Kyoko Shimbun 2018.04.16 News

銚子沖に海底醤油田 埋蔵量数百年分か これは嘘ニュースです

醤油の埋蔵が確認された地点
 刺身や目玉焼きに欠かせない醤油が、千葉県銚子市近海の海底にあることが、千葉電波大学などのチームの調査でわかった。埋蔵量は世界需要の数百年分に相当するとみられ、採掘技術の開発が進めば、枯渇が懸念されていた醤油問題に光明が差しそうだ。

 醤油の埋蔵が確認されたのは、房総半島の最東端にある千葉県銚子市の銚子港沖から東に約80キロ、深さ約2200メートルの地点。チームが2017年9月、探査船「うみうし」を使って海底58か所から試料を採取して調べたところ、醤油があることが確認された。埋蔵量は最大で60億バレル程度と推計。世界の年間醤油消費量の約500年分に相当する。

 海底の醤油を採掘するには採算面で課題が残るが、千葉電波大では貯留層からゴミとなる原油を遠心分離して醤油のみを取り出す技術と、採掘した醤油を蒸留して、濃口、薄口、溜りなどへと精製する設備を組み合わせた統合型醤油プラットフォームの開発を進めている。

 醤油の生産については、枯渇を懸念する産油国組織「醤油輸出国機構(SHOPEC)」が協調減産を続けているため、価格上昇が続いているが、実用化にめどが立てば、可採年数が残り30年とも言われる枯渇問題の解決に向けて、大きな一歩となりそうだ。

 醤油の枯渇問題に詳しい京都大学鉱産学部の坂本義太夫教授(エコロジー論)は「資源に乏しい日本にとって今回の発見は朗報だが、さらに長期的視点に立って、醤油依存から脱却することを視野に入れることも必要。代替調味料として、大豆や小麦を原料にしたバイオ醤油の開発を進めていくべきだ」と話す。

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