リリースし、インストールしたスマートフォンと一緒に持ち運ぶことで、PDFファイルの出し入れを簡略化。スマートフォン連携を強化することで、電子ペーパーで作成したファイルを共有したり、PCがなくてもサーバの資料やメールに添付された資料の転送ができるようになる。なお、アプリはDPT-RP1でも使用することが可能。スマホのみの対応となり、タブレット端末には対応していない。
ソニーでは、コンパクトなA5サイズを発売することで、プロユースを中心にユーザーを獲得している電子ペーパー市場で、顧客層を拡大することが狙い。スマホとのモバイル連携により、シームレスな仕事の環境を提供していきたいとしている。
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