私が警察官をクビになったのは、
今から10年以上前の話です。
最近このブログを書いていると、
「やっと警察に復讐できるな?」
と・・・最近そんな風に誰かに囁かれている気がするのです。
頸椎を曲げ、カラダがまともに動かなくなった私は
これまでの事を全て「水に流して」
残りの人生を穏やかに暮らすつもりでおりました。
しかし、
最近どうしても「警察官時代の事」が頭から離れないのです。
そしてこう思ってしまうのです。
「本当にこのまま何もしないでいいのか?」と
警察官時代のパワハラ
私は18歳で警察官になり、
半年でクビになるまでの間に酷いパワハラを受けて、
それから約10年間「うつ症状」に悩まされ続けてきました。
警察時代に上司が私を辞めさせるために、
毎晩毎晩、私を呼び出してこんな事を言いました。
「お前は何をやってもダメなやつだ」
「今すぐやめろ!」
なーんて。
毎晩毎晩・・・呼び出され、
さまざまな人格否定のような事を言われ続けた結果・・・
私は精神を病んでしまいました。
🔻警察官をクビになった話しはこの記事にザックリまとめてあります。
暗いし面白くないので、読まなくても大丈夫です。
しかし本当に最悪だったのは
「警察官を辞めてから」の10年間でした。
私は一般企業に勤め始めたのですが・・・・
警察時代の事を思い出すと、
急に声が出なくなったり。
次の日に大事な仕事があるのに
眠れなくなったり・・・・。
路上で突然吐いてしまったり。
仕事中に目眩がして倒れてしまったり。
これで何度か事故を起こしそうになりました。笑
突然記憶が飛んでしまい、
自分が今何をしているのかわからなくなったり・・・・・。
そんな日々が十年・・・
十年はあまりにも長かった。
もう言葉では言い表せないほど・・・過酷な日々でした。
そんな有様だから、
周りからも「オカシイ奴」と距離をとられるし、
(これは死んだほうがマシだな)と何度思った事か・・・。
では・・いまの私にどんな正当な復讐が出来るでしょうか?
私の手持ちのカードを見て下さい。
「警察官」で検索すると、
私のブログが上位表示されます。
いまは検索すると一番上に表示されるようですね。
(また変動するとは思いますが)
「警察官」という単語は、
月に数万人が検索して閲覧するそうです。
つまり・・警察官に関心がある全ての人が、
私のこのブログを目にし続けるという事です。
ずっと・・・・。
となると、このブログが警察組織へ与える影響力は・・・・
小さく無いとは思いませんか?
これは「何か」できそうですよね?
そもそも、
このブログはいま、大勢の方の関心を集められています。
(先月、3月のアクセス数は86万Pvでした)
そして複数の出版社から書籍化の提案がきており、
人気TV番組からの出演依頼もきています。
その他メディアからのインタビューの依頼も・・・・。
この突然配られた
強いカードを見ていると、
まるで神様が復讐の機会を与えてくれたようにも思えてきます。
いや・・・復讐だけじゃない「警察の不正を叩き続けろ」
「それがオマエの使命」だと・・・
そう言われているようにも思えました。
復讐はいけない事でしょうか?
ドラマや映画で、
よくこんなセリフを耳にします。
「復讐なんて虚しいだけだ」
本当にそうでしょうか?
それはただ「倫理的に復讐はよくないから」という理由から、
復讐=虚しいという安易な結論に結びつけているだけなのでは?
と疑ってしまいます。
案外キッチリ復讐した方がスッキリして、
その後の人生をよりよく生きられるのではないか?
そんな風に思うことはオカシイ事でしょうか?
・・・・いや・・モチロンわかっています。
「いま」私が復讐!復讐!と言った所で、
警察組織をどうこうする事なんて出来ません。
しかし、警察と私を不当に扱った元上司を
様々なメディアを全力で使い、
公に糾弾することで、
私の心は晴れやかになるかもしれません。
「いま」私が糾弾して警察は揺るがなくても、
私を不当に扱った元上司のキャリアを潰し、
彼の「残りの人生を薄暗いものにする」位の事は
出来るかもしれません・・。
「今は」・・・・「それだけ」ですが。
そして先日、1週間ほど沖縄に滞在したときも、
「警察への復讐方法」をずっと頭の片隅で考えていました。
そしたら・・・
こんなような内容のメールが届きました。
「ブログ読みました。
私は警察官になるのが夢です。
必ず人を思いやれる警察官になります。」
そんな事言われると・・・
歳のせいか泣けてきてしょうがない。
がんばってくれ・・・。
ああ・・でもこういうメールは
実はこれが初めてではありません。
警察官になりたい人、
警察官だった人
そんな人達からたまにメールやコメントが送られてきます。
その殆どが「励ましのメールです。」
心のやさしい人達だ。
ホテルに帰り、
送られてきたメールをジッと見返していると、
自分が何をすれば良いのかわからなくなってきました。
復讐したくなくなってくる。
昔から、こういうのはダメなんだ・・・。
警察官をクビになった直後
スイミングインストラクターのアルバイトで、
子供達と接していた時の事を思い出します。
あの頃は、いつもは酷いうつ状態で、
常に意識も曖昧で、まともに動く事すら困難な状態なのに
子どもたちと接している時だけは、
なぜか意識がハッキリしてくるのです。
なんと言えばよいか・・・・
子どもたちの希望のような感情に当てられると
負のエネルギーが浄化されてしまう・・?
とでも言うのでしょうか?
今また何か希望の光?みたいのに、に当てられてしまった。
あーあ。
で・・・・わからなくなった。
ああ・・神様・・・・違うんですか?
「復讐に生きろ」という事じゃないんですか?
復讐して、警察を糾弾して、「警察を正せ」と・・・・。
「そういう流れ」じゃないんですか?
うーん、
でもどうやら・・・そういう気持ちになってしまうのなら、
私のやるべき事じゃないらしい。
そういう事なんだと思う。
たぶんね。
準備万端だったのに・・・。
どうするんだこのカード?
ああ・・・・そうそう、
違った、そんな話がしたいんじゃなかった・・・。
そう・・・だから、
いま話さなきゃいけない事があるんです。
ちなみに、この記事は
「警察官をクビになった話」の最後に置かせてもらいます。
いつまでかは・・・わからないのですが、
きっと「警察官」で検索してきた「警察官志望」の人達が
このブログとその記事を読むことになると思うからです。
だから、
私から警察官を志望する人達に
ここで一言言わなければいけないのです。
警察官志望の人へ
まず謝りたい。
やる気をそぐような話をして申し訳なかった。
ただ・・・・私の警察官をクビになった話等を聞いて
「警察官になるのやめようかな」と思ってしまう程度であれば、
それこそ警察官になるのは辞めたほうが良いでしょう。
なぜならいま警察組織は
とんでもない「魔窟」になっているからです。
※画像はイメージだよ。
私がそう思う理由は、連日の警察官の不祥事のニュースや、
インターネットで少し調べれば、わかって頂けると思います。
ちなみに去年は警察官の拳銃自殺が多発しましたね。
これはもう「普通じゃない」生半可な覚悟では、
犯罪者にではなく、警察組織に殺される可能性すらあるのでしょう。
しかし!
それでも、
志を持って「警察官になりたい!」と思うのであれば、
甚だ無責任ではありますが、君にただ期待をさせて欲しい。
見たいんだ。
今の魔窟と化した警察を変えてくれる、
アニメや映画のヒーローみたいな警察官を。
ただ期待させてもらう代わりに
私の復讐心や、辛かった記憶はもう胸にしまわせてもらう。
私と警察の話はこれでもう終わりだ。
いま希望に溢れている君が、君たちが心底羨ましいよ。
あとそうだな・・・私から言えるのは・・・
「こんな人間になるなよ!」って事くらいですかね。
他に偉そうに言えるような話は・・・特に無いかな。
じゃあ・・・・短いけど話せて良かったよ。
私も復讐をやめて、
次に「やらなきゃいけない事」を
探さなきゃいけないので忙しいんだ。
じゃあね・・・バイバイ!