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NGINX Unitが正式リリース。PHP、Go、Pythonなどに対応した軽量アプリケーションサーバ

2018年4月16日


オープンソースで開発されている軽量なアプリケーションサーバ「NGINX Unit」の正式版がリリースされました(「Announcing NGINX Unit 1.0 | NGINX」)。

NGINX Unitは、軽量なWebサーバとして知られるNGINXの開発者であるIgor Sysoevが設計し、NGNIXのソフトウェア開発チームが実装を担当したもの。昨年の9月にパブリックプレビュー版が登場しており、今回それがバージョン1.0に到達しました。

参考: 日本Nginxユーザ会が発足。開発者Igor Sysoev氏が語る、Nginxが生まれ、商用化された理由 - Publickey

NGINX Unit

NGINX Unitの主な特長は、動的制御が可能なためコンフィグレーションやアプリケーションの入れ替え、バージョンアップなどを再起動することなくシームレスに行える点、1つのサーバに複数の言語の実行系や同一言語の複数バージョンの実行系を搭載できること、などが挙げられます。

今後HTTP/2サポートやNode.js、Javaサポートも

動的構成では、RESTful API経由でダウンタイムなしでNGINX Unitを制御できるようになっています。

NGINX Unitは現時点でGo、Perl、PHP、Python、Rubyに対応。1つのサーバ上に複数の言語の実行系や同一言語で異なるバージョンの実行系を搭載し、複数のアプリケーションを同時に実行することができます。

複数のNGINX Unitを連係させサービスメッシュとして構成可能です。

今後のNGINX Unitでは、SSL/TLSとHTTP/2のサポート、実行系としてNode.jsのサポートとTomcat互換のJavaサポートなどが予定されています。

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カテゴリ RDB / NoSQL / ミドルウェア
タグ  Nginx


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